13.神戸市北区有野町東岡場地蔵堂の道標

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神戸市北区有野台3−24−2 北区有野台3−19−2の西の三ツ辻を北に岡場駅方面に下り180mの西側の
岡場延命地蔵参道を南に80m、地蔵尊境内の北西部に東を正面に建つ。
自然石 80x44x33p
N34.816958 E135.225982


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東面
┌─――――――――――――――――――┐
│     右さい所ミち  同行三人  │
│             馬場喜兵衛 │
│(梵字)奉供養西国丗三所巡禮塔    │
│      三本松          │
│     左   ミち  同(喜八良)│
│      者りま    同(おつま)│
└―――――――――――――――――――┘
(梵字は「ラ」金剛悲地蔵の種子にも見えるが)
(「者」は変体仮名「は」、「播磨」か)
(( )部は『神戸の道標』より)

北面
┌―――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘

西面
┌―――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘

南面
┌―――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘


(『神戸の道標』山下道雄、神戸新聞、1985年刊では北区23)
(同書に「この道標はもと有野川に架かっていた極楽橋(今は廃橋)にあったが、その後、東岡場墓地に移され、さ
 らに昭和五十四年一月二十四日、現在地に移転された。そばに西国供養塔二基が有る。」としているが、極楽橋、
 東岡場墓地が分らず、明治の地図で近隣からも元位置に相応しい所は見つけられなかった。案内の「左播磨」より
 播磨を有野町五社への道と解釈し、有野川の東側で小径まで対象を広げると二ヶ所候補が上がるが其の内の南側に
 ある一ヶ所
N34.818075 E135.225752
 の三ツ辻が少し条件に合うが決め手はなく、今は左(南)への道は畦道となり、西に舗装道が付いている。
  尚、左と案内する「三本松」を『摂津名所図会』12巻コマ39の有馬郡にある「三本松」とすると「屏風村に
 あり、三樹とも大木にして高さ十餘丈(30余m)」とあり、「播磨」への途中として問題はない。)

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【1.岡場延命地蔵参道口 【2.道標を北に望む 【3.道標を西に望む
 より南を望む  右上へ登り有野台  右から二番目が道標
 左上、有野台3へ】  車道左へ下り岡場駅】  遠景は藤原台】

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【4.道標を西に望む 【5.道標東面拡大 【6.道標の東、祠の北に
 中央が当道標  「奉供養」の上の  ある社標を南に望む
 後方は崖】  梵字は読めない】  「岡場延命地蔵尊」】

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【7.道標東面左上部 【8.道標東面中央上部 【9.道標東面右上部
 「左/三本松/者りま」  「奉供養」の上の  「右さい所ミち」
 と読める】  梵字は読めない】  と読める】

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【10.道標東面左下部 【11.道標東面中央中部 【12.道標東面右下部
 「ミち 同喜八郎」  「西国丗三所巡…」  「同行三人」
 「同おつま」らしい】  と読める】  「馬場喜兵衛」か】

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【13.北区東部の道標】
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