54.元、茨木市島2の道標(2023年11月再建)

↓末尾へ 文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。
茨木市東奈良3−12−18 茨木市立文化財資料館、西側植込の南端に西を正面に建つ
自然石 70x39x32p(全高86p)
N34.802698 E135.568031


写真jimg6799

写真jimg6800

写真jimg6801

写真jimg6802

西面(元南面)
┌――――――――――――┐
│右妙見山        │
└――――――――――――┘

南面(元東面)
┌――――――――――――┐
│左鳥加い        │
└――――――――――――┘

東面(元北面)
┌――――――――――――┐
│(なし)        │
└――――――――――――┘

北面(元北西面)
┌――――――――――――┐
│  井上        │
│   梅太       │
└――――――――――――┘


(2023年11月24日訂正)
 元、茨木市島2−14 南北の府道15号(枝切街道)の四辻の南西部に南を正面に建っていたものが、都合
 により資料館に移され、倒置されていたが、西植込み前に再建されたようです、以後変更は無いと思い、場所、
 方向、寸法等を改訂します。参考の為、従来の写真、記述を一部残しておきます。
 元位置の経緯度は
N34.79190 E135.57745
 辺りになります。尚、従来五面と見て、北西面に「井上…」としていたが、今回四面とし北面の一部とした。)
(『わがまち茨木』(道標編)三版、教育委員会、平成19年刊では81)
(同書に、「枝切街道は、島村内で大へん曲がっている。そこで建てられたのが、これである。」としている。
 明治の地図で見ると、南、鳥飼方面から来た道はこの辻の東60mで大きく西に迂回し、当辻で北(現府道15)
 に進む道と、西集落内へ進む道との三叉路(南の道無)であり、道標の欲しい所である。ただ旧の向きでは、
 不都合で、旧南面が東面しており、旧東面が北面していたと思われる。
 元々の道標は道の拡張に伴う近接移動は避けられず、反時計回りに90度回転して立っていたとする。)
(『わがまち茨木」(街道編)教育委員会、平成4年刊では、枝切街道を茨木町大字茨木から、鳥飼村大字鳥飼下
 としているが、当資料内では、その北に続く、茨木街道支線、妙見街道支線、車作村までを含めて、示すもの
 とする。理由は、…支線がイメージしにくい為である。この命名は『大阪府史』による明治の頃の名称を用い
 たものと思う。尚、天保国絵図では、安威村から桑原村へは繋がらず、安威村を北限とすべきかも知れない。)
(石の全高は86pあり、10p程埋っている事が分かる。自然石の為深く埋めず直立するよう再建されている。)
(施主と思われる名前が、姓名と思われ、この場合明治の建立となる可能性が高くなる。)

写真jimg6700 写真jimg6803
【1.道標を北東に望む 【2.道標を北面下部拡大
 後ろレンガ壁は  「梅太」の下部が
 資料館の西壁】  あるかも知れない】

写真eimg4675
【3.茨木南部の道標】

 2015/2/10、元あった頃の写真。

写真cimg2591 写真cimg2592 写真cimg2593
【元、南面】 【元、東面】 【元、北西面】

写真eimg6337 写真eimg6338 写真eimg6340
【4.道標を南に望む 【5.道標を北に望む 【6.道標を西に望む
 奥、島1丁目交差点へ  奥(北)妙見へ  右(北)妙見へ
 左(東)旧道を鳥飼へ】  左、集落南西部へ】  奥、集落南西部へ】

写真eimg6342 写真eimg6344 写真eimg6346
【7.道標を北に望む 【8.道標東面拡大 【9.道標北西面下部
 現状で「右」は東  「左鳥飼」の道は  「井上」は見えるが
 この面が東面していた】  昭和4年地図に有】  その左は埋れている】

2022/6/10追記、
 茨木市島2−14 南北の府道15号(枝切街道)の四辻の南西部に南を正面に建っていた。
 現在では上記位置に無い。久々に文化財資料館に行ったところ、建物北側に当道標が倒置されていた。遺棄されず、
 ここに収容されたと思う。現状では石の全高が分るのがとり得であるが、傷が付いていた。
 石の全高は86pあり、20p程埋っていた事が分かる。
 下記の写真は見易さを考えて縦にした状態にした。
 現位置は、茨木市東奈良3−12−18 茨木市立文化財資料館、北側
N34.802775 E135.568173
 となるでしょう。

写真iimg5954 写真iimg5956 写真iimg5964
【10.倒置道標を南に望む 【11.元南面に相当 【12.元東面に相当
 右横面を正面から  「右妙見山」  「左鳥加い」
 見た状態、後は壁】  元位置では南面】  左鳥飼であろう】

写真iimg5976 写真iimg6118
【13.道標の底部を西に望む 【14.元位置を北に望む
 立っている限り絶対に  左手前、電柱、道標
 見ることが出来ない】  建物、全て無い】
文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。 ↑先頭へ