第1回 京急カップ

スタート:6月13日(日)午前10時40分
コース:上下ソーセージ
参加艇:24艇

 昨日に引き続き今日もイイ風!暑いけど、カラッとした南風が朝から20ノット近く。エメラルドカップに出るOP少女もたくましく元気に出てゆく。カッパ短パンを履いて、10:00出港。

 参加艇は28艇。トロフィーの新艇、ガイアも初お目見え。風がやや上がってきたのでヘッドセールはNo.3をセット。ラインはやや下有利。HOBBY HAWKは中央下寄りで半挺身足りないくらいのまずまずのスタート。先頭集団でそのまま左に伸ばす。新艇ガイアがフリートをリード。レイラインに乗ったので、早めにポールをセットする。先に回航したフネの中でも強風下のスピントラブルで何艇か脱落。HOBBY HAWKはなんなく揚がりホッと一安心。ジャイブポイントが近づき、度胸一発!ジャイブもスパッと決まりイェ〜イという感じ。艇速も12ノット近く出て、あっというまに上マークに到達。がむしゃらにスピンダウンし、スプレーを頭からザバザバ被りながら走る。2下のスピンもすんなり揚がる。ジャイブ失敗でブローチングする艇やシートを飛ばす艇も続出。勝ち残り戦みたいなもんで、1つのミスで「ハイ消えた!」とバッテンがつく感じ。HOBBY HAWKの1レース目はほぼノーミス。

 2レース目、風はもうちょっと上がってきた。下がクリアなスポットにうまく入り、ジャストスタートを切るが、下前方に飛び出す艇多数でゼネリコとなる。2回目のスタートも同じようなパターンでゼネリコ。これでカウントダウンをしていたわたしの声はすっかり枯れてしまう。風が強いと声も大きくなるんです、ハイ。

 1上を5番手くらいで回航し下りレグ。吹いてくるとハリヤードアップもかなり大変。ジャイブは落ち着いてやればダイジョ〜ブだね、と言った矢先にブローチング!完全に横倒しになり、慌ててバングカット。ブームは海面に突き刺さりセールも半分くらい水の中。下のウインチのあたりにひっかかってズボズボと水に浸かる。スピンシートを持ってたらんらん1号は、もう首から下は海の中。でもその顔はなぜか笑っている。しばらくするとゆっくりと起き上がる。あーあ、やっちまったって感じー。

 そうこうしているうちにマークが近付き、ジブアップ、ポールオフして急いで上降ろし。ふぅ〜〜。ブローチングの後あたりから、何故かみんなハイになる(笑)。2下でも「トーゼンでしょ〜」とばかりに性懲りも無くスピンアップ。はらんだ!と思ったらガイのスナップシャックルが飛ぶ。途中までダウンしてつけ直し、すぐアップ。(懲りないねえ)で、ジャイブ失敗しブローチング再び。スピンシートが抜けていたが、片方から引き何とかスピンダウン。今度はジブが揚がらない!バテン入りのNo.3が風にあおられる度にタフラフから抜けて何度もやり直し。3回のジブアップでわたしとへさき男はもう泣顔(笑)でも体は何故か良く動く。もうブリブリの無敵モード。やっとのことでジブを揚げると、赤いのもトラブルだったらしく、すぐ前でフィニッシュ。遅れる事数十秒でフィニッシュ。新艇ガイアのスピンもバーストし、花のようにひらひらに開いていた。なんとアップ4回めにしてビリビリに。(合掌)

おぉー、久々の強風レース。大変だったけど、やっぱ楽しい〜!アタシ、やっぱドンブキ大好き〜!(-_-;;;;;)

 2下ではスピンを揚げないほうがマシだったと言われるとそれまでだけど、この風でスピンを揚げるなんてレース以外じゃまずないし、経験しないことにははじまらな〜い。それに、みんなが「当然次も揚げる」と思っていたんだから、やっぱ揚げて良かったんだよなぁ。トラブルの後のリカバリーも冷静にツーカーで役割分担をこなして対処できたし、そういう意味ではいい経験。

 Max25ノット程の風での短い上下のレースでは、コース取りよりも乗り手のスキルが問われるレース。冬のうちから良く練習し、何よりも強風での場数を踏んでいるチームが上位を占めた。右舷お子様はさすが!マストを2本も折った経験をお持ちのことだけあり、ノーミスでまとめて優勝!HOBBY HAWKは1レース目第4位、2レース目はさすがに最後の2レグ、ヘッドセールが殆ど揚がっていなかった(笑)のがひびいて第17位、総合成績は第11位

 パーティーではいろんな人に、HOBBY HAWKのキールが丸見えだったとか、人がじゃばじゃば泳いでるように見えたとか、ブームが海面に突き刺さってたとか散々言われる。でもこの風の中、20艇以上もエントリーして、大騒ぎしながらもクルージングボートも皆ちゃんとスピン揚げて完走しちゃう葉山マリーナの草レースってホントステキ(笑)

というわけで
99年、これまでの対戦成績
対右舷お子様 5勝4敗  対赤いの 3勝5敗


   HOBBY HAWK
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