16.伊丹市南野村道標

↓末尾へ 文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。
伊丹市立博物館収蔵C道標 伊丹市千僧1丁目市立博物館
元位置は伊丹市南野2丁目2、南からの有馬道(間道)と東西の西宮道がY字状をなす辻に建っていた。
蒲鉾型角柱 高46p 18x14p(『伊丹の道標をたずねて古道を歩く』より)
(頂部に盃状穴を持つ道標とされている。)
N34.766811 E135.407324


写真cimg0715

写真cimg0716

写真cimg0717

正面
┌─――――――――――――――┐
│右中山小(浜)        │
└―――――――――――――――┘

左面
┌─――――――――――――――┐
│(なし)           │
└―――――――――――――――┘

右面
┌─――――――――――――――┐
│(なし)           │
└―――――――――――――――┘

ウラ面
┌─――――――――――――――┐
│(不明)           │
└―――――――――――――――┘


(伊丹市南野2丁目2辺りに建っていたか)
(博物館の説明
「南野三丁目道標C」
 「道標には、行き先や方向、距離などが記されています。
 この道標は、竜山石製の角柱型で、もとは南野村集落(伊
 丹市南野)の入り口付近に建っていたそうです。「小」の次
 の字は欠けていて読めませんが、「浜」と刻まれていたと考
 えられます。
  小浜は現在の宝塚市小浜のことで、古くからの宿場町で
 す。南野村東側には有馬道が通り、道標が建っていた場所
 から少し北へ行くと小浜へ向かう道が分岐しています。」とある。)
(博物館の説明も、『伊丹の道標をたずねて古道を歩く』も、小浜へはこの先(北350m)で分岐としているが、
 その分岐点では、左は寺本・池尻・西野・安倉を、右は昆陽・中野・安倉を経由して何れも小濱に到る。
 小浜を目指すならどちらもほぼ同じ距離であり、中山(寺)を目指すとしても、右を採り、中野の手前の
 昆陽池の北で中山道(北東)へ分岐するか、安倉まで進み北方面へ分岐し中山へ行くことが出来て、
 「すこし先の小浜への分岐点」に、こだわる必要は無いであろう。
 もしその先の分岐点(旧村北端)に道標があったなら
 「右、昆陽・京都」
 「左、寺本・西宮」とし、
 「中山・小濱」は左右両方に書きたくなる。)
  南野村の南入口部分は、現在でもY字路状になっており、左に進むと西宮方面、すぐに北折れすると
 村の中へ入り、村中を通り北へでるには、道に迷いそうである。)
(元の場所として『伊丹の道標をたずねて古道を歩く』ではY字状路の南部、東側の植込みとしているが、
 道標の裏面に行先が書かれていないようなら、北側民家の門前にあり南面している方がより相応しいと思う。)

写真dimg0373 写真cimg6744
【1.南を望む】 【2.北を望む】

写真dimg0503 写真dimg0487 写真cimg0718
【3.伊丹南野近辺地図(2016年)】 【4.伊丹南部の道標(明治18年地図)】 【5.博物館の街道と道標地図】
文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。 ↑先頭へ