2009.11.17-2009.11.21 Mnila
大阪は冷たい雨が降っている。窓の外に見えるタイ航空で、今から暑い国フィリピンに向かう。10:00AM
この兄ちゃん、人差し指一本で、パレットを押さえている。非常に危険なのだが、そんなの気にしない人達なのだ。
ジプニー、お父さん運転手の隣で、押し込められたように座っている少女。ジプニーの乗車運賃は18ペソ(36円)なので、家族の収入は少ない。行き場のない子供達は、こうして連れられている。
両側2車線、センターにはコンクリートの分離帯。朝のラッシュ時には、その分離帯を越えて、市内行きの車は、郊外行き車線まではみ出してくる。極めて危ない運転を強いられる。
願いかなって、会社の社員食堂でご飯を頂く。200円相当。野菜炒めと、ミートボール。別のコースはミートボールの代わりにチキンだった。
アジアはフォークとスプーンで食べるのが基本。フォークは左、スプーンは右に持つのが正しい持ち方だが、僕はついつい逆をやってしまう。
娼婦の館なのか、飲み屋なのか不明。夜になると違った顔を見せるだろう?飲み屋さん。トラックの下で遊ぶのはたぶん彼女たちの子供だろう。トラックの下だと、雨に濡れないので意外と良い場所かも知れない。
昼飯のチキン。とりわけは出来ないので、お願いする。少し味は付いているが、他の人は醤油やケチャップなどを付けて食べていた。ハランのように見える下敷きの葉っぱはバナナの葉。
車のガラスを下ろして撮影していると、みんなが気がつき笑顔を見せてくれる。これは連写で撮影した、彼等がカメラに気づき、そうして笑顔になる連続写真の一部だ。カメラに気がつかない時は硬い顔をしている人達だった。
普通は逆だと思うのだが。
そのレストランの前に転がる少女達。珍しい光景ではなく、どんどん増えているそうだ。夜になるとお金をねだりに歩くそうだ。
午後0時半の光景。左側に見える椰子の木の向こうは海。
マニラ市内。横断している人の向こうに黄色の自転車タクシーがある。これは、日本で若者が自転車でいろんなアクロバットをする小さなサイズのタイヤの自転車があるがこれとサイズは同じ、違うのは後輪はペダルと直結で、ペダルを逆回転するとバックする。交通停滞の多い市内ではこれが非常に効力を発揮して、車が動かなくなれば、逆方向に進んで、行き先を変更していた。
夕方のラッシュ。車が余り動かなくなると、後方から人が降りてくる。鉄道網が無く、ジプニーが最大の交通機関だから、十人程度の人しか運べないため、多くの車両が街になだれ込み停滞が激しくなる。
夕食、野菜の旨辛煮。甘みが強く脂っこいので、下のトッピングで味を中和させていただくと丁度のバランスとなる。オクラがあったが名前は現地名でもオクラ。
フィリピンはMAKATI(マカティー)と呼ばれる地区に向かう。マカティーはマニラ市の中心地で、大阪に例えれば、梅田ですね。
11月17日(火曜日)
やっぱりフィリピンはマンゴーからスタートです。赤いのはスイカ、スイカは今一甘くなかったがマンゴーは美味だった。パンはどれをとっても旨い。
ジュースはマンゴーをオレンジをミックスした。マンゴージュースのみだと少し重たい。
紅茶は、お湯をカップに入れてくれる、チィーパックで紅茶を作る。
初日はこの説明が長く意味不明だったが、お湯を見て先ほどの意味が分かった。
大概のフィリピン人は陽気だから、こうして目が合うと笑いかけてくれる。朝日を浴びたスイカやパイナップルがとてもおいしそうに映る。
このおじさんは年中ここで「同じ物」を売っているのだろう。
11月19日(木曜日)
レストランの前を走る観光馬車。この後すぐ豪雨となり、馬車は立ち止まる。カメラも濡れるので撮影できなかった。
これが、前菜となるスープ。日本流に言えば、麺の少ないラーメン。これをカップに取り分けていただく。スープは淡泊で、鳥のがらからとった出汁。
この街には多くのモールがあり、ここでワンストップショッピングができる。アジアの商業施設は全てこの方向に沿って開発されている。内部は広く中央部に吹き抜けの空洞があり、それを囲むようにテナント店が広がっている。上層階には大概First foodがある。
ファーストフードについては誤解があると思う、ファーストフードは早い食べ物屋さんではない。第一番目に選ぶ食べ物屋さんだ。つまり簡単だと言うこと。
早い食べ物屋さんだったら、Fast foodと書くがこんな業態は存在しない。
7月21日
フィリピン料理の店、「ゲリーズ」。室内はパブ風で、雰囲気が良い。3人で、約、2,000円ほど。現地の人には少し高めの店となる。安価なのは、リヤカーで店を開いている屋台。アジア一帯にこの手の店はある。それだと、一人200円程度で食べられる。
ちなみに一家の一日の食事代は自炊の場合600〜800円で生活出来るそうだ。
この鍋の中は大根やえんどう豆やサーモンが入っている。醤油味だが、酢がずいぶんと使われている。僕は酢の料理は全く問題ないのでおいしく頂けた。右隣の人はセブンアップ、僕はコーラーを飲む。実はこの国ではこれが非常にマッチするのだ。コーラは飲食店の場合大概ペプシだ。
イカを醤油とみりんで焼いたモノ。日本のお祭りなんかで屋台のおじさんが焼いているのと同じ。結構味が付いているのだが、更に醤油(結構甘い)をかけていただく。
ご飯を取り分けるときに失敗して転がったが、この国は米主食の国民。そのライスの計量がこうしたカップにご飯を詰めて、それではかり、カップから取り出すとこのような円錐形のカタチになる。1カップと言えば、何処でも大体この程度の量となるそうだ。日本で言えば中飯に相当します。
ご飯は単体ではまずく、こうした付近のお総菜をまぶして頂く。そのためどのお総菜もほどほどの汁がある。
11月18日(水曜日)
ミカンなども旨そう。日本人と比べてフィリピン人の食生活は豊だ、新鮮な物を喰っている。民力度は低く生活はそれほど豊でないと思いがちだが、実はそうでないのだ。
これは帰り道のシーン。家屋はコンクリートが多いが、つぎはぎで、貧困を感じる。貧困そうだが、どの家も洗濯物を干している。フィリピン人の女性は清潔好きなのだろうか?
