Architects &
Architecture 世界の建築 見て歩き
Antoni
Gaudí i Cornet
アントニ・ガウディ・イ・コルネ
-by tomoko-
El Temple Expiatori
de la
Sagrada Família in Barcelona 聖家族贖罪教会(サグラダ・ファミリア)
in Barcelona
夕焼けに映えるサグラダファミリアが見られないものかしらと
日が傾きだしたバルセロナの街を足早に歩く。
サグラダファミリアの周りが治安がいいかどうか不明だったし、
中心から数ブロックはなれているので、そこまでの道程はちょっと緊張。
コバルト色の空をバックにだんだんとシルエットになっていく4つの塔。
しばらく待っても今日は空は焼けないみたい。残念。
と、突然、目の前の教会は金色の光に包まれた。
夜10時からのライトアップ。
知らなかった。うれしいサプライズ。
マドリードは治安が悪いので有名だが、スペインのなかでバルセロナはそれに次いで良くないらしい。
実際マドリードは怖かった。ジプシーの子たちにつきまとわれたりしたし。
そんなバルセロナだが、サグラダファミリアがライトアップされるなら見に行かない手はない。
夏のスペインの日は長く、夜9時半くらいまで平気で明るい。
でも10時を過ぎるとさすがに暗い。っていうか、暗くないとライトアップも効果がないし。
すっかり遅い時間の帰り道の緊張も覚悟の上で。
いちばん下の写真を見るとわかるように
西側と東側とでは、レリーフや柱の細かなデザインがすっかり違っている。
長い年月をかけて造り続けられている建築物に“今”と“昔”が共存し
ている。
現代的な西側のデザインがいいとか、昔につくられた東側の意匠に合わせるべきとか、
きっと議論があるんだろうなぁ。
ガウディの意志ははどこまで支配しているのだろう。
いちばん素敵できれいだと思ったのは一階のホールの天井の意匠。
普通じゃないよね。
もっとも、全体が普通じゃないんだけど。
サグラダファミリアは完成するまでにあと200年かかるとか言われていたけれど、
最近、あと数十年でできることになったらしい?
技術の進歩はすばらしい。
大成とか大林とかにやらせればもっと早くできる、なぁーんて言ってた人もいたが。
ということは、もしかすると完成したサグラダファミリアをこの目で見ることが可能かも?
密かに楽しみ。
2006.07
Gaudi ガウディ
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Last updated: Oct 02, 2007
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