BJ去勢手術に関する覚書

脇腹に直径1センチ大のしこりのようなものができたので、検査を兼ねた除去手術を行うことになった。全身麻酔をかけた手術は、BJにとって生まれて初めて。一度の麻酔で可能なのであれば、以前から考えていた去勢手術も同時にできないものかと打診するとOKだという。
手術1週間前の血液検査のため来院。このとき、一番の問題であった脇腹のしこりが目視では分からないほど小さくなっていたため、腫瘍摘出は見送ったほうがいいだろうとの判断がなされる。そんなわけで、手術内容は去勢手術のみ。血液検査の結果は、GTPの数値に若干の不安はあったものの(といっても、心配するほどのものではないらしい)血小板、赤血球は平均値。再発の恐れありといわれる自己免疫性溶血性貧血の兆候も全く見られず、1週間後の04.9.29に手術を行う運びと為った。
手術当日は、朝、水もフードも与えずに来院するようにと言われる。
早朝の散歩で排便を済ませ、 午前9時半、病院へ。
体温を測り、血色を観察した後、去勢手術についての手順を掻い摘んで説明してもらう。
手術開始時間は午後1時。引き取り時間は午後5時。

麻酔をかけたら、タマを袋からサオ側に押す。

サオ部分の皮膚を切りライチ似のタマを出す。

引っ張って…

結んで…

この辺、説明してもらったけど…

よくわからんかった

タマは2個あるので…

同じ処理が2回。両方で5分かからず。

縫合完了。剃毛した皮膚がエロチック。

無事に覚醒して酸素を吸ってるところ。

ホルマリン漬けでなく冷凍で持ち帰ったBJのタマ。犬のタマは食っても不味いらしい。砂肝みたいな味がしそうだったんだけど。

前足に静脈留置ってやつが突き刺さってます(テーピングしてあるところ)。次の日には抜き取ってもらいました。

覚醒瞬間のBJは、他の犬種に比べると涎の量がかなりあったらしいが、その直後には朝から飲まず食わずで空腹だったのか、院内のビニール袋の擦れる音、紙を破る音にも敏感に反応し口をパクパクさせて両目から物乞いビームを発していたらしい。無事生還できてよかった。
「まだ麻酔が完全に覚めてないかもしれません」といわれ診察室に連れてこられたBJだが、普段からどちらかというとボンヤリした方なのでこの状態が完全に覚醒している状態なのかどうか飼い主としてもよくわからない。
通常使われる痛み止めというものには、抗血小板作用があるらしいので微量しか投与されていないという。
「だから、少し痛むと思いますが」
そう言われて戻ってきた。
自宅へ戻ると、兎に角飼い主の膝の上にいようとする。時折、息遣いも激しくなるので、彼なりに痛みを我慢しているのかもしれない。
夜中の12時までは水もフードも一切摂取させぬよういわれる。
寝る前に排尿に連れ出すが、縫い口辺りが傷むのか排便するような行為すらしない。
手術日翌日、普段の半分の量のフードをペロリと平らげ(足りなかったらしいが我慢しろ)、庭で放尿。かなり溜まっていたらしく、煙草に火をつけ吸い終わってもまだ出ていた。自己免疫性溶血性貧血でステロイドを多量投与されていた頃の尿量と同じくらい長かった。いやぁ、よく我慢できたこと。その後、術後の経過観察と静脈留置を取ってもらうために再び病院へ。
出血も化膿も取りあえずは見受けられない。
この分でいけば、来週抜糸。
そうそう、フクロ自体を取り除いたわけぢゃないので、現在は皺袋がぶら下がったなんとも情けない後姿だ。

因みに去勢でかかった費用は次の通り

04.9.22 04.9.29 04.9.30
診察料     500 去勢手術  15,750 診察料     500
血液検査  9,000    
    計       25,750

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