野鉄廃止までの経緯(ローカルニュースより)


野上電鉄が廃止に至るまでの地元マスコミのニュースを私がPACKET無線を通じて全国に 流した記録をここに再現します。  事の発端は鉄道施設の改善、近代化を計画していたが、国からの欠損補助金が突然打ち切られる というニュースが92年10月に発表された事でした。  以下廃止までの経過です。  93−05−13  社長代行 会社解散を表明  93−06−15  定期株主総会で廃業を決定  93−10−19  対策協議会 代替案を示す  93−10−20  市民団体が反対提言書を提出  93−11−11  対策協議会が廃止決定  94−02−11  一転存続か  94−02−15  書面確認  94−02−17  買収され存続か  94−02−18  存続絶望  94−02−21  県が線路跡利用を予算化  94−03−08  廃業認可  94−03−16  さよなら乗車券発売  94−03−31  最終日  記事の詳細は下記をご覧下さい。

Posted : 93/05/13 先日もアップさせて頂いたのですが、和歌山県の海南市にある 野上電気鉄道 が廃止されようとしておりますが 新しいニュ―スが入りましたので お知ら せします。 +++++++ 野鉄 解散へ 社長代行が表明する ++++++++ 経営難から存続問題で揺れる 野上電鉄の社長代行が 今年度も2億4千万 円以上の欠損金が出る見込みのため 6月に行われる株主総会で 承認を得て 早急に会社を解散せざるを得ない と 野鉄対策協議会会長に 伝えた。 (5月13日付毎日新聞 和歌山県版より) ++++++++++++++++++++++++++++++++++ 以上の様な記事が掲載されました。 野上電鉄は1913(大正2)年に 海南市と野上町の11.4Kmを結ぶ 地域の足として開業したが 昨年国からの欠損補助金打ち切りを通告された為 廃止の危機に瀕しています。 和歌山では野鉄は高いと言われているため他の鉄道と比較してみました。 野鉄 日方―八幡馬場    8.5Km 430円 20分 日方―登山口    11.4Km 460円 30分 南海 和歌山―山東    9.1Km 280円 20分 貴志川線 和歌山―大池遊園  11.3Km 280円 25分 南海線 難波 ―堺    9.8Km 220円 10分 高野線 難波 ―三国ケ丘  11.6Km 270円 15分   阪神 梅田 ―尼崎   8.9Km 190円 15分   梅田 ―武庫川   12.0Km 190円 20分 JR 幹線       7.0―10.0Km 190円       11.0―15.0Km 230円 地方交通線        7.0―10.0Km 200円      11.0―15.0Km 230円      93―05―13 DE JA3PLB
Posted : 93/6/15 本日野上電鉄のニュ―スが テレビ和歌山でOAされましたので    お知らせします。 多額の累積赤字を抱えたうえ 運輸省の補助金が打ち切られる事になっ た 野上電鉄は きょうの定期株主総会で 会社を解散廃業する方針を 明らかにしました。 和歌山県海南市と海草郡野上町を結ぶ 野上電鉄は今期末で 6億8千 万円の累積赤字を抱え、そのうえ、運輸省から受けていた毎年1億円あま りの 補助金が打ち切られる事になり 存続の危機を迎えていましたが、 6月15日に開催された 株主総会で会社解散の意向が株主に報告されま した。そこで社長は「野上電鉄は来年早々にも 臨時株主総会を開き 解散を正式に決議する事にしています。」と発言し これを受けて野上電鉄対策協議会の会長の海南市長は「大変困った事で あり住民の足を確保するために 自治体が主体となる組合、第三セクタ― あるいは新会社等で電車の運行ができないかを調査したい」とのべて います。 以上がニュ―スの内容です。 この通りになると 来春には 悪くすると廃止になりかねません 今年の夏が 最後の夏となるかもしれません 野上電鉄対策協議会の方と 地元住民のパワ―に期待したいものです。 野上電鉄は 大阪 天王寺からJRきのくに線(紀勢本線)海南駅下車 日方(ヒカタ)または連絡口から乗車します。      93―06―15 DE JA3PLB
