11.池田市古江町の道標

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池田市古江町1777 南北の道から北東に分岐する辻の東部に南を正面に建つ。
(余野川に架かる橋の北東部。)
(北側に新しい「左妙見の道標」も建つ。)
尖頭形角柱 上部167x東面23x22p(頂高7.5p)(台石16x47.5x47.5p)
N34.841735 E135.424539


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南面                     台座部
                       ┌―――┐
┌――――――――――――――――――――┐ │曽  │
│          右 妙見山     │ │ 根 │
│南無妙法蓮華経             │ │  嵜│
│          左 多田院 并   │ │   │
│                 ゆもと│ │新地 │
└――――――――――――――――――――┘ │播峯 │
                       └―――┘
東面
┌――――――――――――――――――――┐
│建界石而示正路書妙名以勸君羊生     │
│密願 與童子聚沙戲均共成佛道耳     │
└――――――――――――――――――――┘

北面
┌――――――――――――――――――――┐
│  世話人               │
│      岩井友右衛門        │
└――――――――――――――――――――┘

西面
┌――――――――――――――――――――┐
│安永三甲午八月             │
└――――――――――――――――――――┘






(南面ゆもとは「ゆ毛と」の変体仮名と思われる。川西市の平野湯元であろう。)
(東面の「密」は、ウカンムリに必と彫られている。大字典に後世密を用いるとある。)
(東面「妙」の篇は玄となっているが、この字とした。
 「君羊」は一字で「群」とする資料が有るが、他に画数が多い字も一字で彫られており、二文字
 とすべきか、但し意味は不明で「もって、君に勧(すす)む、羊生を」?では意味不明、
 これを仏語、「群生(グンジョウ)=すべての生き物」にすると、「もって、全てのものに勧む」
 となり、「人々の為に正しく道を示す」のように解釈され、此方の方が良さそうである。)
(一文字を二文字に分けて書くことは、時々見かけられる。)
(台座部「播」の下の字は、山カンムリの下は「久」として「峯」とした。屋号であろうか。)
(安永三年八月1日なら1774年9月6日火曜日となる)
(曽根崎新地の誕生が、宝永5(1708)年(wiki)とあり、台石の銘は、道標の建設年と矛盾しない。)
(『池田を歩く』市教育委員会平成16年では20)

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【1.国道173号より 【2.道標を北に望む 【3.道標を南東に望む
 道標を北東に望む  右高い方が当道標  奥(南東)池田へ
 奥(北東)旧妙見道】  左は妙見の道標】  欄干は余野川の古江橋】

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【4.池田北部の道標】 【5.道標下部拡大
 
 「ゆ毛と」、「播峯」と見える】
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