4.神戸市須磨区須磨寺町4の道標

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神戸市須磨区須磨寺町4丁目 須磨寺境内、本坊北西、三重塔入口東側に南東を正面に建つ
尖頭型角柱 136x24.5x24.5p(頂高5p)
N34.649036 E135.111234


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南東面
┌─―――――――――――――――――┐
│従是八十八ヶ所道          │
└――――――――――――――――――┘

北東面
┌─―――――――――――――――――┐
│干時天保六乙未年三月奉遷当山    │
└――――――――――――――――――┘

北西面
┌─―――――――――――――――――┐
│       御影屋 歩七     │
│施主 兵庫津            │
│       竹 屋 文六     │
└――――――――――――――――――┘

南西面
┌─―――――――――――――――――┐
│従是阿波国卅三ヶ寺         │
└――――――――――――――――――┘


(天保六(乙未)年三月月1日とすると、西暦1835年3月29日日曜日となる。)
(『神戸の道標』山下道雄、神戸新聞、1985年刊には未掲載)
(形態的にも表記も道標であるが、境内の霊場を示すものとして、その入り口に建つ為、施設標とすべきであろう。
 もし寺境内以外からの移設ならば、道標として成り立つ。
 又、阿波と西国は別と思えるがこの西には「西国三十三所」と書かれた門碑があり、そこへは約80m程の距離が
 あり、南西面がこれを指すとすると道標あつかいすべきかもしれない。取り敢えず道標とした。)
(北東面に「奉遷当山」とあるので、須磨寺に「八十八ヶ所霊場」を作った時のものと思われるが、「阿波三十三ヶ
 所霊場」も同時に作ったものであろうか。但し近くに建つ「須磨寺案内図」には「三十三ヶ所」は載っていない。)

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【1.道標を西に望む 【2.道標を北に望む 【3.道標を東に望む
 左奥、三十三ヶ所へ  後(北)三重塔  奥(東)本堂へ
 右(北)三重塔】  取囲み八十八ヶ所】  白壁後は書院】

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【4.道標南西面拡大 【5.道標南東面拡大 【6.道標北東面上部
 「従是阿波国卅三…」  「…八十八ヶ所道」  「干時…」
 「波」は前後から】  道案内と思える】  「トキニ」と読む】

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【7.道標北西面上部 【8.西の西国三十三所を 【9.道標北東面中部
 「施主兵庫津」  西に望む  「…保六乙未年三」
 と読んだ】  中は種々の石造物】  天保六年三月】

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【10.道標北西面中部 【11.須磨寺案内図を 【12.道標北東面下部
 「御影屋…/竹屋…」  南に望む  「奉遷当山」
 の下に名前が見える】  三十三所は図右外】  と読んだ】

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【13.神戸市南西部の道標】
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