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映画はあくまで映画であって、第二次世界大戦の純粋な情報とは言えません。しかし第二次世界大戦についてのひとつの意見、あるいはイメージの表明ではあるかと思い掲載しました。付記してある短文は、解説というより選択の基準のようなものと考えてください。掲載順不同です。
ヒトラー〜最期の12日間〜(DER
UNTERGANG DOWNFALL)
第二次大戦末期のヒトラーを人間として描いたドイツ映画として、かなりの評判をとっている。
戦争と人間 DVD-BOX (初回限定生産) 昭和初期からノモンハンの戦いまでの日本を描いた長編歴史ドラマ。原作は五味川純平。3時間の大作3本にサントラCDも付いている。小説仕立てになっているのでとても見やすく、しかも印象的。限定品なので数に限りがあるとのこと。
戦争クラシック・コレクション32
War Classics Collection
名作戦争映画32作品のセット。ほとんどが第二次大戦をテーマにした映画になっている。限定版のため数に限りがあるとのこと(2004.09.18現在)。細かい内容はこちらを参照←
【収録作品】1)空軍大戦略
アルティメット・エディション(2枚組), 2)地獄の戦場,
3)ならず者部隊,
4)白い砂,
5)633爆撃隊,
6)遥かなる戦場, 7)鮮血の情報,
8)英空軍のアメリカ人,
9)トリポリ魂
- 海兵隊よ永遠なれ -, 10)ガダルカナル・ダイアリー,
11)ミッドウェイ囮作戦,
12)遠すぎた橋
特別編(2枚組), 13)パットン大戦車軍団
特別編(2枚組), 14)あの日あのとき,
15)眼下の敵,
16)砂漠の鬼将軍,
17)砂漠の鼠,
18)頭上の敵機,
19)脱走特急,
20)ビスマルク号を撃沈せよ!,
21)ブルー・マックス, 22)砲艦サンパブロ,
23)若き獅子たち,
24)巨大なる戦場, 25)戦争の犬たち, 26)大列車作戦,
27)深く静かに潜航せよ,
28)マッケンジー脱出作戦,
29)レマゲン鉄橋,
30)大脱走
製作40周年記念特別編(2枚組), 31)史上最大の作戦
アルティメット・エディション(2枚組), 32)トラトラトラ!
なお、第二次世界大戦をテーマにしていないのは以下の4作。
遥かなる戦場はクリミア戦争(1853-56)のイギリス軍を描く。テーマになっている"バラクラバの突撃"は英語圏では有名な話なので見ておいて損はない。この映画では戦争の不条理として描かれているが、同テーマでやや宣伝映画風の「進め龍騎兵」という映画もある。ブルー・マックスは第一次世界大戦(1914-18)の航空戦をドイツ側から描く。ドラマ的にもなかなか。ブルーマックスとはドイツ最高の勲章プール・ル・メリート章のこと。巨大なる戦場は第二次世界大戦終結直後のパレスチナ戦争(1948-49:アラブ・イスラエル戦争)でアメリカ軍退役大佐がイスラエル建国に奮闘する話。
戦争の犬たちはF・フォーサイスの小説を映画化した作品で、舞台は戦後。南アフリカ。
アドフルの画集(MAX)
ヒトラーが歴史に登場する瞬間を描いた趣のある一作。ヒトラーは権力掌握後、若い頃に描いた水彩画をよく人に贈ったといいますから、芸術は彼にとって終生特別なものだったのでしょう。アウトバーンやベルリン改造計画で使われる大ドームのラフ・スケッチも出てきます。あくまでドラマではあるわけですが、設定はせめて1919年にしてほしかったところではあります。
PQ-17 -対Uボート海戦-1
PQ-17 -対Uボート海戦-2
PQ-17 -対Uボート海戦-3
PQ-17 -対Uボート海戦-4
1942年の夏、西側連合軍の対ソ支援船団(北極圏船団)PQ17をめぐる海戦を描いた最新作。ムルマンスク港、船団の乗組員、各国司令部、独ソ潜水艦や護衛艦の乗員などさまざまな視点がからみあって物語りは進む。テーマがテーマだけにかなり地味な出来。Ju88がこんなに出てくるドラマはほかにないかも。
バンド・オブ・ブラザース
第二次世界大戦西部戦線をアメリカ側から描いた大型最新作ということで。
スパイ・ゾルゲ
ゾルゲ事件は冷戦の終結で評価が変わる事件のひとつかもしれません。最盛期の共産圏に対する不安感は忘れられませんが、結局のところ、恐いのは主義主張というよりも人間という存在、そのものです。わが心の「スパイ・ゾルゲ」
妻・岩下志麻が見た 監督・篠田正浩は、そのメイキング。「スパイ・ゾルゲ」を見た方には、WW2映画ではありませんが、「グッバイ、レーニン!(GOOD
BYE,LENIN!)」も強くお薦めします。
戦争のはらわた(CROSS
OF IRON)
独ソ戦を描いた作品。ずいぶん以前に見て特別よい印象はないのですが、とても有名で、かつ高く評価する方も多いので載せました。舞台は1943年のいわゆるクバニ包囲陣の末期で、スターリングラード戦敗北により退路を失ったドイツ軍がケルチ地峡からクリミア半島へ脱出しようとしているところです。タマン半島はクリミア半島のカフカス側対岸。
橋(Die Brucke) 大戦末期の西部戦線、ドイツの小さな町で橋を守るよう命じられた少年兵たちの運命。敵味方とも誰かが特別に悪いということもないのに、無意味な悲劇が広がっていきます。小粒ですが思いのほかよく知られている作品です。

