about cinema

映画をよく見るようになったのはここ数年なので実は余り詳しいことはわかりません。
間違いがあったら掲示板かメールで教えてください(^^;)


◆◆「リプレイスメント」◆◆
米 監督 ハワード・ドイッチ

感動的なサクセス・ストーリー! お決まりのサクセスストーリーとくれば、とかくわざとらしいストーリーに抵抗を感じてしまうことも多い。 この映画は違う。スムーズに感情移入されていく。心地よい一体感を味わい、幸せな気分にしてくれる。 超生意気な女でさえも、生まれ変わったら、「男」になるのも悪くないなぁ・・・と、思うことができる映画である。


この映画は、アメリカの「魂」とも言えるプロフットボールの世界を舞台にして、一度は挫折をしながらも、 自分を信じることだけを武器に人生のセカンド・チャンスに賭ける男たちを描いている。
あと3勝すれば、プレーオフ出場になるにもかかわらず、主力選手が年俸アップを求めてストに入った。 残る4試合を戦うためにリプレイスメント(代理選手)を集めて即席チームを作ることになったのだった。 選ばれたのは、性格も国籍も特技もバラバラな男たちばかり。 一度どん底にまで落ちたことのある共通の苦悩を知っている分だけ、セカンド・チャンスに賭ける男の意地みたいな 気持ちが、いざひとつになると一層結束を固めていった。

「心がひとつになる」っていうことは、不可能を可能にしてしまう程の力があるんだろう・・・ 「ハングリー精神」って夢を現実に近づけてくれるんだろうか・・・そんな風に思った。 実際、1987年のNFL(全米フットボール連盟)のストの際に、リプレイスメントが起用され、フィールドで活躍した 選手たちがいたんという・・・。内容的には、まんざらフィクションじゃないのである。

主人公のシェイン・フャルコ役のキアヌ・リーブスは、この映画の撮影のために、プロテインが入ったジュースを 飲んで体重を10Kgも増やしたといとう。身も心も演じるキャラクター作りのこうした努力が、この映画の人気に つながっているのだろう。

彼自身が「大好きなシーン」と言ってる場面がある。 けんかをして留置所に入れられた選手たちが自然に踊り出すシーン。 この大好きなシーンを思い出すために思わずサントラ買ってしまった人も多いだろう。 5曲目「I WILL SURVIVE」おすすめである。
一躍注目をあびてスターになった選手たちだったけれども・・・。 普通のサクセス・ストーリーだとここで「THE END」である。 この映画をすごく身近に感じることができるのは、みんな元の生活に戻って行くってところ。 「お金持ちになる」ってことに比例して、「ハート」が失われていく時代だからこそ、地位も名誉もお金もなんにも 残らないけど、この成功だけを人生の大きな糧にして生きていく姿がすごく新鮮に感じられた。 「どうしたの?最近、疲れてない?」という人にぜひ観てもらって、元気になってもらいたいと思う。そんな映画。



◆◆ 「オータム・イン・ニューヨーク」◆◆
監督 ジョアン・チェン

頬をつたう涙なんて、かわいらしいものじゃないくらいにぼろぼろに泣ける映画。 女性は化粧も落ちまくりで困ってしまうだろう。ハンカチを準備してから見に行こう。 しかし、やっぱりこうしたラブストーリーは、カップルで観にいくに限る。ひとりで泣くのはちっょとさみしい。

季節的にいっても「秋」はラブストーリーに特別な感がある。 この映画は、鮮やかなコントラストの紅葉と落ち葉がロマンチックなそんな秋のニューヨークを最高の舞台にしている。

リチャード・ギア演じる主人公ウィル・キーンはニューヨークの女性から「理想の異性」ともてはやされ、 高級レストランを経営する超プレイボーイである。 次々と恋人を変え、48歳になっても気ままな独身生活を謳歌していた。

そんな彼が、まぶしいほどの若さと美しさに加え、何事もおそれない大胆さと繊細さを兼ね備えた女性、 ウィノラ・ライダー演じるシャーロット・フィールディングと運命的に出会うことになる。 二十歳以上の年の差。価値観も立場も全く違う二人。そして、限られた命・・・。 抱えてる試練が大きいほど、恋は情熱的になってゆくものである。

人を愛する事は奥が深い。人を好きになるのは自由だが、愛イコール善ではない。自分は愛のつもりでも、 自分中心な思いは、愛というよりただのわがままに過ぎず、相手にはかえって迷惑でさえある。 そしていくら相思相愛の美しい愛であっても、乗り越えられない壁があることもある。
『愛する』ことは、神様から人間だけに与えられたすばらしい感情である。 しかし、人を愛するということくらい残酷さをも兼ね備えていることは他にない。
「人はどこまでひとりの人間を愛せるか」「後悔することのない愛」「永遠につづく愛情」。
ものさみしい秋に恋愛について考えてみたくなる映画である。



