サラ避妊手術に関する覚書

BJが去勢手術を行った1ヵ月後、サラも避妊手術をする予定だった。 サラ6歳。当初、避妊手術を行うことなど全く考えてなかったのだが、年老いて子宮の病気にかかった場合、有無を言わさず(例えば血液検査をする余裕などもなく)手術に及ぶよりは、体力のある今のうちに万全の態勢でやっておいたほうがよいのではないかと考えたため。
手術当日、具合の悪い妻に代わり、夫が病院へ連れて行く。
1週間前に行った血液検査では、 ALP(アルファフォイス ファターゼ)数値が若干高いことがわかったが、心配するほどのことではなかった。
が、診察台に乗せられいつものように興奮したサラの歯茎、及び舌の色が異様に白いということで、この日の手術は延期になる。極度の興奮で血圧の変化が起こり、斯様に変色するのではないかという獣医の判断である。麻酔から醒め獣医やアニマルナースに気づき同じように興奮した場合、危険だから手術は中止にすべきだと言われ、この日は手術を受けずに連れ帰ってきた夫。
「しばらく放っておけば落ち着くのに…」
血色が悪くなったという現場を見ていない妻には、どうも合点がいかない。
そのため、獣医とよく相談をして、手術2日前から前泊し、慣れたところで手術を行うことになった。術前、術後入院を合わせると、5日間の入院ということになるが、前泊分の入院費用は受け取りませんからという嬉しい言葉。
手術日は11月25日。23日の午前中、数日分のフードと術前に飲ませるために貰っていた薬を持参して病院へサラを連れて行く。
BJのときのように術中の写真を撮ってもらおうとお願いしたが、写真を撮るために麻酔の量を増やすのはサラの場合リスクが大きくなるということで(BJのときは若干麻酔量を増やしたそうである)いい返事はいただけなかった(が、俯瞰でもいいんで撮れたらよろしく、とバカチョンを押し付けておいた)。

大きめに切って、なるべく早く手術を終わらせる方法をとってもらう。

右腕に写っている前左足の肉球は、まぎれもなくサラ。

取り出した子宮。思った以上に脂肪がつき、僅かながら肥大していた。避妊手術やらなかった場合、子宮蓄膿症などの病気になる確率は大きかったことになる。

「剃毛で乳首剃り落とされて奈美悦子になったらどうしよ〜」などと冗談をかましていた飼い主だが、無事ついてました。もともと腹毛は少ないので、剃毛されても違和感なし。

自宅に戻り、真っ先にしたことは、テーブルの下にもぐって仰向けになり腰振りダンス。

労をねぎらい、少量の茹でレバーをトッピングしたフード。僅か数秒のうちに完食。

無事に覚醒したとの連絡を受けほっとする。その電話中、食い物を探しまわったり、あちこち前足で掘る動作をしていたサラ。全く、我が家の2匹はどちらも食い物のことしか頭にないらしい。
術後2日目の土曜日の夕方、病院へ迎えに行く。
手術時の様子を診察室で説明してもらっていると、走り出てきた。密室に投げ込まれたスーパーボールさながらの動きで、縫合箇所がパックリ裂けるんぢゃないかと、見ているこっちが冷や冷やするほど。
BJが術後につけていた静脈留置も、既に腕から外されていた。
感激の余り、持ち帰るつもりでいた子宮を忘れたので、お取り置きしてもらっている。
あとは12月11日の抜糸時に貰ってくるつもり。

因みに避妊でかかった費用は次の通り

04.10.19 04.11.25
診察料     500 避妊手術料  30,000
血液検査  9,000 点滴、栄養剤、薬代
3,820

  合計43,320

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