Uボート(DAS
BOOT)
ドイツ潜水艦についてのイメージは、この映画を見ておけば誰とでも共有できるでしょう。(この映画でUボートはジブラルタル海峡通過に苦労するのですが、ドイツ海軍より劣弱と言われるイタリア潜水艦がここの通過に苦労したり大損害を出したりしたという話はなぜかあまり聞きません)
スターリングラード(STALINGRAD)
スターリングラードの戦いそのものを描いたドイツ作品。2000年に作られたジュード・ロウ主演のEnemy at the Gateではありません。とても寒寒として虚しく悲しい映画ですが、私は、何故か、とても好きです。ただ、価格の高いレンタル用ビデオしかなく、しかも品切れ状態なのが残念。DVDが出ることを期待します。
スターリングラード大攻防戦
典型的なソ連戦争映画と言ってよいかと思います。スターリングラード包囲環をドイツ軍の「冬の嵐」作戦から守る話です。皆こういう映画を見て「よし俺も国を守るぞ」とか思うのでしょうか。
ヨーロッパの解放
I.
クルスク大戦車戦とドニエプル渡河大作戦からなるソ連の大作。1943年の夏から秋にかけての独ソ戦を描く。このシリーズはスケールが大きいだけで単調と言われ、実際そうも言えるのですが、それでもやはりこの大きさは一見の価値ありと思います。
ヨーロッパの解放II.
1944年夏のバグラチオン作戦を描く。この作戦は、ドイツ軍がソ連軍の大包囲作戦を予想して守っていたところ、ソ連軍はその裏をかき東から一気に正面攻撃をかけて成功したのだと思うのですが、なぜか副題は「大包囲撃滅作戦」です。ヴィテブスクなど個々の都市が包囲されたのはヒトラーの「確地戦略」によるものですし・・・。それはともかく、状況が理解しづらい戦争映画の代表というところでしょうか。
ヨーロッパの解放III.
オーデル河突破作戦に始まるベルリン大攻防戦を描く。ヒトラーを英雄にしないよう頑張っています。「ヨーロッパの解放」には続編も2作あって、ポーランドや南東ヨーロッパ諸国へのソ連軍の進撃が描かれ、なかなか貴重な映像が多いのですが、いま、DVDやビデオはないようです。計算した方によると、T〜Vと続編2作を含めて、「ヨーロッパの解放」全てを見るのに26時間かかるそうです。
WW2独ソ攻防戦DVD-BOX
上記の「ヨーロッパの解放」3部作と「スターリングラード大攻防戦」、それに加えて「レニングラード攻防戦」「ベルリン陥落」の豪華セット。

