第2回 真鶴レース(往路)

スタート:7月24日(土)午前11時
コース:葉山-真鶴(22マイル)
参加艇:18艇

 梅雨が明けた。今年もいよいよ夏がやってきた〜〜!
ドぴーかんの青い空を見上げるとスジスジの雲。そう、朝から富士山くっきりの南のドン吹き。遠くに入道雲。ここはどこぉ?もしかしてハワイ?というような天気。ソワソワと同時に何となく心が沸き立つ。今日はビールせんせいが参加できないけれど、久々にA子ちゃんとI原大先生が来てくれた。

 海上は20ノットは軽く超えている感じでガストで25ノットオーバーといった所。ヘッドセールはNo.3をセット。リーフをしている艇もちらほら。小型艇の30分遅れで11:00スタート。長めのラインだが、アウターは波間に見え隠れしてるし、本部艇も揺れていてフラッグがよく見えずきちんと時間を取れなかった(反省)。結局30秒遅れくらいでドンべの方からスタート。

 ビッグウェイブが来るたびに、Tシャツのままザバザバ頭から波をかぶり、すっかりウェットTシャツコンテスト。じょっしーセーラーの皆さん!夏のドン吹きに白いTシャツは慎みましょう(汗)クローズドリーチでどーんとポートロングで快調にとばし、艇団の中では一番岸寄りを行く。途中からメントリに付いてI原さんに色々教えを請う。パフが入る度に前転して下側にすっ転がりそうになるし、グローブの縫い目の下にできた豆が潰れてヒリヒリ。きっとわたしのトリムじゃ走りにくくって大変だったに違いない。はうー(ToT;)

 30分前にスタートした小型艇をどんどん抜いて、残るはダルトンのみ。大磯を超えると波も風も落ち着いて来て随分アンダーパワーになったので、No.1ヘビーにセールチェンジ。この頃から風は西へ西へと振れはじめ、結局上り一杯になる。真鶴半島の付け根を目指してスターボに返す。思いっきりジブシートを引き込むと、あれぇーっ!尻もちあははぁ〜、セールチェンジの後、上のジブシートを付けるのを忘れていた。う〜ん・・・かなりダサイ。(-_-;)

 沖寄り艇団は一向に返す気配なくどこまでも沖へ伸ばしていき、随分とレンジが開いた。いよいよ真鶴に近付くとまた吹き上がって来る。逃がしきれなくなり、またまたNo.3にセールチェンジ。振れタックを数回繰り返した後、沖寄り艇団といよいよミートとなるが、右舷お子さま、エングルボーンには大ーーーーきくゲインし、残す敵はガイア。ミートでは10挺身程前を切るがぐんぐん追い付いて来る。フィニッシュラインを確認すると、ガイアが上後方で返す。タックはできないし右にも逃したくない。もーこーなったらキリキリのピンチングモードで上り殺す。ガイアは4人しか乗っていなくて風を逃がしながら苦しく蛇行気味。シットエアに陥れ30秒ほど離してフィニッシュ。先にスタートしたダルトンには届かなかったけど、実質ファーストホームで会心の優勝!きゃぁ〜きゃあ〜。

 気付けばデスマスト1艇、ブーム破損1艇というキツいレースだったけど、最後まで諦めないレース、島回りレーサーのエッセンスも少しだけ教わって、とっても勉強になった一日でした。あ〜楽しかった。

 夜は入船旅館で恒例の大宴会。昨年同様レースいいんちょーの、海よぉおぉぉ〜、オ・レ・の・海よおおぉおぉ〜〜〜!のカラオケを聞かされたのは言うまでもありましぇん。

第2回 真鶴レース(復路)

スタート:7月25日(日)午前9時40分
コース:真鶴-葉山(22マイル)
参加艇:16艇

 
 
朝起きると本日も良い天気、窓の下に見える漁船の旗が元気良くはためき、風はまだまだ吹いている様子。昨日のレースで無惨にもマストが真っ二つに折れてしまったアズーラが本部艇。なんとブームを折ったアーリーバードはヘッドセールだけでレースに参加する模様!ま、どうせ帰らなくちゃいけないわけですがあっぱれ。

 やっぱり風は南西、20ノット程。風向からすると、クォーターリーのスターボ一本で帰れる角度。無謀にもマニューバでもヘッドセールを揚げずに、アウターからいきなりスピンアップでのスタートを試みる。ガイバックが遅れて提灯になる。(^_^;;) なかなか解けなくて半分降ろしたり揚げたりを繰り返しスタート直後で大汗をかく。やっとはらんで、もう置いていかれちゃったかなぁと思いきや、なーんだ、全然大丈夫。まわりの艇も結構ドタバタやっている。

 ものぐさトリマーにならない様、ひっきりなしにシートを出し入れ。半分まではAちゃんにクランクに付いてもらい、じょっしーコンビでうり、うりぃ〜!
30分も続けていると、握力がなくなってブッとシートを出してしまったり、昨日潰した豆もさらにずる剥けになり、もうしかめっ面。けどじょっしーは力のなさは根性でカバー。びびっていた強風のスピントリムもヘルムとクランカーと息を合わせればなんともリズミカル。波に乗った瞬間ちょっと抜けたと思ったら、その後猛烈な加速でプレーニング。

 右舷お子さまが上に出てリードを保つが、HOBBY HAWKもスタートの遅れを挽回し気付けば2番手。下側を最短で進むことを考え、フリートの一番下のポジションを保つことにする。昨日ちょうど風がなくなったあたりだろうか、やっぱり風が落ちて来る。トリムをアジャモアイ・サモアに交代し、しばし超微風のセーリング。頼りなく揺れるスピンで苦労しながらも下一をキープ。真ん中の艇団はラルの帯に捕まって、スーッと後退。右舷お子様はまぁまぁ風を受けて一番上を走っていくが、「おーい、葉山はこっちだぞぉ、大島にでも行くのけ?」というくらいどんどん上っていく。風向に対して階段の線を想定して引いてみると、ウッシッシ並んだじゃん。

 暫くするとまたドーンと風が入って来る。時折艇速は10ノットを超えて爆走。カイジンが後ろにぴったりついて来て、下寄りの最短ラインに乗ってきた。続いてガイア。江ノ島を超えると右舷お子様もようやく岸に向かって降りてきた。網ワッチに目をこらすが、万が一の事も考えてNo.3を揚がるようにセットしておく。

 フィニッシュはマリーナ沖のアウターとお助け小屋の見通し線。アウターめがけて一列に並ぶ。ファーストホームは目前で気持ちがはやるけど、一発のブローチングでアウトなので緊張が走る。逗子湾につっこんでフィニッシュなので、スピンが降りなかったらこれもまた大変なことになる。ハリヤードをフレークし、ダウンの段取りを申し合わせ、ファーストホームをゲーーーーーット!

 復路では約1分遅れでフィニッシュしたカイジンに食われて第2位!でもめでたく総合優勝!!
2日間ともすごく風に恵まれ(吹きすぎ?でもタックもジャイブも少なかったからまーいーか)夏を満喫したセーリングでした。

というわけで、
99年、これまでの対戦成績
対右舷お子様 7勝4敗  対赤いの 3勝6敗


   HOBBY HAWK
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