覚醒瞬間のBJは、他の犬種に比べると涎の量がかなりあったらしいが、その直後には朝から飲まず食わずで空腹だったのか、院内のビニール袋の擦れる音、紙を破る音にも敏感に反応し口をパクパクさせて両目から物乞いビームを発していたらしい。無事生還できてよかった。
「まだ麻酔が完全に覚めてないかもしれません」といわれ診察室に連れてこられたBJだが、普段からどちらかというとボンヤリした方なのでこの状態が完全に覚醒している状態なのかどうか飼い主としてもよくわからない。
通常使われる痛み止めというものには、抗血小板作用があるらしいので微量しか投与されていないという。
「だから、少し痛むと思いますが」
そう言われて戻ってきた。
自宅へ戻ると、兎に角飼い主の膝の上にいようとする。時折、息遣いも激しくなるので、彼なりに痛みを我慢しているのかもしれない。
夜中の12時までは水もフードも一切摂取させぬよういわれる。
寝る前に排尿に連れ出すが、縫い口辺りが傷むのか排便するような行為すらしない。
手術日翌日、普段の半分の量のフードをペロリと平らげ(足りなかったらしいが我慢しろ)、庭で放尿。かなり溜まっていたらしく、煙草に火をつけ吸い終わってもまだ出ていた。自己免疫性溶血性貧血でステロイドを多量投与されていた頃の尿量と同じくらい長かった。いやぁ、よく我慢できたこと。その後、術後の経過観察と静脈留置を取ってもらうために再び病院へ。
出血も化膿も取りあえずは見受けられない。
この分でいけば、来週抜糸。
そうそう、フクロ自体を取り除いたわけぢゃないので、現在は皺袋がぶら下がったなんとも情けない後姿だ。
因みに去勢でかかった費用は次の通り
04.9.22 |
04.9.29 |
04.9.30 |
診察料 500 |
去勢手術 15,750 |
診察料 500 |
血液検査 9,000 |
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計 25,750 |
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