戦略大作戦(KELLY'S
HEROES)
「反戦のスタンスをとりつつ男の子としてカッコよくもありたい」という映画。国家が庶民を利用しようとする戦争を、逆に庶民が利用して一儲けをたくらむ。一般論にはなりにくいけれど、確かにこういうのもありか・・・。ふざけていながら作りがいいかげんではないところ、そして何より面白いところに好感が持てました。
鷲は舞いおりた(THE
EAGLE HAS LANDED)
ちょっとミステリー仕立ての「面白い」戦争映画の代表作。国家権力という巨大な力の間で自分のスキルを生かし冒険する気持ちに訴えかけてきます。単なる娯楽作品か、負けて死んでも「カッコよく」あれるよ、というメッセージか。
遠すぎた橋(A
Bridge Too Far)
反戦映画だと思うのですが、そうではないという意見もあります。内容が複雑だという話も聞きますが、「ヨーロッパの解放」などに比べたら明快すぎるくらいなものです。作戦開始前の、ホロックス中将によるマーケット・ガーデン作戦のブリーフィングをちゃんと聞いておけば大丈夫・・・のはず。
遠すぎた橋
特別編(A Bridge Too Far Special Edition)
上記「遠すぎた橋」のデラックス版。
レマゲン鉄橋(The
Bridge At Remagen)
アクション映画としても、人間ドラマとしても、史実を描いた映画としても、そこそこの水準を確保した非常にバランスのよい映画。
パットン大戦車軍団(Patton)
一種の伝記映画なので、そう思ってみれば、十分なイメージ情報を含んでいます。
連合艦隊
日本の戦争映画の代表作のひとつとして。

戦場にかける橋(THE
BRIDGE ON THE RIVER KWAI)
非常に有名な映画なので。実際、なかなか面白くもあります。
掠奪戦線(BREAKTHROUGH)
大戦末期、西側連合軍とソ連軍がドイツの科学者を奪い合う。よくできた戦争アクション映画の典型として。
シン・レッド・ライン(THIN
RED LINE)
ガダルカナルの戦闘をアメリカ側から見た映画。哲学的と言うか、何か独特の雰囲気があって、いろいろな評価のある映画です。
シン・レッド・ライン〈dts版〉THE
THIN RED LINE
上記「シン・レッド・ライン」のデラックス版。
脱走山脈(HANNNIBAL
BROOKS)
ドイツの捕虜になったイギリス兵が動物園の飼育係の仕事を与えられ、担当になった象のルーシーとアルプスを越えてスイスまで脱出しようとする話。個々の人間に戦争とのどのような関わり方がありうるのか、考えるきっかけになるかもしれません。なかなか味わいのある一篇。音楽もよい。
サウンド・オブ・ミュージック(The
Sound of Music)
ご存じトラップ一家の物語。舞台は第二次世界大戦前夜のオーストリアです。トラップ氏はオーストリア海軍大佐。オーストリアは海に面していないので、ドナウ河の河川砲艦に乗っていた(式典の指揮をとっていた?)のでしょうか。それが突然、外洋艦隊を持つドイツ海軍へ転籍だと言われたら、これはもう逃げるしかないですよね(^^;
バルジ大作戦<ロングバーション・ニューマスター版>
(BATTLE OF THE BULGE)
ストーリーを非常に単純化しているので、トーランドの本(上・下)を読み「史上最大の作戦」の監督(の一人)であることを期待すると、少々びっくりするでしょう。その分、娯楽性は高くなっています。主役のドイツ軍タイガー戦車に戦後のアメリカ製M-47をそのまま用いているので戦車ファンは失望するかも。しかし考えてみれば人物も別人が演じているのですから、戦車も別物が演じて悪いとも言いきれませんし、M-47の重量感はどことなくタイガー戦車の雰囲気を出して、案外うまいキャストになっている・・・?

真珠湾攻撃の3作品
日米開戦の火蓋を切った真珠湾攻撃を描いた3作品を紹介します。最も新しいのがパール・ハーバー
―(PEARL HARBOR)。CGを駆使した大迫力映像が自慢の航空映画(P-40,Zeke,Spitfire,Bf109,B-25)ですが、基本的にアメリカ人のラブ・ストーリーであること、日本軍の様子が不自然なことで満足できないという意見をよく耳にします。一方、やや古めですが定評のあるのがトラ・トラ・トラ!(Tora!Tora!Tora!)。こちらは日本軍の様子は日本人が作っていますし純然たる戦争映画です。やや異色なのが真珠湾攻撃(DECEMBER
7th:THE MOVIE)。開戦当時のアメリカが戦意昂揚を目的に製作したプロパガンダ映画をもとにしています。

ヒトラーと6人の側近たち これは劇映画ではなくドキュメンタリーですが、ドラマチックに構成されていてとても見ごたえがあります。人物を中心においているためかもしれません。6人は、宣伝相ゲッベルス、国家元帥ゲーリング、副総統ヘス、SS長官ヒムラー、ヒトラーの後継者となったUボート司令官デーニッツ、建築家、軍需相、そしてヒトラーの「友人」でもあったシュペーア。全3巻セット 。 |