◆◆◆「マルゴビッチの穴」◆◆◆
1999米 監督スパイク・ジョーンズ


何とも言えず不思議な気持ちになる映画。頭の中がこんがらがるので、違った意味でもパニック映画。
ある会社の中途半端な7と1/2階の天井の異様に低い階にある、あるひとつの部屋のキャビネットの後ろの またその壁の向こう側に、奇妙な扉があった。 これだけでも、「ん?ん?ん?」・・・でもこの奇妙な扉こそが、この題にもあるように、俳優マルゴビッチの 脳の中へ15分だけ入ることができるという、不思議なトンネルに続く入口だった。

手先は器用だが、平凡すぎる男クレイグは、妻と多くの動物たちと平凡な日々を送っていた。 一枚の求人広告を手に、謎の階にあるこの会社とめぐり合うことになった。 そして思わぬことからこの穴を発見して、マルゴビッチの脳の中へと入って行った。
だんだんとコツをつかんでいったクレイグは15分という短い時間だけではなくて、自分の存在をまるっきり消して、 マルゴビッチの脳の中に自分自身を確立していった。
かつて愛した妻を捨て、新しい人格の人形使いのマルゴビッチとして生まれ変わり、美しい女性との結婚生活が 始まった。
あとはもう、既成概念をぐっちゃぐちゃにしていくストーリー展開。 マルコビッチが自分で自分の脳に入ったところがひとつの山である。最後は種明かしのつもりなのかオチがついているが、 これは余計かもしれない。
この映画は何がいいたいのか。趣旨がつかめない人も多いだろう。
誰にでもある変身願望みたいなこと?といとうよりも、今の自分に安住しきっている人が入っているその「自分」 と思っている今の枠組みを揺さぶろうとしているのではないか。
奇抜すぎて理解しがたいと思った人は、自分についてもう一度揺さぶりをかけてみたらいいだろう。
方法論はまったく異なるが、現在の自分を揺さぶられるという意味では、「キッド」と同じテーマでもある。
ちなみに俳優ジョン・マルゴビッチは実在する人で、現在活躍中。監督の必死の交渉で、出演をOKした。


◆◆◆「キッド」◆◆◆
2000米 監督ジョン・タータルトーブ

子どもの頃に抱いていた夢? あの頃になりたかった未来の自分?考えてると、今の自分がすごくちっぽけで、 なんだか恥ずかしくなってきてしまう映画。
可能性は無限大で、抱く夢は無制限だった子どもの頃。 純粋な思いで、あの頃抱いていた「将来の夢」を思い出したりして。子どもの頃のピュアな自分と、いつからだろう、 いろんなことを諦めて、それなりに納得してきた今の自分。

この映画を見て、自分の中にあるジェネレーション・ギャップを感じればよい。
もしも、ある日突然、目の前に子どもの頃の自分が表れたら・・・・。 フィクションでしかあり得ないことだが、真剣に考えてみる価値はある。 そのとき、子供の自分が今現在の自分に幻滅しないだろうか?今のままでいいのか?という呼びかけを感じる。
この映画は、子どもの頃望んだ夢を、何ひとつ叶えていないことに気づき、人生の意味を見失い始めた ラス(ブルース・ウィリス)と、何か大切なことを伝えるためにやってきた過去からのメッセンジャー、 ラスティ(スペンサー・ブレスリン)との不思議な出会いから始まる、優しさに満ちたそんな物語。
日々の暮らしの中で、ふと立ち止まり、自分の居場所を確かめたくなった時、誰もがあるだろう。
たとえば、時間に追われた忙しすぎる毎日の中で、ふっと息をついた瞬間とか、物事を深く考えすぎて、出口が 見つからなくなって煮詰まってしまった瞬間とかに、自分自身のこと見つめ直したり。
今の生活に不満があるわけじゃないが、なんだか心に隙間風が吹いているような、そんな気持ちになる時がある。 昨日のような今日の繰り返しの毎日の中で、「何のために生きているんだろう」とか、「どうして自分が ここにいるんだろう」とか、自分が今やっていることに、急に無意味さを感じたりして・・・・・・ 考えても仕方のないような、哲学的な思いに耽けったり。
笑っても、悩んでも、同じ一日。 たとえ、今日という日に意味はなくても、生きていれば「あぁ、なんていい日なんだろう」って心から思える日は、 きっとあるだろう。
子どものころ抱いていた将来の自分と違って、夢のない平凡すぎる毎日を、送っていたとしても、忘れかけている 大切な思いは、何度でも見つめ直して、原点に戻って、歩き始めることだってできる。
そんな気持ちを忘れずに、「キッド」の気持ちを忘れずにいたい。あなたの子どものころの夢は、どうだった?


