5.大阪市東成区大今里西1の道標

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大阪市東成区大今里西1−5−16 今里筋今里交差点の北200mを西旧道に入り、東成警察署前を道なりに160mの
六辻北西部、植込み西に南西を正面に建つ
尖頭型角柱 170x30x31p(頂高11p)
N34.672237 E135.541409


写真himg5520

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南西面
┌─―――――――――――――――┐
│南無妙法蓮華経 法界      │
└――――――――――――――――┘

南東面
┌─―――――――――――――――┐
│若取若捨経耳成縁或順或違終因斯脱│
└――――――――――――――――┘

北東面
┌─―――――――――――――――┐
│(なし)            │
└――――――――――――――――┘

北西面
┌─―――――――――――――――┐
│是ノ左りヘ三町 常善寺     │
└――――――――――――――――┘


(『大阪の街道と道標』武藤善一郎、平成11年発行には、未記載
 『大阪市立博物館研究紀要第三冊』1971(昭和46)年発行では、30頁)
(現在の辻を見ると六つ辻と見える。明治17年頃の地図では三ツ辻で暗越奈良街道が西から大きく南へ曲がり、東
 へはほぼ真っすぐに西今里の村に向かう道が見える。街道筋に建てるなら此処しかないが、距離が550m程となり
 「三町」では足りない点が気になる。案内を短めに書くことは多く、又「三」を使いたがる傾向もありこれで良し
 とするが、厳密に距離を合わせるなら今里筋の東大今里1−21−15辺りの三ツ辻となろうが、そこは小径が北
 に分岐するだけで案内を建てる必要はないでしょう。
  辻の形状を考えると、元は10m程南東の角に置かれていたと思う。道路拡幅等で今では「是ノ左りヘ」の雰囲気
 が伝わりにくい。)
(南東面の「若取若捨…」はweb上に「妙楽大師の云く「若は取、若は捨、耳に経て縁と成る、或いは順、或いは違、
 終いに斯れに因つて脱す」と云云」とする資料があったが意味は分かりません。)

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【1.道標を東に望む 【2.道標を南東に望む 【3.道標を北西に望む
 寺は正面建物左奥へ  右(北西)玉津橋へ  奥(北西)玉津橋へ
 奈良道は大きく右へ】  正面に「是ノ左へ」】  ポスト右に当道標】

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【4.道標北西面上部 【5.道標南西面拡大 【6.道標南東面上部
 「是ノ左りヘ三町」  「南無妙法蓮華経…」  「若取若捨経…」
 今なら此の後ろへ】  所謂ひげ文字】  日蓮の教えか】

写真himg5541 写真himg5548 写真himg5537
【7.道標北西面下部 【8.道標を北に望む 【9.道標南東面下部
 「常善寺」  左に当道標、右に  「…耳成縁或順」
 今里筋よりまだ東】  暗越奈良街道の碑】  「或違終因斯脱」とある】

写真himg2316
【10.大阪市東成区の道標】
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