Posted : 93/10/09 20:30 From : JA3PLB To : ALL Subject: 野鉄 廃止の危機 その4 和歌山市の次田です 廃止の危機に瀕している 和歌山県海南市の 野上電気鉄道のニュ―スが入りましたのでお知らせします。 10月6日に開かれた野上電鉄対策協議会で 野上電鉄の廃止に伴う輸送 確保の代替案が示されました。この日報告されたのは次の3案です 1. 現状維持 2. 全線バス代替 3. 鉄道バス乗り継ぎ この席上 事務局は 鉄道を廃止し 路線バスを運行するのが望ましい とする中間報告をしました。平行して現在路線バスが運行されている県道が 狭いため 鉄道用地のバス専用レ―ン化も検討されているようです。 協議会としての案は次回の協議会で最終結論を出すようですが 経費の節 減面等からして 鉄道の存続は非常に厳しくなってきており 来年3月廃止 の公算が濃厚となってきたようです。 先日から 夕日に染まる 野鉄を撮影するため海南へ行っていますが 残念ながら夕方のラッシュ時の運用も単行となってしまっており 客足も 遠のいているようです。 来年夏には和歌山、海南境のマリ―ナシティでリゾ―ト博もあることです し あと半年廃止が延びたら大正ロマン漂う現存する日本一古い鉄道を見学 に来る人々で人気が出 観光鉄道化して廃止を免れたらなあ と思うのは 私一人だけでしょうか。                    93−10−09 JA3PLB
Posted : 93/10/19 22:30 From : JA3PLB To : ALL Subject: 野鉄 廃止の危機 その5 和歌山県海南市にある野上電鉄に関する新しい情報をお知らせします ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 野鉄の廃止に反対する市民団体がきょう公共事業としての重要性を訴え 廃止に反対する提言書を野上電鉄対策協議会に提出しました。 この提言書は海南市と野上町それに美里町の住民らでつくる「野鉄廃線に 反対する会」が野上電鉄対策協議会の会長である山本海南市長あてに提出し たもので 10月19日海南市役所で生活環境課長に手渡されました。 会はこれまでにも廃止反対の署名を集める運動を展開してきましたが 今 回の提言書では「赤字だから廃止する」という短絡的な結論を急がずに た とえば 市民病院や文化会館などの様に採算を割っていても必要性を認めら れる公共事業があるように 野上電鉄も社会基盤のひとつとして残して欲し いと訴えています。 野上電鉄は4億円以上の累積赤字を抱え 来年3月に会社が解散される見 込みとなっていますが 野鉄廃線に反対する会では 今後も野上電鉄を利用 する住民運動を続けていきたいとしています。 (テレビ和歌山 MEDIA90ニュ―スライブ6より) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 先日 対策協議会が「電車での存続は不可能で 今後バス転換でいくとい う方向で近々最終結論を出す」という発表に対する意見のようです。 我々鉄道ファンとしても 大正ロマン漂うミニ鉄道をぜひ存続させて欲し いものです。   93−10−19 JA3PLB
Posted : 93/10/20 22:32 From : JA3PLB To : ALL Subject: 野鉄 廃止の危機 その6 野上電鉄に関する新しい情報が入りましたのでお知らせします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 中間報告が出るも 足の確保に結論出ず! 経営難から来年3月末で廃業が決まっている野上電鉄の住民の足の確保を 検討する「野上電鉄対策協議会」が20日開催されましたが コンサルタン ト会社の「バス転換が経済的で望ましい」という資料を基にした中間報告を まとめました。 席上 依頼されたコンサルタント会社から次のような報告がありました。 「現状維持の場合 土木 電気工事等の施設改善費に約35億円必要な事や バス代替案で現在の電車利用客の80%がバス利用すると赤字が出ない」 協議会ではコンサルタント会社が作成した 初期投資や運行費用等の中間 報告書を作成し それを各自治体が持ち帰り協議し 次回11月初旬に開か れる対策協議会で最終結論を出すという事になりました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 35億円という巨費を海南市他周辺自治体が集める事はかなり難しく といって全面バスに代替するといっても 県道は狭く大型車の対抗はかなり 困難で 現在でも交通渋滞が生じている状態なので 隣の有田鉄道の様に ラッシュ時のみ列車を走らせ極力車両や線路を消耗させないという方法でも 取るか それとも 紀州鉄道のように大きな会社に買ってもらい 会社のイ メ―ジアップに利用してもらうのも一つの案です。 