30.尼崎市神崎町12金毘羅常夜灯

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尼崎市神崎町12 化学工場の南側、神崎川西岸沿い道の北西側の歩道に南を正面に建つ(道標ではない)
常夜灯 高321p
N34.737069 E135.448243


写真cimg0387

             台座丸型部  台座方形部南面
丸竿部東部        ┌─――――┐┌─――――┐
┌─――――――――――┐│(願主か ││(願主か │
│金毘羅大權現     ││ 施主か ││ 施主か │
└―――――――――――┘│  多数)││  多数)│
             └―――――┘└―――――┘


(説明板に「文化元年(1804)ごろ建
て替えられたものです。この石灯籠は、その後も町の人々からは「金毘羅
さんの灯籠」として親しまれています。船着場に近い堤防上にありました
が、堤防工事の為現位置に移設」とあります。)
(特に行き先等は書かれていないが、通行の安全を願ってのものとして挙げた。中国街道、有馬道、津門中道、等の
 交わる所であり、神崎の渡しの西側地点、所謂交通の要衝である。
  尚、神崎の渡しは、国会図書館デジタルライブラリ、『摂津名所図会』(寛政10(1798)年刊)[8][49]の、
 コマ番号36に、当時の絵図がある。刊行6年後の建設になる、この石灯籠は描かれていないようだ。)

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【1.石灯籠前より東を望む 【2.石灯籠を北東に望む 【3.石灯籠を南東に望む 【4.石灯籠案内板】
 左(北)鉄橋は新幹線  左(北)高田へ  右緑色の橋は現在の
 神崎川と藻川合流点】  右、長洲方面へ】  県道41号神崎橋】

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【5.尼崎の道標】

尼崎市神崎町12金毘羅石灯籠説明板
N34.73707 E135.44827

金毘羅(こんぴら)さんの石灯籠(いしどうろう)

 金毘羅大権現は、讃岐(さぬき)国(香川県)の金刀比羅(ことひら)宮に祀られた海上守護神
で、早くから舟乗りらの信仰を集め、とくに室町時代から江戸時代にかけ
て盛んとなりました。神崎の津は、都から西海へ行き来する船と人々でに
ぎわい、航海の安全を祈念しました。この石灯籠は、灯台の役割をもつも
のです。現存のものは、石造ですが以前は高灯籠(たかとうろう)ではなかったかと考えら
れています。願主(がんしゅ)岸田屋治兵衛を中心に神崎の津にあった問屋(とんや)・仲間(なかま)・宿
屋などで働く多くの人々から寄附が集められ、文化元年(1804)ごろ建
て替えられたものです。この石灯籠は、その後も町の人々からは「金毘羅
さんの灯籠」として親しまれています。船着場に近い堤防上にありました
が、堤防工事の為現位置に移設され、保存されています。

    尼崎市教育委員会
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