GWも終わり・・・川は・・・?の巻き

ゴールデンウィーク恒例キャンプも天候に恵まれて無事に終わった。
平野から見える山とは違い、山の裏側にあるキャンプ場は、まだ2週間ほど表側より遅いようだ。
ヨウヤク桜が満開といった感。
そんなGWが終わり10日ほどたった週末の空いた時間に「師匠」と共に川に向かった。
「まあ、近場だし、ゆっくり行きましょう!!」と余裕でいたのが災いし、殿様出勤で川に向か
うとすでに、「満車」状態で、下から進む林道のあちこちに車、車、車、皆、つり竿と思し気
道具が車に見え隠れした。
後ろ髪を引かれつつ諦めて峠を超えて次の川へ、、、道中3〜4台の車(山菜)にあう。
山は大賑わいだ。

川に沿って道路もあり対岸には田んぼ作業が行われていた。・・・にも関わらず濁りは
無く川には誰も居ない。早速支度をして、少し下流へ歩き、叩き上がりを交互に歩いた。

途中、土手脇で一服していた田んぼ作業のおじいさんが声を掛けてきた。
「釣れるかね〜?、まだ水少し多いんでないか〜?」と「ええ少し多いですねー、
魚も出ませんし」などと会話をして挨拶をしてさらに上がる。

護岸された流れだが、ポイントにはイワナが居る。

しばらく行くも、まったく無反応。水温は9℃特定ハッチ無し。
フライ交換で石に座り、フライ交換していて、ふと気づくと
ウエーダーによじ登ってきたストーンのアダルトが数匹。
セスジミドリカワゲラとオナシカワゲラか?

まったく反応の無いオイラは虫観察モードに入る。
ロッドを振る師匠を眺めつつ、石をめくっては虫探し。

左から・・・
タニヒラタカゲロウとその終齢(ウイングバットが黒い)
キタガミトビケラ(ヒモ着きの巣から頭が出ている)
シロタニガワカゲロウ(一番右)

なかなか面白いものだ。虫観察も楽しいな。
中でもキタガミトビケラは貴重らしい。
石にヒモを着けて石作りの巣に入ったまま流れに漂う
なんて、楽しい奴だ。!!
×10倍ルーペは持っていて損は無い。楽しい世界が
垣間見れるぞ!!
小型捕虫ビンと口を少し太く切ったスポイトがあれば
採集して良く観察出きるのだ。
昨年は、ある川に夕方になると娘と出かけて虫採集。
家に帰ってから、分別し刈田さんの本とニラメッコしていた。
こんな子供達との川遊びも楽しいものだ。

虫観察を終えてしばらく行くと流れの緩い葦際にフライを
乗せたら、フライを引っ手繰るように横っ飛びして出た!!

元気良く飛び出した20cmほどのイワナ君。
辺りを見渡すと、ハラヒラヒラとストーンがチラリチラリと舞って
いた。フライは#12のカディス。
デカイが水面に意識の薄い魚達にアピールアピール!!
その後も同じようなサイズのイワナが数匹挨拶に来て、丁度
お昼。
昼飯を食べて、川を覗くと明らかに水量「増」。おまけに濁りも
ある為に移動の準備。
再び、峠を超えて、橋から見える本流は真っ青!!
支流へと逃げて、今回初めての川へと向かった。
途中、林道が川を横切ること2回。

ほんの2マタギ程の流れ。あたりは杉林で薄暗く、渓流釣りを楽しむには????といった雰囲気だ。
林道は平行してあるので川へのアクセスは楽。水量も少なく、「ここ!!」ってポイントに流すが反応まったくナシ。
ようやく10cmほどのイワナが出て、「こんなもん??」となかばあきらめつつ進むと22〜3cmのイワナが出た。
まったく疑う様子も無く、ゆっくりと浮上しゆっくりとフライを口にした。

ポイントには必ず1匹は付いていて、気持ち良く反応してくれた。!!  師匠も僕も気持ち良く過ごせた。
川の規模、回りの雰囲気などロッドを気持ち良く振るというフライの楽しさには少し遠い気もするが、ブッシュやくもの巣を
気にしつつ、ポイントへフライを投げ入れるというチョウチンフライ??釣りもまた楽しいフライ釣行だ。
途中、陽射しが眩しく川を照らす、伐採された杉林の場所に出て見上げると、「タラの木」が沢山!!手の届く所だけ
一握り、晩飯用に頂いた。
突然、足元を何かが走った。!?
ゆっくりしゃがみこんで川底を眺めると・・・

立派なカジカでしたとさ!!  今度また、見えた堰堤上をやってみたいな。