参考
"アラビア数字" の変遷
その後いろいろ調べてみましたら意外な事が判りました。
アラビア人は、"アラビア数字"とは言わず "インド数字" と言うんです!。
それでは、もともとのアラビア数字は、
どんな数字だったかというと
アラビア語のアルファベット等で
表わしていたのです。
アルファベットで表わした数字を、右に示します。
(各列の左から、我々の使っているアラビア数字、インド数字、元々アラビアで使われていた数字、の順))
これはどう見ても我々の言う
"アラビア数字"とは違いますね。
1 から 9と0 の、僅か10文字で どんな数字でも表わしてしまう この数字は
インドで使われていました。
西暦773年に、一人のインド人天文学者が、星の運行に関する 計算方法を 表わした本を手に、
当時 世界の中心であったバグダットにやってきて、アッバス朝第二代 カリフ
(モハメットの後継者の意) の アル・マンスールと言う えらい人を訪れました。
この本に"インド数字" が使われていたのです。
天文学には目が無いアラビア人である カリフは すぐさま この本をアラビア語に翻訳するよう命じ、
その後 次第にアラビア人は "インド数字" を知るようになり
特に 商取引きに 広く使われるようになったのです。
一方、東アラビア(ペルシャ、トルコ、シリア、エジプト,アラビア半島諸国等)では
元々のオリジナルの"インド数字" に近いものが 現在でも使われているのです。
それではインド人はこの"アラビア数字"をなんと呼んでいるのでしょうか。
ますます ややこしくなるので これ以上は調べませんでした。
仏教の お経と多くの文化が インドから中国に伝わり、日本に伝わってきたのに
なぜこの"インド数字" が 伝わって来なかったのでしょうかね。
天文学については 中国は誇り高かったのでしょうか。
←アラビアで使っている数字(インド数字)
←我々が使っているアラビア数字
| 3) なぜ "インド数字" を我々は"アラビア数字"と言うようになったのか |
話しは 少し ややこしく なってきますが、
"インド数字" はその後 アレキサンドリアを中心に次第に広がり
当時世界の大帝国となったアラビア帝国のうち
北アフリカ、スペイン(いわゆる西アラビア)から
800年と言う長い時間をかけ、西ヨーロッパに伝わっていきました。
その間 次第に文字が変形していき、ヨーロッパに移ってからも
更に少しずつ変わっていき
現在我々が使っている"アラビア数字"になったのです
つまり ヨーロッパ人は
この数字を発明したインドの事は忘れ、
ヨーロッパに伝えた アラビアの名だけが
記憶に刻み込まれてしまったのです。
こうして その伝えられた数字は
"アラビア数字"と呼ばれてしまったのです。
”アラブ人の征服の流れ”
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