第35回 葉山町長杯

スタート:4月4日(日)
Race#=1午前10時45分 Race#2=午後1時00分
コース:上下ソーセージ×2レース
参加艇:32艇

 皆さん春がやってまいりました。んもぉ「すぷりんぐ はず か〜む!」って感じぃー?(バカ)冬眠中だったフネも沢山やってきて、参加艇は賞品が豪華な葉山町長杯ということもあり32艇!。時折薄日が差す曇り空だけど、気温はぐっと上がり上着を脱いでレース海面へ。

 海上は北寄りの風10ノット程、No.1ライトかミディアムか迷うところだが、この先落ちて南に変わるだろうということで、No.1ライトをアップ。今日はピット女がトリムに入り、力持ちサワケンがテーラーに回る。スタートライン近くでタック練習を10回程こなすと、汗がどばっと出てきてベストも抜き捨てる。隣合わせの470のレース海面は花びらみたいな色とりどりのスピンが一斉に揚がる。あー、もうホント春って感じー、と一人はしゃぎまくるが、ホントは今日はトリマーなのでソワソワしてついカラ馬鹿をこいてしまうおバかなわたしであった

 ラインはほぼイーブンと見たが、本部艇側がごった返している。中央ややアウター寄りから少し早すぎるくらいのスピードだが、上側に折り重なるフネで本部艇が見えないので、たぶんゼネリコだろうとそのまま行く。案の定ゼネリコ旗が揚がり仕切り直し。2回目のスタートもクリアな海面を求めてアウター寄りを狙うが、運悪く小型艇の後ろについてしまう。すぐに追い付いてしまい時間を稼ぎたいが周りに水はなく、ラウンド・ジ・エンドルールだったこともあり、だらだらと後ろについてラインに足りないまま最悪のスタートとなる(T_T)。しかも風が振れ結局ド本部艇有利。

 1上までのレグは途中までスピードに乗らない。がーん!スピードビルドはトリマーの仕事。「パワーどうですか?」「ちと深くしてみますがスピードどうですか?」としつこく聞きまくる。中盤で風の振れと小さなパフを上手くつかみ、順位を挽回する。スピンアップの段取りを確認し、1上回航。風がどんどん落ち始めて来たので、細かくジャイブしながら角度を付けて走る。ここまでのレグが大成功し、ライバルをごぼう抜きする。しかし今回も相変わらず早いY30S2軍団、我が心のリーダー?千夏さんの<海援隊><アデレード>。本当にいつも美味しいレースを演じている。

 2上マーク回航でスピンホイストの直前に風が振れジャイブになってしまう。へさき男2号の頭の中が一瞬真っ白になるが、後続艇はう〜〜〜んと後ろ。「ゆっくり落ち着いてやってー」と声をかけ、ギアをセットし直しスピンアップ。最後のレグで<サクラ><アデレード>を追うが届かずフィニッシュ。着順8位、修正9位。まぁまぁ?あのずんどこのスタートからは良く挽回しました。

 2レース目が始まるまではお昼寝タイム。どんがめ倶楽部の皆様がフィニッシュするまで十分休息できる(^o^)。朝もおにぎり、昼もおにぎり(泣)イヤイヤ食べて飲み込みサイドデッキにごろんとなる。
【ジェノアリリース→ウインチ持って下へ→最後のコリコリ→シート受取り】の一連の動きを思い浮かべながら少しだけウトウトする。すると後ろからエンジン全開で「ジャマ、ジャマぁ〜」と雄叫びをあげて右舷お子様がマークを打ちかえにやってきた。逗子レガッタでマストをポッキリやったのに、2週間でおっ立てて何事もなかったようにレース参加、そしていつものハイテンション・・・。でも愛すべきミスター・葉山なんだよねえ。 

 第2レースはいよいよ風が落ちてきた。アウター寄りから出るが、ラインまでの距離が全然見えていなくて、シバーさせていたジェノアの引き込みが地獄のように遅かった・・・これは明らかにわたしの大チョンボ・・・まっっっったく艇速が出ず、またしても最悪のスタート

 1レグの途中でとうとう風が全くなくなり、ジェノアがばたばた言い始めた。下にぶら下がりじっとガマン。少し経つとどうもジェノアが返りたがっている。タックするが風は止まったまま。待つこと数分、南の一番がすぅっと首筋にやってきた。ソッとスピンセットし様子を窺っていると、後ろの方で赤いのがギーコギーコと揚げ始めた。(もぉぅっ、寺さんたら早いんだからっ)。HOBBY HAWKもアップ。周りもすかさずアップ。下で右舷お子様がサランラップみたいな薄々スピンをサワサワ言わせている。こちらもライトシートに付け替えて手でびろろんと広げるが、頼りなくたなびいているだけ。太陽が出てきて遂にTシャツになる。

 しばらくして、周りのディンギーが走り始めたと思ったら、すぐにポンとスピンがはらみ、ゆっくりと走りだした。「プレッシャーグットですう〜」とゴキゲンにトリム。1上(でも下)マークを回航後、左のパフを拾い、右に伸ばしたフネにビッグゲイン。ようやく中盤に順位を上げる。右舷お子様の前を切る!うしし。網をかわしてリードを保ったまま1下(でも上)マーク回航、スピンアップ。スピンシートを持ちながらジブカットしようと上を見ると、スピンシートがすんごい上の方から垂れ下がってる!ん!?い・か・す・ぴ・ん〜〜〜〜!後続の艇団が真っ正面からアプローチしてくる所でしでかしてしまった。続いて回航してくる右舷お子様から笑いの渦、すれ違うフネに「新型のセイルですかぁ?」・・・。ま、こういう所がHOBBY HAWKのオチャメで憎めないトコっていうかぁーー。・・・。・・・・。・・・・・・。

 でも右舷お子様にはフリーで抜かれなかった。なんだうまいじゃん。って思っていたらまだあった。今度は鋭角の回航、ポールオフしてからジャイブまでの間が長すぎー。スピンが潰れてダウンもアタフタ、ジブシートがお団子こねてて引き込めない。もぅ初歩的ミスのてんこ盛りで流石に恥ずかしくがっくり。せっかく挽回したのに着順11位、修正13位。右舷お子さま赤いのには辛勝。

 総合成績は32艇中第10位!でも来週は初心に返りマーク回航練習ですぅ。

 マリーナへ帰る途中、見慣れたテーザーマークとセール番号。あぁ、我が○×けんせつヨット部じゃあーりませんか!欠席しているくせに2オクターブ程高い声でビブラートを効かせて「ブッチョォ〜〜〜〜〜〜!」と手を振る。近づくと知らない人が氷のような目でこちらを見ている。(ソニーさん?汗)まもなく影からブチョー出現(ホッ)。極秘プロジェクトW・コードネームうなぎパイ、がんばろーね。

というわけで99年、これまでの対戦成績
対右舷お子様 2勝2敗  対赤いの 3勝1敗


   HOBBY HAWK
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