北八ヶ岳                 記:伊東一江

日 時:1019日(金)晩〜21日(日)

参加者:L坂上(西ノ宮)、SL大澤、山村(明昭)、伊東

タイム:10/20 渋の湯7:50〜黒百合フュッテ10:36〜中山11:53〜高見石小屋13:20

        白駒池キャンプ場15:00 テント泊

    10/21 キャンプ場7:35〜麦草フュッテ8:16〜茶臼山9:55〜縞枯山10:55

        雨池峠11:20〜ピラタスロープウェイ駅11:50

 

 10/20 高速バスで韮崎駅、電車に乗り換え茅野駅、タクシーで渋ノ湯、天気が気になったが、出発前に見たら朝方は雨が残るが、晴れになるに変わっていた。タクシーから見る山の上は雲がかかっていたが青空が広がり、誰のおこないが良かったのやら。運転手さんも雲は上がっていい天気になると保証してくれる。渋ノ湯からは3月に来ている。黒百合フュッテでテント泊した。シラビソの木に雪が積もり、美しさに感激した。以前から秋に来てみたいと思っていた。四人での山行も今年はこれで最後かな。少しずつだけど次の山行に繋がっている。不安な気持ちも、かえってお互い気持ちを寄せ合えてると思う。渋ノ湯からゆっくり登っていく。黒百合フュッテでは女性のパーティに出会ったが、人がいなくてとても静かだった。陰になっている所では、溶けかけた雪が残っている。今年は暑い日が多く冷え込みが少なかったのか、紅葉は鮮やかとはいえないが、秋を楽しむには北八は絶好の山だ。中山峠から見える硫黄岳にうっすら雪がかかっている。中山への登りの途中からガスがでてきた。空もどんよりとして不安な気持ちになる。せっかくの展望台ではガスで何も見えずがっかり、寒くて休憩もそこそこに、高見石へと急ぐ。このコースを選んだ意味がなくなってしまった。高見石小屋に着く頃にはガスも切れ、ザックをおいて高見石へ登ってみる。白駒池周辺は鮮やかな赤色に染まり綺麗だ。小屋のテラスのテーブルでコーヒータイム。4年前に来たときもここで夕食作ったな。7月だったが雨模様で寒くて、小屋の中で暫く休ませてくれて、感じが良かったのを憶えてる。白駒池のキャンプ場は台の上と下では値段が少し違う。台の上の方が高いが寒さはましだろうと、一つの台に二つ張る。ちょっとはみ出してるが、まぁいいか。夕方になると寒さが増してゆっくりしてられない。水道も氷るので7時には止めるという。水を汲んで外に出していたら氷っていた。テントの中は寒くて眠れなかった。

 

10/21 寒がりの山村さんと私は眠れなかったと言うが、大澤さんと坂上さんは、なんとか寝れたようだ。朝日が木々の間からこぼれて気持ちのいい出発となる。今日の空はどこまでも青く、雲一つない秋晴れだ。木道に霜が降りて滑りそう。麦草峠まではなだらかな道で、おしゃべりしながらゆっくり山歩きを楽しむ。大石峠あたりから徐々に登りがきつくなり、茶臼山直下はかなりきつい。展望台に行ってみる。今日はどこまでも見渡せる。大澤女史による、(あそこが南アルプス、甲斐駒、千丈、北岳、こっちが中央・・・・・白馬の方も見える)あとの三人はふ〜んと頷くばかり。初冠雪の山並みをしばし眺めるが、寒くて鼻水がとまらない。縞枯山からの下りは急で、前に登っていったのだが、(こんなに急だったかな〜)雨池峠からすぐの所に縞枯山荘がある。ここでゆっくりお昼にしようと思ったが、テーブルや椅子はお客用で、休憩だけには使えない雰囲気だ。せっかくゆっくりとコーヒータイムにしようと思っていたのに、回りはロープが張られているので、座ることもできない。諦めて先へ行く。でもここは何かいいよなぁ。難点は人が多いこと、そばに坪庭があるから観光客が詰めかける。ピラタス駅も人がいっぱい。ロープウェイに乗るのに長い列ができている。切符を先に買って、広場で昼食とする。ロープウェイはあっと言う間に山麓駅に着く。暖かい。こんなにお天気が良いと下りるのがもったいないくらい。バスの中では来年の山の話が始まる。また北から南へ縦走してみたいなぁ〜。