まず、金閣寺を描いた。本来は池にその姿を投影しているが。このような金閣寺もイメージできる。この絵を元に色んなバリエーションをトライした。それらが下、右にある。

金閣寺をまず描き、別のレイヤーに複写し、複写した画像を反転し、当反転画像と元の画を貼り付け合成したら、丁度、池に映った金閣寺が表現された。
描く手間が半減した事になる。パソコンの便利なところである
  現実にはこのような情景は無いと思われるが、背景を変えたり、太陽を輝かせたり、用紙を和紙にしたりとか、絵を自由に変化させられるところが、面白く、イメージも変わる。 池に映った金閣寺。
池の画像は、ぼかしのコマンドを使用して、雰囲気を出した。
     
     
1 願う事必ず成り合う寺  成相寺

西国28番札所。
本尊 聖観世音菩薩。成相観音は美人観音 美人に成れる観音様として名高い。
天橋立を眺めながら寺に参拝。

丁度、この時、開山1300年祭を催され、本堂にある33年に一度のご本尊ご開帳と出会い ありがたく観音様に祈る。

なみのおと まつのひびきも なりあひの
 かぜふきわたす あまのはしだて 

復元 五重塔を描く。新しいためか朱色が際立っていた。

2 東塔(国宝・白鳳時代)

各層に裳階をつけているため六重に見えるが、三重の塔である。この特異な形が、全体として律動的な美しさを保ち、”凍れる音楽”という愛称で呼ばれる。相輪の頂上の水煙は4枚からなり、その中には24体の飛天が透かし彫りされている。

幾多の災害を受けたが、1528年の兵火でもこの東塔のみ残ったとか。

塔の背後の山はイメージで追加する。大池からの遠望では塔の後ろに若草山が望める。

3 奈良公園   興福寺 五重塔

平城遷都の立役者・藤原不比等によって現在の地に寺地を確保し寺名を興福寺と改めた。714年金堂が創建、不比等の一周忌721年北円堂、その後聖武天皇や光明皇后の発願により五重塔が建てられ、やがて、七堂伽藍の大寺院になる。興福寺は藤原氏の氏寺として栄え、平安中期以降は春日大社をも支配し、南都仏教界の重鎮となる。しかし、1180年、1717年の大火で殆どが焼失。辛うじて残った塔である。明治維新の廃仏毀釈では瓦解同様の姿になったが、現在もなお復興途上にある。
 国宝館には阿修羅像など多数の国宝が展示公開されていた。南円堂は西国三十三箇所観音霊場の9番札所として信仰を集める。日本最大の八角円堂式建築。


2010年には創建1300年を迎え、江戸期に焼失した中心伽藍の中金堂再建に向けた立柱式を計画しているらしい。塔の前の広場は工事中であり、フェンスで覆われ美観が損なわれていたが、絵では無視し除外した。

4 日本最初の世界遺産  法隆寺

南大門を潜り抜けると、世界最古の木造建築、金堂、五重塔、それらを取巻く回廊、そして、正面に中門と威風堂々とした西院伽藍が1400年の輝かしい歴史を彷彿させる。

正面が中門。エンタシスの柱、勾欄、深い軒、いずれも飛鳥建築の粋を集めたもの。左右に立つ塑像の金剛力士像。

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6 垂仁天皇稜

近鉄橿原線の尼辻を過ぎると車窓から見える姿は良く目にする。しかし、実際この場に立つことは少ない。薬師寺の塔が近くに眺められ、遠くに生駒山系を見渡す田園風景は静寂としている。のんびりした一時である。


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