でも鉄道ファン皆が希望しているのは 古い貴重な車両(大正生まれの元阪 神の5枚窓の電車やブリル27Eの台車 GEの電動機)や駅等をいかして 観光保存鉄道として運営する(誰が運営するかは難しい問題ですが)事を望 んでいるのではないのでしょうか。 各局さん 名案があればお教え下さい お待ちしております。 93−10−20 JA3PLB
廃止反対の立看板の前で 日方駅 93.10.31

Posted : 93/11/11 19:36 From : JA3PLB To : ALL Subject: 野鉄の廃止決定される 廃止の危機に瀕していた野上電気鉄道がついに来春廃止、バスに転換され る事が10日開かれた野鉄対策協議会で正式に決定されました。 それによると 野上電鉄は来年3月31日まで運行され4月1日からは代 替バスが運行される事となり 和歌山バスに委託される模様です。 野上電気鉄道は大正5年(1916)に日方(ひかた)―野上間を野上軽 便鉄道として開業 昭和3年に生石口(現、登山口)までが全通しました。 昭和47〜48年には廃止寸前まで立ち至ったが 地元の反対や国からの 欠損補助 それに折からのオイルショック等で今日まで細々と運行されてき たが 国の欠損補助打ち切りをきっかけに 今回は大きな住民の廃止運動も 無く 廃止が決定されてしまい 78年の生涯を閉じようとしています。 野鉄は現在単線600V電化で11.4Kmを運行しており使用車両は元 阪神の物が9両 元富山地鉄が3両 元阪急が1両となっています。 その中でも現23号は阪急の前身箕面有馬電軌1形26号で大正3年生、 24号も元阪神601形604で全面5枚窓の大正13年生まれ 最近は明 治製菓のCMに出演したため残念ながらその時の衣装のままになっています その他の阪神勢も昭和7〜11年生の小型車で中には側面に明かり窓のつ いた車両も残っています。 ただ残念な事に至るところに構内、車内での写真撮影禁止の立て札があり 野鉄の姿を記録しづらくなってきました。 先日もVAP−NET RAILボードの方々と 野上電鉄、有田鉄道、   南海貴志川線の「和歌山のロ―カル鉄道」3社に乗車してきました、  もし野上電鉄の撮影、乗車等で資料の必要な方は私まで連絡して下さい。 93−11−11 JA3PLB
Posted : 94/02/11 20:18 From : JA3PLB To : RAIL Subject: 野上電鉄に存続の動き RAIL各局さんこんにちは、3月末で廃線が決まっている和歌山県海南市 の野上電鉄を一転、存続させようという動きが出ているという記事が11日の 毎日新聞和歌山県版に掲載されましたのでお知らせします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 10日 筆頭株主(約20万株)の小竹林二・明光タクシ―の代理人が野鉄 対策協議会長の山本有造・海南市長に「沿線住民と関係自治体の理解と協力が 得られるのなら、野鉄存続のため運用資金なども含めて協力したい」と口答で 伝えた。 これに対して山本市長は「やるとなれば応援するのはやぶさかではない。小 竹さんの署名入りの文書を早急に提出して欲しい」と述べ、野鉄対策協議会へ 諮問、検討することを約束した。 15日に開かれる野鉄対策協議会に諮る予定。 野鉄存続のためには、運用資金だけでも、毎月1千万〜1千500万円が必 要。 野上電鉄は、先月17日の臨時株主総会で「3月末で解散・廃線」を議決。 今月16日にも、近畿運輸局へ「鉄道廃線に対する申請書」を提出することに なっている。 以上 2月11日 毎日新聞朝刊 和歌山県版より ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 廃止まで秒読み段階に入っていた野鉄も、日本有数のお金持ちのバックアッ プがあれば、急転直下、廃止を免れられる可能性も出てきました。                      94−02−11 JA3PLB
