空手を始める理由として挙げられるのが、「黒帯を取る事」とよく聞きます。
初心者にとっては、本当に最初(最終)の目標かもしれません。

しかし、指導する立場からすると、黒帯の取得は単なる通過点として捉えて欲しい。
黒帯を取得してから、何を成すか」を考えて欲しいという事。

組み手が強くなりたい。形が上手くなりたい。後輩の指導がしたい。
その他にも、肉体的、精神的にもっと強くなりたい等々。

色帯の段階では、まだまだ、「空手を習っている」状態。
黒帯を取得して、初めて「空手をやっています」と云えるのではないでしょうか?
黒帯の取得とは、子供から大人に成長する一種の儀式。成人式。

昔云われた、良い中学、良い高校、一流大学に入学する(?)
人生って、一流大学に入る事だけではないでしょう?
その後の人生の方が長いのですから。
空手だって同じです。黒帯を取得してからの方が、(多分)長いと思います。

空手を始める方、習っている方、やっている方は、
もう一度、自分の目標を見つめ直しては、いかがでしょうか?

実社会に出て、もまれる事で将来の目標を見つける事も有ります。
30代、40代から、習い始めたって遅くありません。
習いながら、目標を見つけ出す事も出来るはずです。

その時なりの自分がいて、今の成果を見つめ直し、
新たな目標を、持つ&継続していきましょう。

とは言え、「オリンピックに出たい」など、無謀な考えは止めましょう。
現在正式種目では、有りませんので。まぁ程々に、程々に。





黒帯欲しい?その2