堰堤上の流れを味わって・・・の巻き

6月10日に雨ザーザーにはならず、朝方には止んでいて、路面はカラカラ。見上げる目的地の山々の頂きには
垂れ込んだ雲が乗っかっていて,鉛色・・・「まだ降っているか?」
部落上の2基目の堰堤も工事が再開した模様で,工事関係車輛が林道を行くのだろう?
カーブの道が崩れたヶ所には鉄板がしっかりと置かれている。

車内から見下ろす川は、「ん??まずい濁りが強い」雨は止んでいるのだが・・・・・
砂利の林道を進み、やがてゲートに辿り付き、「大人の判断」で通過する。
ゲートから約2km程無く林道も終点、着替えも済ませて「イザ!!」
                       イザ!出撃・・の「チョイワル?オジさん達」

ソマ道を進むが左は藪で見えないがも谷底だ。慎重に進む。小さな沢を降りて登って、足元に注意しながら進むと
伐採された杉林の中へと続く、やがてブナを見ながら進むと小沢に降り立つロープに辿り付き、小沢から下り
目指す、本流の堰堤上へと降りたてる。

下流で見えたほどの濁りは無く「十分ドライでいける」感じ。
早速、#12カディスを結び、水温を計ると12℃゜。少し冷たいがイワナには丁度良いか。。
順番に叩きながら、ゆっくりと進むが、「ここぞ!」のポイントで出ない??

堰堤へ下った師匠がなかなか来ない?? しばらく待っていたら、上流で鎌田氏のロッドが撓っている。
「ぐんぐんぐんーー!!」遠くで見つめる僕と佐藤氏・・・「あーーーーーっ!!」残念ばれてしまった。

追いついた師匠に「なかなか出ませんね−」と言うと「下で幾つか出タヨ」という返事・・・
見れば、インジケーター付きのティペットの先端は「ブナ虫フライ」が結ばれていた。「ブーニ−恐るべし」!
3人がドライで叩いた後に「ぶな虫フライ」で次々とロッドをシナらせている。

午前十時を過ぎる頃には時折太陽が顔を出し、定番の場所でドライにも反応がある。水温13℃に。

                

川に降り立った時に比べて透明度が良くなって来て、人の気配に走るイワナの姿が見れる。
普段なら、「あーーポイント潰した〜」と諦めてしまうのだが、ニンフを放るとちゃんと釣れるから不思議だ。??
一里がポイントを攻略している時に、回りを見渡し、山菜を少々頂く。ワラビ、ウド、ミズナ、モミジガサ、アケビのツルなどなど。
ひんやりした空気を感じると、雪がまだありまわりにはフキのトウが咲いている。上を見れば藤の花が咲いている光景に
季節感を疑ってしまう感覚を覚える。
佐藤氏がポイントを攻めている時、後方で「あーー」と言う声に振り向くと、鎌田氏のフライにカジカ蛙が付いている???
「さすが釣り師」!!と言われててれ笑い!!

時間とともに「濁り」も完全に無くなり透明な清冽な流れに復活! 水温は1℃下がり12℃になったので
オイラもウエイトを巻き込んだストーンニンフを結ぶ。
途中、少し早いお昼ご飯を明るい陽射しの川の中で頂く。

午後からの時間は、そこここで、ドライに反応!ニンフで反応!人影に走るイワナも、ニンフ投入で一発!

今日は、改めて「ニンフ」の使い方というか、釣り方を体感し開眼!!した貴重な一日になりました。
        

途中,流れもフタ筋に変わり、本流は水量も減ったが、所々に深場があり、渡渉も難儀する。
が、「ここ!」という場所でしっかりと反応するのがうれしい。
このイワナ達が残ってくれれば、下流域も潤うのだが・・・・・持ち返りは、ご遠慮願いたいものだ。
最後は3mほどの滝になり、時計的にもここが最後。


帰路は川通しに歩く、汗が噴出す。支流を登り、ソマ道に取り付くが、最後の最後で失態。
片側崖を足を滑らせて、下半身が崖の下に・・・・必死に草にシガミツキ、「落ちてたまるか!」とばかりに這い上がる。
下が見えないだけに、恐怖感が・・・・・とまあ、最後に大汗を3倍かいて今回の釣り旅は終わりました。

本日の教訓!!  「ブーニー」フライは、この時期爆発!!