2002.3月  中空ロッドへ魂を込めに・・・の巻き

今回は、今年初戦もさることながら、各自自作バンブーロッドの振り試験も兼ねての釣行だ。
僕は、ビルダー琢己作の「天上大風」6ft6インチ #4を今回は担当。
さて、味はいかがか??

 

解禁初戦は、ここ数年  車で2時間の 「H川」がお決まり。しかし、今回は3名ということで数本の川を探索がてら 入ってみることに・・・・

マズは「F川」・・・にて準備開始。
 「イマ、千曲の帰り」と、テリトリーの広さは頭が下がる。(^^ゞ

ここは、入川ポイントに堰堤があり、魚の上下の行き来は出来ない川。(まったく残念)。ボサが多く春も盛期になると、ロッドを振り辛い川になる為、今が「旬」。その為か魚も守られているのだろう。しかし、入渓から30分は、「歩き」を覚悟で登る事。
 川に来れたうれしさに、花を見つけてロッドと共に!

しばらくツメルと小滝があり、上にマケルが無理をせずひき返した。

さて、次は「S川」 入り口付近の図。この先数百メートルのところに堰堤あり(魚道無し) また、だよ!

最初の「F川」よりは遡行が楽。ブッツケの淵あり瀬ありで楽しい川。

  倒木の下に流したフライを追いかけて来た、今日の「元気印くん!」


さてさて、お次は「H川」へ。下流からは、まさにソビエタツ大大堰堤がある。  こんな堰堤ぶち壊せー!!が今回は林道を歩き途中から入渓。
なんと、この日は気温5℃と二日前の気温と15℃もの差があり、まさに花冷えの一日。
厚着をして出陣も途中で、アラレが降り出してさらに状況は悪化。そんな中元気に今日も川遊び。

  今回の中空ロッドのビルダー兼、釣友の「タクちゃん」

いつもの同じ時期よりは、気持ち水量は多め。今回訪れた川の中では、懐の深さは一番のため、まだ残雪もある。
うれしいじゃありませんか。この天気の中でも、ドライで出てきてくれるんですから・・・・・
  体の真中までと、尾の方のパーマークが変形している、妙な?奴。

  尾びれにピンクが入った、美しいパーマークが印象的な一匹。

ジャスト20cmの、まずまずのヤマメ。石の裏の小宇宙の正体は彼。

今回のロッド6ft6インチ4#は、ティップ部も中空構造により、持ち重み感はさらに軽減され、かなり軽い。手に した感じは、「短いなー、ピンピンのロッドかな??」と印象を持つが、実際ラインを乗せるとまったくの別物。
バンブー独特の、なめらかな振りでラインも、しなやかに伸びていく。中・小の山岳渓流で威力発揮といった
そんなロッドであろう。実際、今回は水面上40cmに横たわる倒木の下を上流に向かってキャスト・・・
鋭く伸びていくライン、倒木上流の流れにフライをプレゼンし、追いかけて来たヤマメをゲット出来た。
僕の好みの一本にしたいロッドだ。


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