既にMSが構築(特に認証取得のブーム期に構築)され、運用されているMSには、“継続的改善のツール”としての機能を期待するには合理性に欠けるものが見受けられ、本セミナーとコンサルはこのMSの合理化を支援させて頂くものです。
本コンサルは、MSを運用する組織の立場で“日常業務に融合し、継続的改善に機能しているMS”、“進化・進展の途上にあるMS”、“認証登録の維持に値するMS”等であるか否かを確認して頂くことから始まり、合理的なものに置換する一連の作業を支援させて頂くことが目的です。
前記の通り、QMSやEMSは鉢植え的なMSでは無く、損益/コストMSや安全衛生のMSなどを含めて、個々のMSが組織として一体化されたビジネスシステムの一部として構築され、運用されていることが絶対的/普遍的な要件と考えております。
特に、作業現場を持つ組織にあっては、安全衛生(OHSMS)やコスト管理のMSは第三者認証取得の如何に関わらず、QMSやEMSと密接不可分なものです。
“鉢植え的なMS”をISOのMSとして認証登録し続けている現実を看過していたら、第三者認証制度の信頼性挽回の道筋は描けないと思われます。そして、この実態が(財)JABが“新認証基準”を発行するに至った背景の一面と考えております。
Office SATOMSは、トップダウンのMSの豊富な構築・運用実績を基に、フリーな立場で、鉢植え的なMSの合理化(リストラ)を支援させて頂きます。
“ISOの認証を取得しています”では無く、“ISO規格のMSで業務を継続的に改善しています”と宣言出来てこそ登録を維持・継続する価値があります。
Office SATOMSは、“鉢植え的MS”の合理化コンサル実績から、鉢植え的MSが構築された後に、別のMSを本来形態で構築する難しさを痛感しております。
また、トップダウンのマネジメントシステムの実務経験で培われた“有り得るマネジメントの現実”と“あるべきマネジメントの形態”に対する実感を基にしたISO規格の解釈と適用(コンサル・認証登録審査)の必要性も強く感じております。
更に、MSの本質は変わり様がありませんので、適正な実感でこの本質を理解し、システムを構築し、改善し続けて運いる限り、無効な作業や後戻り作業は避けられると考えております。
半年や一年でMSが確立できるとは考えられませんが、先々足元を掬われることが無い様にする為には、その方向性(基軸)だけは早急に合理的なものにする必要があると考えております。その先は、MS運用のキーワードである“継続的改善”で、ビジネス環境の変化に対応しながら、一歩一歩着実に活動を進めて頂くことでしょう。そして、この合理化は認証登録如何に関わらず価値のある投資と考えております。
Office SATOMSは、営業上の特別なニーズは別として、利害関係者から、認証に依存せず、適正なプロダクト(製品/サービス)で認知される状態が本来の姿と考えております。
“認証の価値低下による認証返上”に対して“発展的な認証返上”に該当するものと言え、経営資源を、新たなMSの確立・強化などに振り向けることが可能になります。
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