第14回サンタクロースレガッタ

スタート:8月15日(日)午前10時30
コース:江ノ島沖マーク回航
参加艇:25艇

 今日は夏休みのお祭りレース。女性ヘルムや女性ゲスト・おこちゃま・ペットでボーナスポイントが貰えるということで、どこのフネもゲスト満載でマリーナも何とも賑やか。HOBBY HAWKはヨット部のお友達のじょっしー、よねちゃんまさちゃんがやって来た。え?わたしが加わるとチビッコ三姉妹?うるさーい、ほっとけぇ。

 そして世にも恐ろしいわたしのヘルム。(-_-)マークをスタンに貼付けようかと本気で考えてしまう。

 朝から南のいい風が吹いている。ゲストデーということもあり、コースは短い江ノ島行って来いなんだけど、横っぱしりはヘルムがキツイなぁ、スピンとか揚がっちゃう角度だとコケそうだなぁ、と内心ちょっとソワソワ。だって、いつも口ばっかり大きなことを言っているので、こんな時だけ「きゃー、わかんなーい、どっちいけばいいのォー?」とか言おうものならアンカーぐるぐる巻きにされて海に投げられそうだ。「うーん困った」と一人ゴリラのようにウロウロする。

 10:00出港。出てみて気づくんだけど、今日は全部で6人、ゲストを除くとたった4人。取り敢えずスタートまではビールせんせいが舵を持ちいつものようにデッキの上を忙しく駆けずり回る。10分前の時計をとってメインアップ。途中、ウインチのセルフテーリングの中にハリヤードが逆周りにキンクしてしまう。なかなか取れなくて大いに焦る。他のウインチで引っ張り、そこをへさき男と「せーの」で何度も蹴っ飛ばし^_^;やっと外れる。ホッとしたのも束の間、今度はマストの根元のハリヤードブロックがぶっ飛んでしまう。その後マニューバの真っ最中に今度はティラーのエクステンションがすぽっと抜けてしまう。・・・何?このトラブルてんこ盛りは。

 ラインはやや本部艇有利、だけど今日は恐ろしく長いのでどこからでも出られそうだ。やや本部艇よりからまずまずのスタートを切る。七里の網の岸寄りを通るということで、岸寄りの先頭集団で江ノ島を目指す。No.2かNo.1ヘビーか迷って結局ヘビーにしたのでちょっとヒールも舵もきつい。Magic25がジェネカーで水をしゃくりながらトラピーズに出ている。ひぇえ過激。

 突然ビールせんせいがスピンアップの指示。普段だったら絶対に揚げてる角度。まわりはどこも揚げていないけど、これは女性ヘルムだから?それともこことは風が違うのかな。スピンは何なく揚がったけれど当然キツキツ。どうしても先日の大ブローチング大会が頭をよぎり、大した風じゃないのにビビッてしまう。ダサイ。コロッと来そうな直前に早め落として逃がし、また騙し騙し戻す、の繰り返しだけど、わたしのヘルムをわたし以上に恐れている(-_-)ビールせんせいがメインをかなり逃がしてくれている。軽く当てているだけなのでブローチングの危機はなかった。先頭は、爆笑問題ADONIS。(でも実は最近サエラ様のヘルムにも似ているんじゃないかと思い始めているんだなぁ)続いてもぎもぎのGAIA、日本の心、と続く。トウキョウズカップBコース優勝のサクラに下突破され、やっぱりメイン当ててるだけのキツキツスピンランは限界を感じ、マークにはまだあるけどスピンダウン。

 いよいよ江ノ島沖マーク回航。ラフし始めた時、上からオーバーラップしてきたアデレードにインを取られる。インには十分水がある思ったのに思い掛けない大周りでどてっぱらに向かってきた。

ひぇー、ぶつかるー!

ひゃーひゃー言っているだけのわたしの持つ舵に思わずビールせんせいのサポートが入って間一髪衝突回避。血の気が引いて冷汗がどばっと出る。

 一路葉山を目指す。赤いのがシットエアに陥れようと上から被せてくる。ヘルムは可愛いサキガケシスターズ。プロパーでアビームだから落として逃げるわけにもラフするわけにもいかずガマンしてひた走る。アビームなんだから(風を)のぼして逃がしちゃだめ、大きく切るのも抵抗になるからだめ、と言われ、早め早めに軽く舵を当てたり戻したりしながらパフを処理してみる。おぉ、なるほどこういう感じ?ふむふむスピードも落ちないし、ヒールも一定、ラダーが渦巻く感じもない。何より安定して真っすぐ走れる。当たり前?でもアタシってこんなレベル。ダサイ。

 じりじりと赤いのに前に出られシットエアに入る。仕方なくお尻につくけど直後に網のエンドらしきブイが見えたので少し上す。結局このブイは単独だったのですぐ戻したけど、ここでおとして行った赤いのからやっと逃れる。あとは頑張って集中し、少しずつだけど前に詰め寄る。フィニッシュラインが近付き、アウターを目指して行くと先行していたMagic25がピタリと止まっている。???。何かに引っ掛かっている様子。潮も少しあったので、結局アウターぎりぎりを狙ってもクローズに近くなっていた。おとしていった赤いのは入れなくてタック。(ウシシ)

 その後、フィニッシュ直前でジブ裏のアウターを見失ってしまい、入れないぞ!と言われて慌てて上す。本当に慌ててたので、上し過ぎて失速してしまう。フィニッシュラインの真ん中でジブをばたつかさてしまった。ダサイ。赤いのは何とか押さえてフィニッシュ。

 短すぎるレースだったけど、ダサダサのフィニッシュを除けば帰りのレグはちょっと挽回できたし、何となくスピードキープのヘルム感触を掴むことができた。でもマーク付近での接触未遂といい、結局とっさの時には何一つ自分で判断できなくて、これじゃヘルムなんて10年早いって感じー。トホホォ〜(ToT)

 成績は走りとはあんまり(全然)関係なく、ボーナスポイントで決まったようなもの。1時間程のレースなのに、修正秒から最大15%も引かれるのだから当然。でもくじ運も腕のうち。おかげで誰がウマくて誰がヘボとか全然バレなくて助かった〜。^_^;

 優勝は美女てんこ盛りで最大ボーナスを獲得していた赤いの!
HOBBY HAWKは第8位でMDコンポをゲット!のはずだったけど、訳あって第9位!(レース委員長と神のみぞ知る事実。でも先月もらってるからいいんデース。)

というわけで、
99年、これまでの対戦成績
対右舷お子様 7勝5敗  対赤いの 3勝8敗


   HOBBY HAWK
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