Posted : 94/02/15 23:40 From : JA3PLB To : RAIL Subject: 野上電鉄に存続の動き 2 RAIL各局こんにちは、野上電鉄の新しい情報が入りましたのでお知らせ します。 今日15日に開かれた野鉄対策協議会で、先日筆頭株主から提出された、自 筆署名入りの書面に対して、内容を確認するため、あす16日係員が筆頭株主 と会うと言う事になりました。 そのため、本日決定し、あす16日に近畿運輸局に提出される予定の「鉄道 廃線に対する申請書」は提出できなくなり、3月31日廃止のタイムリミット であると言われている、あす2月16日までに申請書の提出が間に合わなくな ってきたようです。 その後、新しい情報が入りましたらお知らせします。 94−02−15 JA3PLB
Posted : 94/02/17 23:42 From : JA3PLB To : RAIL Subject: 野上電鉄 買収され存続か 野上電鉄の新しいニュ―スが入りましたのでお知らせします。 毎日新聞2月17日付の朝刊の3面に大きく取り上げられていたので、ご存 じの方もおられると思いますが「来月末廃線の野上電鉄」「買収し存続」 「筆頭株主が住民の心大切にと」掲載されました。 それによると「小竹さんはこの日、協議会に対し、会社解散後の施設の買収 と鉄道の存続を正式に伝えた」つまり、解散後に新会社を発足させるとの事。 又、別の地方紙は「対策協議会事務局と和歌山県交通政策課は小竹さんと会 見し、鉄道存続のため資金援助をしてもらえるのか、沿線自治体にはどの程度 の協力を求めるのか等、最終的な意思確認をした」「会見した事務局長は、今 はまだ発表できない、18日に開かれる次回の対策協議会にかけたいとの事」 なお、野上電鉄は今月10日に沿線1市2町の同意書(意見書)を添付せず 近畿運輸局へ解散認可申請書を提出、同意書はなるだけ早急に出したいとして いる。 ここ当分、目の離せない野上電鉄のニュ―スでした。   94−02−17 JA3PLB
Posted : 94/02/18 23:43 From : JA3PLB To : RAIL Subject: 野上電鉄の存続、絶望的に 野上電鉄の新しい情報が入りましたので、お知らせします。 今日、開かれた対策協議会で発表された、小竹さんとの意思確認の内容です *野上電鉄を引き継いで電車を存続する事について。 現在野鉄が抱えている借金12億円について、出す気持もない、現在の従業 員を雇用するつもりもない、4月1日からそのまま引き続いてやっていく考え はない。 *会社解散について。 3月31日の解散は仕方がない。 *会社解散後 清算時における施設の買収について、銀行から話しがあり、条件が折り合え ば全部出して今の車両、施設で運行を考えている。 代替バス問題も、バスは大十にやってもらったらよい、電車を残すかどうか は、運輸省次第である、設備も昔のままで使えるのであれば、また従業員を雇 用してやっていく。 安全基準について、運輸省の基準をクリア―するとなれば、約30億円必要 とされているが、そんな設備、修理等は考えておらず、事故を起こさないよう にするには何億円かかるという事は聞いていないし、事故を起こさずやってい るのだからそんな膨大な費用は必要ないのではないか。 残す事は賛成だが、今の人たちを引き続いてするのはだめで、運輸省が30 数億円必要かどうか言っていないのでわからないが、その費用を出す考えはな い、電車は少々古くても使える。 以上が対策協議会から発表された小竹さんの考えです。 これらの事を考慮して、野鉄対策協議会では来週中にも、1市2町村の廃線 申請に対する同意書を近畿運輸局に提出する予定なので、残念ながら野鉄の廃 線は決定的となってしまいました。 94−02−18 JA3PLB
Posted : 94/02/21 22:24 From : JA3PLB To : RAIL Subject: 野上電鉄の線路跡利用について 野上電鉄に関するニュ―スが入りましたのでお知らせします。 和歌山県は3月末で会社解散・廃線が決まっている野上電鉄の一部区間を、廃 線後に道路として整備する方針を決め、21日発表の新年度予算に用地購入費 として10億円を計上しました。 和歌山県が整備するのは、海南市野上中から海草郡野上町小畑までの4.4 Kmで、全線11.4Kmの約40%に当たり、全体事業費は40億円となり ます。 代替バスは線路沿いの現在の県道で運行されますが、道路幅の狭い部分を購 入し、拡幅整備されるものです。 当局が推測するには、買収される区間で、野上中というのは、貴志川の鉄橋 あたりからで、おそらく消防署前の県道の踏切から野鉄の線路敷きに入り、終 点登山口か、その手前の楠公園あたりまでと考えられます。 一時、筆頭株主が「解散後、買収し存続させる」という話もあり、存続か! と騒がれましたが、野鉄対策協議会からの要請もあり、和歌山県も廃線の方針 で青地図を描いているようです。 94−02−21 JA3PLB
