15.箕面市勝尾寺境内の中山寺道標

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箕面市粟生間谷2914 勝尾寺境内、二階堂西10m、空き地に台石に乗り置かれているが、台石は固定されていない。
(調査時は、正面が北面していたが、移設中と思われるので方向は書かなかった。)
頭丸型角柱 95x正面21.5x22p(頂高3p)(台石33x正面110x56cm、高さ含まず)
N34.866625 E135.492112


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正面
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│(観音座像)左當寺札所↓   │
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左面
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│右 中山           │
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裏面
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│(なし)           │
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右面
┌―――――――――――――――┐
│  願主 彌兵衛       │
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(『箕面のみちしるべ』箕面市教育委員会、平成三年刊、では、27)
(同書に、観音座像の右手首が、右を指しているとしている。であれば非常に珍しいものと思う。)
(同書に、「山門からまっすぐに階段を上った正面広場のさつきの植込みの前に南向きに…立っている。」
 とあり、元位置であったと思われる。私には「札所」が、納札所なのか、収め札を売る場所なのか解らな
 い上に、勝尾寺の案内にも示されていないので、仮に、本堂辺りとすると、本堂の南から、東へ石段を下
 った辺り(前述の所)に、正面が南面して建ち、左面(西面となる)の「右中山」が、南、或いは、折り
 返すように西を示していると符合すると考える。明治の地図で見ると、後者、西への道が、中山への道
 (高山道か、滝道へ)であろうと思える。即ち、南、山門や表参道に導くものではないとする。
  尚、2018年現在、勝尾寺入山券に、本堂東隣に「総合受付所…朱印場」とあり、これなどが狭義の札所
 なのか。)
(国立国会図書館デジタルアーカイブの攝津名所圖會. [6]のコマ番号5に絵図あり。)

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【1.二階堂西10mの道標等】 【2.道標越しに南東を望む 【3.右面下部拡大
 工事用柵の北側に  遠景は茨木方面  「願主 彌兵衛」
 資材石と共に有る】  台石と固結しているか】  彌三郎ではない】

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【4.勝尾寺案内図】 【5.西国廿三番札所 【6.箕面市の道標】
 
 勝尾寺案内之絵図】
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