水生昆虫観察も、また楽し!・・・の巻き

5月も末になるのだが、今だに遅くまで雪の残った影響が各河川で響いているようだ。
天気は上々、しかし今日は、家の最後の暖房器具の片付けやらで朝からバタバタで
額に汗、首にタオルで作業を済ませて、娘達と市立図書館へと出掛けた。
僕は、以前に目を付けておいた、刈田さん著の「水棲昆虫小宇宙1,2」を借りた。これで
昨年から3度目の借り入れである(笑)

昼食を済ませ、体を持てあそばせている娘達を連れ出した。
車で40分ほどの川へと走った。昨年もワイワイがやがやと川のバシャバシャ探検隊を
やった訳だが、今年もそろそろ虫の気になる季節という訳で出掛けてみた。

川へ付くと1台のフォレスターが停車していた。窓越しに見える長い筒・・・ロッドケースと
見た。

「お主は良いのーフライ万歳」と心でつぶやき娘達と川原へ降りた。

水量はこの時期にしてはやや多め、雪代やや入った感で冷たい!!
娘達と一緒にマリンシューズで水に浸かるが、冷たくて・・・・「ウエーダーにすりャ良かった」
と思いつつも、子供達と同じ感覚、同じ気持ちで感じ会うのも大切と思い大声で冷たさを
かき消した。

合流点から少し入った堰堤上の流れ、(写真真中)左手からプールからの流れ込みと右手にプールそして早瀬
と続く。
バケツ2ケ、魚採り網(伸縮)と渓流用のタモ網とプラ飼育ケース小とルーペ(3/5倍と10倍)、本を持って降り
立つ。
子供達に下流で網を底に押し付けさせて、僕が上から追い込む・・・バシャバシャ!!
何度も繰り返し、捕獲出来た水棲昆虫は大漁だった。

何度目かのバシャバシャの後に網を除きこんだ娘達が「おえ〜気持ちわるぅ〜い」と声をあげた。近寄って覗くと
デッカイヘビトンボの幼虫が2匹、網の中でクネクネダンスしていた。
水棲昆虫界最強の肉食昆虫登場に娘達も絶句だった!!「他の水棲昆虫を食べるんだ」と説明すると、
「食べられちゃうー」と言うので、即効で退散願った。
その後の網の中のクズを取っていたら、カジカが1匹。しばしバケツで観察しその後リリース。
午後3:00を回ってさすがに足も冷たくて寒さが・・・川から上がって本とルーペで観察会の始まりだ。
結構取れたが種類は下記写真です。

ざっと10種類。(写真無しも含めて)
本と照らし合わせてルーペで確認し、あーでもないこーでもないとにぎやかな事!!。
子供達の観察力はやはり凄い!大人の目線とは違うと、改めて認識。
子供達の同定判断は以下の通り(多分に相違な点もあると思いますが・・・)
シロハラコカゲロウ、カワゲラ、ウエノヒラタカゲロウ、ヒメフタオカゲロウ、ミツトゲマダラカゲロウ、
エルモンヒラタカゲロウチャイロミヤマタニガワカゲロウ、クロマダラカゲロウ、コグサヒメカワゲラ以上。
素人判断なので、正式種、名が判る方がいらっしゃいましたら、教えていただけると助かります。

フライで川遊びとは行かなかったが、虫観察も楽しい時間だった。昨年採取したサンプル以外の新人は
新サンプルとして持ちかえり、早速アルコール漬けで保存。

カワゲラなどは、1年一世代だが、まだまだこの大きさだから、昨年に比べるとやはり小さい
・・・って事はやはり積雪の多さと雪代の長さ、気温や水温などの生息条件が昨年より遅いのでは?
。。。と想像出来る。
午後4:20分帰宅。娘達との川遊びは終わった。冷たかったけれど楽しい時間を過ごせました。
是非、皆さんもいかがです?子供達と虫観察!!

何時もはフライで入る川。いつの年だったか、朝6:00過ぎに朝日が谷に差し込みはじめた途端、
アカマダラのスーパーハッチに遭遇したものだった。木っ端サイズから7寸弱しか出なかったがヤマメの
狂喜乱舞で数釣りが楽しめたものだった。
あれから何年経ったのか、家から近い為にここ数年はフライで来ていないが流れと景色は変わって
いなかった。今も沢山のヤマメ達は居るのだろうか?
PS.刈田さんの「水生昆虫ファイル3」…早く発売されないかなぁ〜・・・・・。今度,水生昆虫飼おうかな。。。