天候に恵まれた御嶽山        朝元茂夫

 

メンバー L.朝元 古久保、兼重

目的   テント生活と冬山の下見

行動 10/6 新大阪727発=1005着木曽福島1040発≒1135ロープウエイ≡飯森12001300金剛堂13201500二の池(泊)

   10/7 二の池630655剣が峰〜900飛騨頂上〜1120濁河温泉≒小坂駅=2121大阪

 

 何年か前からか、御岳縦走コースを行って見たいと思っていた。特に秘湯と言われる「濁河温泉」にも入ってみたいとの、長年の思いがやっとかなった。それも二日目は最高の天候に恵まれて…

 当所、田の原から登る予定にしていたがバス便がなく、黒沢口登山口も中の湯までバス便がなく御岳ロープウエイで飯森からの登山になった。     

ロープウエイ駅の駐車場には観光バスや自家用車が沢山止まっている。結構人も多そうである。ロープウエイがあるので、結構軽装での観光客も多い。

 ロープウエイ終着駅は2120M16度、ガスの中さすがにひんやりしている。想像通り人も多い。古久保トップ快調に飛ばして行く。初めての大荷物に兼重の足が少し遅い。荷物を取ろうかと言うがゆっくり行くからいいとの事。時々兼重の顔を見ながら先に進む。金剛堂2470Mまで観光客も入り込んで賑わっている。大きな荷物を担いでるのは我々だけだ。此処から上を見ると紅葉して綺麗だ。雲の合間に頂上も見える。

 今日はこんなペースで早々に二の池に着く。テンバを探してたら非常に良い所があった。小屋が閉鎖されているお陰でした。

 今日は兼重コック長で、初めてのきのこ炒めを戴く。夜は星空がこの夏一番の輝きでした。夜中プクプク音がすると思っていたが朝起きてよく見るとガスが発生してるのでしょうか、コバルトブルーの水面を泡がはじけていた。

 

剣が峰2日目

 5時起床、気象の予報通りいい天気です。テントから地面を見ると霜柱が立っていた。

 6時半(テント生活も初めてのパーテ―にしては優秀です。)風が強く寒い、雨具をつけて出発です。剣が峰まで25分、田の原から登ってきたという先行者が独りいましたが、記念写真を写してもらった後、富士山、木曽駒、南アルプス、八ヶ岳、立山、白山と雲海の上に山々を堪能した。       

 神社の裏から続く、急峻な岩を下り、左側の地の果てまでも落ちていきそうな地獄谷を覗きながら左回りに周遊する。(この道冬は使えない)右側の一の池は枯れている。二の池新館小屋まで来ると人も多くなった。(昨日五の池小屋は超満員だったそうです。)

 賽の河原周辺も紅葉が綺麗だ。この辺りガスッたら迷いそう。白滝避難小屋は、トイレもあり、中も綺麗になっている。此処なら寝ることも可能だ。此処から摩利支天へ登りかけるが最初のピークで山頂を確認し引き返した。

分岐から下って行くと五の池と小屋が見えそして右手に濃くたたずんだ三の池を見えてきた。継子岳への分岐に着き、少し登って四の池も確認、水はありませんでした。

 五の池小屋を通り小坂口への道を下ります。910頃若い2人が登ってきました、濁河を7時に出たとか…若い人はパワーが違います。

 この道は、岩と横木を敷き詰め整備はされているが急傾斜が続きます。雨の日は要注意です。それでも昨日の登りほどではないけども沢山の登山者とすれ違った。

 一気に1100Mの下り、しかも非常に気を使う道で膝も疲れました。秘湯に浸かり日に1本という予約制のバスを4時間待ち帰りました。(このバスも今年の11月で閉鎖との事でした。)

 このメンバーで始めてのテント山行、冬山に備えテント生活の行動確認、又冬の御岳でのルート研究などの課題を持って取り組んだ。テント場もあちこち見ながら歩いた。このルートは初めてだったが田の原側と比べて張れそうな所があちこち有った。反省面で、装備面でのダブりなどあったが、これは今後の緻密な連絡で克服できるだろう。交通の便も悪くなる一方で、このコースの縦走はもう出来ないだろう。又、3000M急の冬山は初めてと言う兼重さん、冬山装備を確認しなければならない。今回は天候に恵まれたが冬の御岳は比べ物にならない。