「シックス・センス」(ブルースウィリス)
「こわそうな話だけど、決してそれだけじゃない映画」そんな評判を裏切ることのない映画です。 びっくりさせる所も泣かせる所もしっかりあります。
まさかあんな結末とは、びっくりしてしまいました。 そうだとすると後から振り返ってみるとそれまでの設定に無理が出てくる部分があるかも、もう一度見てみないと何とも言えません。でも、それほど無理があったとは感じなかったですね。
逆に、途中で未亡人(→後で分かったことですが)を若い男が訪ねてきた時に黙って見ながら舌打ちして見ていたのがどうしてなのかよく分からなかったのが、あの結末のおかげで納得が行く場面だったとわかりました。でも、もう一回見ないと細かい所はわかりません!
ひょっとしてそれ(リピート)もねらっているストーリーなのかも。
第六感をもった少年がとても子供と思えない演技をしている所も見所です。

「海の上のピアニスト」()
豪華客船に置き去りにされそのまま船で育った男の生きざまを描きます。
男は少年時代から天才的なピアノの才能を発揮し、ジャズの大御所からの挑戦状も受けます。この二人の演奏対決もひとつの見所です。このピアノ−ジャズ音楽を聴くだけでも価値ある映画といえるでしょう。
ラブストーリーというよりも人生をテーマにしたロマンティックな映画です。
人を観察しているだけでその人間を曲にしてあらわすことのできる彼。
たびたび下船を勧められ、レコーディングによるデビューまでも画策する周囲、しかし彼は・・・・・・。
このレコーディングのなかで彼は始めてピュアな恋心を抱きます。そして思いを伝えるべく彼女をイメージした唯一のレコードを下船していった彼女に手渡そうとするのだが。。。
ある日彼は下船を決意する。そしてタラップを降りていく、が。。。。。
この映画は、海と船を世界にして育った男からの視点で私たちの住む世界見ることによって、私たちが当たり前のように感じていることに対する違和感や特に都会の世界の無限の闇や孤独、そして私たちが忘れしてしまった何かを再発見させてくれているのかもしれません。

「ユー・ガット・メール」(トム・ハンクス、メグ・ライアン)

早速見ようと、まず最初に有楽町マリオンに行き、午後1回目の上映を見ようと思ったら、立ち見です・・・とのことで夕方からの回まで待つことにしました。それまでぼーっとしているのも何なので横浜に移動し、相鉄ムービルで見ることにしました。時間があるので駅東口スカイビルの鉄なべ餃子を食べました。ここの餃子は皮に塩味が付いていて本来は醤油なしで食べるもの。開業したころは、店の人が醤油つけないで食べてくださいって説明してました。でも、あきらめたみたい。日本人はすぐ醤油ないの?ですからね。てんぷらも関東では天つゆワンパターンですね。でも、全国的には塩だけとかソースの人も。素材の味を生かす味付けは塩味だと思います。ですから、西日本では料理のとき薄口醤油(色は薄いが塩分が高い)で、醤油の味と色は控えめに仕上げます。
話がそれました(^^)。
さて、30分前に行けばと思って映画館にいくとまたまた行列!今から並ぶ方は前の方のお席になりますーと案内しているのでした。でも、みました。前から2列目で・・・。
話の内容は当たり障りの無い物で評判通りでしたが、主演のふたりはやはりいいコンビでした。なぜって、よきメールフレンドが実は商売がたきであったのがどうやってラブストーリーとしてハッピーエンドに向かうのかなと興味をそそられていたのですが、まずまず違和感なく、めでたい収束を迎えられたからです。この二人でなければちょっと無理があったかもしれませんね。演技力と相性の賜物なんでしょう。
結局大資本のディスカウントのブックショップに負けてしまって彼女は自分の街角の童話専門書店をたたんでしまった、それでもその立場や利害を超えて、ラブストーリーが成立するんだという主題なんでしょうか。

「恋愛小説家」(J・ニコルソン…でしたっけ?)
休みの日はビデオ借りてよく見てます。
今まで映画館で見て、またビデオが出たら見ようと思った最初の映画です。
これは先日ビデオ出たので早速見ました。
偏屈な売れっ子小説家の主人公が紆余曲折を経てハッピーエンドをつかむまで。
犬嫌いの彼が小犬の可愛いワンチャンを友としていく様も微笑ましく見どころ。
不思議と気持ちの和らぐアロマみたいな元気づけられる映画です。
好き好きだと思いますが大作にはない映画の代表なんじゃないでしょうか。
ちなみにビデオが出た頃は結構貸し残りが見られましたが、今ではいつ見てもオール貸出し中です。よく映画を見ている人からのくちコミかもしれませんね。

「鳩の翼」(ヘレナ・ボナム・カーター主演、97英)
華麗で切ない恋愛ドラマ。1910年のロンドンとベネチアが舞台。主人公の女性二人も街も美しくしっとりとした映像。ヘンリージェイムズ(ある貴婦人の肖像等)の小説を映画化したもの。とても情感豊かにしかし自然に流れるストーリーで後半しっかり泣かせる場面が待っていました。隣で見ていた年配の方も目頭を押さえていました。後ろの中年夫婦がひそひそうるさかったけど、帰り際にビデオが出たらまた見たいねえと話していました。
あなたならあんな時耐えられますか?かなわぬ恋をかなえるためにやむえず友人を裏切り、自分を偽って、いっときだけその友人に恋人を預けるとしたら。

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