ニュースレター(NEWSLETTER)NO.93

三菱十字号(1947)


オークションのwebサイト
自転車のオークションのページをweb上で発見。オーディナリーや
宮武外骨が乗ったシンガー三輪車等が競売に出ている。
 
八神氏からの情報。
 
フィールドバイカーズで自転車博物館紹介
フィールドバイカーズの6月号に日本の自転車博物館として、自転車文化センター等が紹介されている。
 
東京の自転車文化センター・・・近いうちにホームページも公開予定。
名古屋のサイクル・ギャラリー・ヤガミ・・・個人的なコレクションとしては、国内最大。
大阪のシマノ・サイクル開発センター・・・シマノの企業力を文化事業に。
 
アンティーク自転車の For Sale
ベーリートーマス(c.1883)、52インチ・オーディナリー・・・3150ドル
シンガー(c.1885)、54インチ・オーディナリー・・・4150ドル
ラッジ(c.1887)、53インチ・オーディナリー・・・4700ドル
コロンビア・エキスパート(c.1885)、56インチ・オーディナリー・・・5500ドル
etc.
 
情報提供:八神史郎氏
 
オーディナリーのレプリカ
現在オーディナリーのレプリカを製作するところは、アメリカのKennedy,
Witney、Polodna、オーストラリアのEdlee、チェコの Mesicek などが知られている。残念ながら日本にはいまのところ無い。
また、これらの製作所ではレストアも請負ってくれる。
 
サイクル・アクセス・ブック
(財)日本自転車普及協会では、近く「サイクル・アクセス・ブック」を刊行予定。本文には、自転車技術の変遷なども記述される。
 
最近の古書目録より
「六大都市製造卸商名鑑」日本輪界新聞社、昭和2年発行。3万円。
「組合員名簿」茨城県自転車業組合、大正12年。1万5千円。
「アサヒ月報」大阪アサヒ商会、大正8年。8千円。
「自転車の科学」野添 域、昭和19年。4千5百円。
など。
 
明治村だより
愛知県犬山の明治村で発行されている「明治村だより」(第7号、平成9年 4月18日発行)に、斉藤俊彦氏の小論文が出ている。
タイトルは「自転車の名付け親寅次郎」。各種裏付け資料をもとに、この寅次郎が「自転車」の命名者であることを分かりやすく解説している。
 
戦前期における自転車工業の発展と技術吸収
「社会経済史学」(第62巻第5号、96年12月、97年1月)に、関 権氏の学術論文がでている。
「先進国から導入された技術のすべてが導入国で短期間に消化、吸収されるとは限らない。・・・特定のプロセス及び条件が介在すると思われる」とし、この問題について自転車工業を事例として考察している。
 
東亜サイクル通信、70年史
自転車業界新聞の「東亜サイクル通信」は、大正12年に「輪界商工新聞」として創刊され、その後「東亜サイクル通信」と改名されたが、以来70年の歴史がある。
同通信の第2960号、平成9年3月31日付で昭和・平成の輪界史70年を特集。
 
「魔風恋風」の初野と東吾
日本経済新聞(97、4、16付)に例の女学生が自転車に乗る挿し絵が載っている。

この新聞記事では「魔風恋風」に登場する初野と東吾の恋愛関係を当時の世間一般の恋愛に対する無理解と若い二人の苦悩について述べている。

 
各種イベント案内
*「SPOKES」ミーティング
7月21日(月)午前11時30分に千葉県成田市、成田山公園三ノ池、浮御堂の
付近に集合。フリーサイクリングと昼食でのミーティング。
 
*「 POLY − JAPON ’97」
10月18日、19日 リゾートハウス・クラーレット(穂高町牧2354−1)
スワップミート、コンクールデレガンス他。
ポリージャポン実行委員会主催。
 
*「ニュー・サイクリング誌400号記念の集い」
9月28日(日)午前10時から午後1時。文京シビックセンター・26Fスカイホール。詳細については、当該誌の7月号を参照。

1997.6.27 作成