今年もやります発眼卵!(2006秋〜2007春)

 ヤマメ編

11/7日 曇り/雨
 2006.10月3日に採卵したヤマメの発眼卵 20,600粒を昨年同様の河川の同地へ埋設  (積算水温363.5℃)
 雨の影響で若干の増水ではあるが、作業に問題無く、パタパタと進む。
 川の水温は、11月というのに14℃越え!!
 温暖化の影響か? 今年の秋はなかなか寒くならない。  この分で推移するとスイムアップも相当に早くなりそうである。

 12/9 曇り
 なんと?水温がようやく10℃以下になった!? 12月というのに雪も無く、何やらおかしな?気分。
 埋設ボックス全てがスイムアップ完了!というとてつもない早さ! 温暖化の影響大大!! 

イワナ編


12/29日  雪
  前日からの雪で、真っ白の世界に大変身!   10,400粒 積算水温338℃ 
  バイバードボックス18個、籠6個に分けて、先般埋設のヤマメ地点の本流の上部の支流へ埋設

  気温0℃〜2℃  水温4℃  凍える手で作業開始! 川掘りですぐに汗汗!!!!


合計6ヶ所へと分けて埋設完了!!

  籠1個にバイバードBOX3個を収納。


平年並の1月と暖かな2月、そして寒さが戻った3月を経て4月7日 現地に集合

BOX確認と状況により回収。積算水温からすると予定では3月20日前後にはスイムアップ完了のはず。。。はたして?

  そっと足元を覗き魚体を探す! 「おーー!いたいた」


水温10℃引き上げた籠の付近のそこかしこに小さく底に揺らめく影が見れる! スイムアップも順調にすすんだようだ。
「大きくなれよ!」 ここからは、自然の掟に任せての生存競争の中へと泳いでゆく彼等。がんばれ!

この川、下流部は魚道のない堰堤があり、途中集落を抜けて上部は段々の堰堤である。
上部からのイワナが生存していて、ちょこちょこ見れていたが、集落付近では工事などがあり、漁業保証とかでヤマメの放流があるようだ。
川の中には芦が伸びて夏から秋はそんなところにしっかりと残っている。
ここ、これからも継続して発眼卵を続けたい。
いつか集落の人達とも仲良くなりたいし、子供達とも知り合いになりたい。こんなに綺麗な川にはやはり渓流魚が普通にいて欲しいし
単に成魚放流で無く、自然産卵に近く、自然魚に近いとされる成育をした美しい魚体となり成長するヤマメとイワナを育てたい!
そんな発眼卵放流をこれからも続けよう!