紀州路を代表した列車 急行「きのくに」について
定期列車の国鉄キハ28・58・65と南海のキハ5501・5551形は1985(昭和60)年3月で廃止となって特急くろしおに昇格し、交直両用の485系が転入してきました。
これを最後に南海電鉄の紀勢線乗り入れは終焉をむかえました。
南海電鉄は国鉄キハ55に準拠したキハ5501形とキハ5551形を自社発注し国鉄紀勢線に乗り入れました。
南海電鉄から乗り入れていたきのくには片運転台のキハ5501型と両運転台のキハ5551型がありました。
1959年(昭和34年)から製造され化片運車のキハ5501形は5両、両運車のキハ5501形は4両製造されましたが、キハ5505形は国鉄乗り入れ中に踏切事故により大破しましたが改造され関東鉄道に譲渡755となり活躍していました。
最後まで非冷房のまま1985年(昭和60年)3月まで走り続けました。
1985年(昭和60年)3月定期DCきのくにの廃止後夏の多客期には臨時きのくにが設定されました。
平成15年(2003年)10月11~13日にかけて紀勢線電化25周年記念で記念列車が走りました。
電化(昭和53年)以前の主力車両であった「キハ28・58」(急行型気動車)での急行「きのくに」とEF58牽引の急行「電化開業25周年記念号」でした。