=大峰:白子谷=

沢は楽だが…その後が大変!      朝元茂夫

 

メンバー  L:朝元、伊東、井上(アルペン)山村(明昭)

コースタイム 

大川口737823白子谷8m滝…1035二股10351200稜線のコル12351308鉄山13121507大川口

 

梅雨のあけきらない723日、阪神今津駅を18時半前に山村、井上を乗せて出発、阪神高速も空いていて順調。東大阪で伊東さんを拾う。

下市では花火大会をしているが田舎なので人手が少ない。我々もアルコールを購入し、ルート309を一路大峰に向かう、黒滝道の駅でビバーク。話に花が咲き0時まで宴会となった。

24525分起床、食事をしてると、朝早くから婦人部の人達が店開きの準備。コンニャクが結構美味しかった。

635分、大川口に向かう。雲の中に入ったのか、フロントガラスが濡れる。大川口で道路わきに車を止め、沢準備をし高度計を合わせ出発。天気も曇りで、まずは安心。

 朝から渓流釣の人も結構多い。少し林道を戻り踏み後を頼りに川迫川に下りるも、少し早くおりすぎたようだ。川には釣り人がいるので邪魔をしないように気を使いながら右岸を進む。流れも速く浅瀬を選んで2人づつ肩を組みザックを掴んで渡渉、水はそう冷たくはない。暫らく進むと陸の上に歩きやすい道がありそちらを行くと、どんどん川より離

れ、やがて杉林の植林帯になり谷が出てきたので、少し降りて沢に出ようとしたが、8mの滝下、今日は結構水が多い様だ。遡行図を出して見るとここは高巻のところ、又バックして沢に下り滝上に出此処から遡上する。

水も綺麗し、蛭も居そうになく気持ちのよい沢だ。心地よい小さな滝を登っていく。途中の淵で、伊東さんが買った小児用の救命着で浮くかどうか水に浸かって試してもらう。子供の救命着でも結構浮くようでまずは安心。

いつもは岩くずと書いてあるところも水が流れている。水の流れてる所を選んで登る。その方が岩が安定してるので歩きやすい。奥の二又は標高1100mを指している。左側の水のない方の急傾斜のガレ場に入る。いつ岩が落ちてくるか判らない浮石の巣だ。岩を押さえながら落とさないように気をつけ間隔をあけて登る。

尾根に抜ける手前が又大変。泥土はヌルヌルで滑るし、木を掴んでやっとの思いで尾根筋に出る。色あせたテープが目印にある尾根筋を、登れど登れどなかなか上は見えず。いい加減しんどくなったので、トラバース気味に登っていく。やっと明るいところが見えて、そこに向かうと予定の少し下1520mのコルに出た。少し上が草原状の明るく開けた所の様である。今日はガスもなく、風邪もない此処で食事とする。

大川口から登ってきたという4人グループが来た、弥山まで行って西口に下りるとの事。(今日出会ったのはこの4人だけ)

靴を履き替え出発する。3ッほどコルを越えると、木を掴んでの急登で足元は濡れていて岩も滑る、おまけに木の根ッこが又滑る。

鉄山の山頂は見晴らしはいいけど狭い場所で、記念写真も上半身しか入らない。

そこそこにして出発。下り始めは鎖やロープの張ってある急な道。ここも滑りそうで足にも変なところに力が入ります。

暫らくすると広い草原に出てきた。こうゆう所は緊張も緩む。下界の川やダム、遠くの山やまも、バリゴヤノ頭も薄く見えます。

足もだんだん疲れてきました。要所要所で一息入れながら、足を休め、滑りそうで掴まる所がないところはロープを出して下り、川もだんだん近づいて来る頃には足の疲れも最高潮。やっとの思いで下山口に着きました。

荷物の整理をし、スイカを食べて。天川温泉に浸かって汗と泥を流し帰途に着きました。

 

 

感想                                       

井上:ガレ場が大変だった。そして稜線に出るまでも急登で結構ハードな山行だった。

伊東:沢はたいしたことなかったが後が大変。鉄山は二度と来たくない。20kgのボッカの方が楽だ!

山村:ヌルヌルでよく滑るし膝ががくがく…何回も滑った。しんどかったけど楽しい山行でした。

朝元:山行報告見ても大変なのが判っていた。ガレ場はいつ落石が起きるかわからないので気を使った。皆さん足も最高に疲れた様ですが事故がなく何よりでした。