禁漁まであと?日・・・の巻き(後編その3)

その2・・・の続きで

ヒデ坊との半日釣行の帰りみち、師匠宅へと向かったのは、今日から2〜3日撮影があるからだ。
スカパーの「釣りビジョン」で、里見さんの番組の取材なのだ。

師匠宅に到着したら、すでに里見さん達は到着して一服中で、本日の予定の打ち合わせに入
っていた。
挨拶もそこそこに、早速「天気の良いうちに川へ行きましょう」とのことで車を走らせた。
事前に川の選択をされていたようでもあり、歩いた経験も豊富で、地元の僕らより相当に詳しく
また、なつかしくお話を聞かせてもくれた。
一本目はk川、少し減水気味で反応はあるもののチビヤマメばかり。
叩き上がるものの、そろそろタイムアップということで、本日の撮影は終了。

一山超えてT川へ、時間的にも撮影は厳しいのでカメラは車内へ置き今度は、スタッフさんも
ロッドを手に川へ・・・明るいうちに記念撮影を道路の真中で澄ませて川へ・・・(^^ゞ
ここもかなり水が出た痕跡で、中州のアシも根こそぎ流され、底石も大量の砂で埋まっていた。
どこかの川であぶれたらココと、何時も出た川だったが様子を見て期待感は無くなってしまって
いた。
・・・がわずかに見える底石のある付近を里見さんがせ攻める!反応あり、一瞬ロッドが撓った
ものの、ばれてしまったようだ。「大きかったですよ!イワナですね!」と里見さん。
少し上がり再び攻める。バシッ!今度は見事な体型の良方イワナを無事ランディング。
「こんな時にカメラは居ないし・・・(笑)」

わずか数百mの区間ではあるが、あっという間に日没で暗くなってしまった。
川からすでに上がっていたのでヒデ坊と里見さんに手を貸し川から引き上げる。今日はこれで終わり
師匠宅へと向かった・・・・・・ さて、翌日はO川へ行くと言う。僕は学校の用事を済ませてから追いかけ
向かうこととスル。

翌日、オイラは午前11時近くにO川に到着。早速一服用のコーヒーを持ち川に入り、ロケ班に近づく。
聞けば、「今日もおチビちゃん達のオンパレード、この時期はやっぱツライよねー」と・・・・
一息ついて、「アソコまでやろう!」と里見さん。30分ほど叩き上がり、その後車へ・・・・
今日は里見さん自らデジカメ一眼を首から下げて「秋」をテーマに何気ないショットをパチパチ!!

その後、コンビニで昼食後、打ち合わせて「支流へ!」とのことで支流のk川へ。
ゲートから歩くこと15分。カメラを待ち川へと下る。

フライに出る魚は、皆婚姻色が出始めていて、メスは今にも卵が飛び出しそうなお腹をしている。
谷筋の川だけに、日陰を吹きぬける風は冷たく通りぬけていく。
まだ紅葉には早いが、川の中は確実に秋がやってきているようだ。
ご覧のような小さな川で覆い茂るブッシュで名手といえども引っかかる。枝に残ったフライを
撤収し、頂いた (^^ゞ

やがて堰堤。ここで里見さんお得意のルースニングか゛裂裂!!見事なヤマメを最後にゲット!!

時間を見れば4:30を回っていた。日が陰り始め今日の撮影が終わった。後は林道へと出てゲート
まで歩く。
着替えを澄ませて、水溜りに居た「ハリガネムシ」談義に花を咲かせて車を走らせると道路脇でうず
くまる集団?猿だ!
道路に落ちた栗を拾っていた。車を降りてカメラを向けると木の上から威嚇されてしまった。
師匠宅へと到着し色んな話しをして、とても楽しい時間を過ごせた。
明日は、T川下流部を少しと師匠宅の竿工房の取材。残念ながらオイラは仕事の為、同行は出来
なかったが名手のキャスティングを見れただけども幸せ!ロングリーダーティペットを巧みに操る。
キャスティングなくしてフライはやっぱ上達しないな・・・・そんな感想を持った今回の川旅でした。


この模様は、・・・・
10/14(金)午後10時〜の スカバー釣りビジョンの里見さんのフライ番組でご覧下さい。