Posted : 94/03/08 23:15 From : JA3PLB To : RAIL Subject: 野上電鉄の廃業認可される 3月末で廃業する、野上電鉄株式会社の法人解散が、運輸大臣に認められま した 利用者の減少から経営不振に陥り、さらに国の補助金打ち切りに、追い打ち をかけられた野上電鉄ではこれ以上会社を存続させることは難しいとして、廃 業を決定し、運輸大臣に対して今月31日で法人解散の認可申請をしていたも ので、今日の認可で野鉄の廃業が正式決定されたことになります。 運輸省ではすでに地元の運輸会社「大十株式会社」が野鉄からバス事業を継 承することを認可しており、4月1日から「大十」が海南市の日方(ひかた) ―野上町の登山口駅間の11.4Kmで、1日に28往復のバスを走らせるこ とになっています 一方、和歌山県では廃業後の線路敷地を買収して道をつくり、従来の道路を 拡幅して、バスがスム―ズに通れるようにすることにしており、新年度予算で は11.4Kmのうち登山口駅寄りの4.4Kmを買収する費用10億円を計 上しています。 (3月8日 テレビ和歌山ニュ―スライブ6より) これでついに野鉄の廃線が正式に決定されてしまいました、最近沿線では多 くの鉄道ファンやアマチュアカメラマンが見られますが、残念ながら「構内や 車内での写真撮影は厳禁」という貼紙は消えておりません。 また、野上町長は登山口駅近くの楠公園に野鉄の車両を保存するため、会社 に車両を譲渡してくれるよう申請しているそうです、はたしてどの車両が保存 されるのでしょうか、私が思うに24号(もと阪神、5枚窓の明治製菓の広告 電車、但し塗装を戻してから)か、明かり採り窓のすばらしい32号を残して 欲しい所です。 94−03−08 JA3PLB
Posted : 94/03/16 03:26 From : JA3PLB To : RAIL Subject: 野鉄、さよなら乗車券発行− 野上電鉄では、今月いっぱいでの廃止を控え、18日から「おわかれ記念乗 車券」を発売することになりました。 この「おわかれ記念乗車券」は、日方から登山口までと登山口から日方まで の写真入り切符2枚で、1セット920円6千セットの限定販売となります。 発売は今月18日から、日方、重根紀伊野上、登山口の4つの駅と野上電鉄 本社定期券発売所で行われます。 また、下記の野上電鉄・運輸課で通信販売も行っています。 申し込み方法は、切手を貼り、宛名を記入した返信用封筒と現金または郵便 定額小為替による代金を送付する事になっています。 また、今月29日からの3日間は運行する車両の前後左右4面に80年間の 別れを告げるプレ―トや横断幕を付けるということです。 #申込先 〒642 海南市日方1011番地 野上電気鉄道株式会社 運輸課 ( テレビ和歌山 MEDIA90 ニュ―スライブ9より) 注 返信用封筒は タテ23cm×ヨコ12cm以上のもの 送料 2セットまで 80円 3〜4セット 90円 5〜8セット130円 9〜20セット270円 尚、記念乗車券の絵柄は表紙が日方駅での24号(広告塗装)、紀伊野上― 動木間の柴目川橋りょうを渡る31、32号の2両連結(広告なし)、日方駅 構内の24号(昔の緑色塗装)裏面は車両竣工図表となっています。 野鉄の写真撮影の件は 某在阪テレビ局さえ車内での撮影は断られたようで すので、かなり難しいようです。 94−03−26 JA3PLB

 3月29日から「ありがとう81年 さよなら3.31 野上鉄道株式会社」の 横断幕をつけ運転される。
最終日の24−32 北山駅東方 (この2両は阪神電鉄で保存される)
 3月31日の「登山口行」最終電車は久々の3両編成でも別れを惜しむ人々で 積み残しも出るほどの超満員でした。
24号、32号は古巣の阪神電鉄へ27号、31号は保存されましたが残りの車両は 解体されてしまいました。
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