トッピングはトマト、タマネギ、マンゴウ、佃煮。少し酸っぱいドレッシングがかかっている。
上のものと混ぜて食べる。
これがメインディッシュ。右下のプラムは、現地名「カラマンシー」その側にあるのが、唐辛子の子供。これにお醤油を入れたものがソースとなる。下敷きはバナナの葉。
2人前で上の物と合わせて1,200円。
11月20日(金曜日)
朝から少々喰い過ぎ。手前にある黄色の果物は瓜。毎日マンゴーを食い過ぎて、少し淡泊な瓜の方が旨く感じた。少し贅沢な感覚か?ベーコンはかりかりに焼いてある。欧米の人達はこれを手でちぎって食べていたが、なかなか優雅な喰い方をしていた。僕は衛生面で手を使うことはちょっと出来なかった。
ホテル周りを歩いていると声をかけてきたタクシー運転手。「シャチョウ、ドウモアリガトウ」カメラを構えるとたちまち、このポーズ。いい人だか悪い人だか不明だが、善人の笑顔だ。
以外と自転車乗りが多い。それも結構しっかりとした自転車。欧米人もずいぶんと見かけた。これはたぶん飲み水を売っているシーンだと思う。交差点の向こうの情景を600mmの望遠で撮影した。
こちらも水を売っている人。向こうは若い女性が販売して、こちらはおじさんが販売している。当然販売数量に差がある。
買ってみたい気もするが、まだ仕事は続くので冒険は出来なかった。
ベンツのマークを付けたジプニー。このスタイルは結構多い。そして、側面にイエスの顔を描いたのも多い。マリアさんもあるが、これは少ない。神が身近な存在である。90%がクリスチャン。カトリック。日曜日には教会に行くそうである。約1時間のお説教を聞き、それから家族で食事とのこと。10%がイスラム他だそうである。
この圧倒的な果物を見ると、日本も自給率云々よりも貿易を自由化して欲しい、日本の農家は別の面で支援すればよい。
日本の農家はもっと高度なバイオ方面とかいろいろと手があるはず。水耕栽培とか、安全性の高いのも方法だと思う。
南国でしか取れない果物は安価で何よりも旨い。
ピンクの果物はドラゴンフルーツ。サボテンのような植物。真っ白な30cmクラスの花を咲かせる。花は可憐。その花がしぼむと、花の後方にこのような大きな実がなる。一ペソは2円だから、いかに安いのか分かるだろう。
この豊富な種類を見てみろ。現地人の食生活がいかに豊であるか。
昼食、ブッフェスタイル。この豚は本物。フィリピンでは大きなパーティーの時は、豚をこのようにして料理し、みんなで切り分けていただくそうだ。中の実は柔らかいが、皮が混じると骨のように堅い。手でつまんで食べた方が食べやすいのだが、ここでは御法度。なぜなら手を洗う所がないのだ。
ここからチョイスした私の食べ物。左端のカラマンシー(プラム)を振りかけて頂く。手前の油光りしているのは牛の内臓、どの部位なのか教えてくれたがはっきりとは理解できず。肝臓も混じっていた(これは舌が教えてくれた)
一緒に案内してくれたジョイスさん。僕の英語の理解度を理解してくれて、何度もわかりやすい言葉に置き換えてくれる親切な人。
ヘルパーさん。現地ではプロモーターと呼ぶ。なかなかいい男。男前。背が余りにも高いのでかがんでもらった。彼とは、すっかりうち解けた。
今日からクリスマス商戦開幕だ。これはホテルのロビー。他の商業施設も全てクリスマス装飾されていた。昨晩は無かった。しかし外の気温が27度もあり多くの人は半袖なのに何で雪なの?他の店の飾り付けも結構雪をイメージした物が多い。
この日の夕食は全員日本人。やっと言葉が通じた。最後の仕上げはマンゴー。ここのマンゴーは格別だ。
11月21日(土曜日)
移動日、昼食は午後3時くらいになるので、朝食は少し多めに頂く。
左の卵焼きは、中にたくさんの野菜が入っていてオムレツのような感じ。
市内から事務所がある郊外に向かう道中。バイクと言い、人と言い、みんな右側の方を注目している。何があるのだろう?と思いたくなりますが、何にも無い。