■ 12月の戯言 ■
12月3日
今日、わたくし死ぬかと思いました。車に挟まれて…。
車に挟まれて圧死しそうになるのは、今回で2度目でございます。
初サンドウィッチは、まだわたくしが東京にいた頃体験いたしました。その当時、一緒に仕事をしていた女性が「あたし、車運転するの好きぃ〜」と言うので、わたくしの車を運転させていたんですがね。ファミレスの駐車場に車を停めるとき、なーんか危なっかしいんで、降りて誘導してあげたんですよ。
「オーライオーライ 、はいそこでハンドル左に目一杯切って〜、あーだから目一杯だってば!まだアクセル踏むなよ〜おいっ! 踏むなってば、待て待て、んぎゃーっ! ロープロープ!」
バンバンバン!@車を思い切り叩く。
隣の車の横っ面と自分の車の後ろのバンパーに挟まれてしまったわけです、わたくし。
運転していた当人は、「え?うっそー、挟まれちゃってたわけ? ガハハ。固いものに当たらなきゃ、車ってぶつけたって感覚まったくないね〜」などとケロっとしてましたが…。あと少しでも強くアクセルを踏んでいれば、次の日の某週刊誌に「哀れ、美女(ココ、四倍角ですよ奥さん)OLパンパーに挟まれバンパイヤ」などとゆー見出しが載るハメに。えと、体臭芸能(誤字)あたりに(笑)。
今日の午後、買い物の帰り、交差点が赤信号なんで停車したんですよ。交通法規はスピード違反以外必ず守る真面目なわたくし故。で、りえぴ号の前に停まっていた車、これが後部と右側面がボコボコの車でね。こーゆー車って、あんまり近寄らないようにしているんで、一応車間距離は十分過ぎるほどとっていたんですが…。
信号が青だ、さぁ前へ進め!
ってときに、何故か後退してくるんです、ズルズルと。のぼり坂なんですがね、ここ。
こゆときって、どーするよ。いやマジで。
ズルズルズル。
バックミラーで後ろとの車間距離を目測する余裕はまだあったんですがね。
「今度こそ、前へ進めよおまへ」と心で叫んでいるのに、またズルズル。やつは後退ですよ後退。わたくしに迫ってくるんですが、このぢーさん。
ちょっとだけりえぴ号、後退して難を逃れました。
「ホッ」
そうこうしていると、遥か後方からプンスカプンスカ、クラクションの音。でも、この音におもくそ慌ててしまったわたくしって、やばいくらい小心者(泣。
どーすりゃいいのよ、えっ!?
人間、血迷ったときって恐ろしい行動に出るものです。
わたくし、サイドブレーキ引いて出ちゃったんですよ、車を。んで、前のポンコツ車との隙間にボデーをねじ込んで、押しちゃいまして。火事場の馬鹿力ってゆーぢゃないですか。あれ、嘘ですね。ちっとも動きゃしない。つか、下がってくるし。
「あぁ、坂道で車を停めるときって、そいや、車止めみたいな三角の木とかタイヤに挟んでたなうむ」
「どこよ、どこにあるよ、そゆの。探せ、探すんだ!」
「あぁ、ドアストッパーだ。でも、うちにはないな、ドアストッパー」
「お隣、そういえばやってたよな、こないだ挟んでたような気が…」
「電話して持ってきてもらうか? け、け携帯。ポケットの中だっつ」
「あぁ、でもこの手を離したら、やつは襲ってくるぞ…ダメだかけらんねー電話」
「入れるか? 入れとくか? ストッパー代わりに自分の足の指」
ええと、寸でのところで留まりました@足挿入。去年からわたくし、足の負傷が続いております故。
そんなわけで、足の指より頑丈だと思われる三段腹でおやぢ車とりえぴ号を救ったわけです。三段腹、万歳! やったね、これが三段ぢゃなかったら、今ごろここにはいないよきっと(自慰)。
結局、青信号を1回見送ったところでぢーさん車、タイヤ軋ませながらも無事発進できたので、こうしてわたくし、プコプコ戯言を更新できちゃってるわけですが…。もう一度後退していたら、完全に逝っちゃってましたね、地獄に…えとうんこ地獄あたりでしょうか…本望だったり(おい)。
まぁ、こうやって生き長らえてるんでいいんですがね…。
ただ、わたくしが自分の車に戻るときに「おめーが青信号一つ見送らせた張本人なのかよ、あんっ!」っつー蔑みと憎しみの眼球で睨みきかせてきた後ろのドライバー。おまへだおまへ!
ゆ、ゆ、ゆっ、許さんっ!
12月4日
フィーゴ様
昨日のトヨタカップ、拝見させていただきました。右サイドからドリブルで攻め上がる貴方の球捌きには何度も唸らされました。あの強靭な太腿は武士道で築き上げられたものなのでしょうか。それとも、バイク走行の撮影中に転倒して大怪我を負ったものの見事完全復帰した、その強さの表れなんでしょうか。侍魂って凄いんですね。あ、違いますか、間違っていましたかわたくし。えっと、お宅様は藤岡弘さんぢゃないんですよね…。
つか似てるよ。
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昨日のサンドウィッチ事件をかっちゃん@旦那に話したところ、その反応は一言。
「…ば…」
一言とゆーか、一文字でしたが。
「ば」の次に続く文字は、「か」なんでしょうか、あんっ?
ついでに、昨日、ココ戯言を読んだという方からも苦情の電話が! きっと言葉攻めデーだったんですね。
電話の主は母親です(汗)。
どうも、友人に「あんたのコト、HPに書かれてるよー」と教えられたらしく…。
「んもぅ! 家族の恥をさらしてからっ、なんちゅーことしてくれるんねっ」
「…」
「だいたいね、あんたの文章は幼稚すぎてね。いや、品がなさ過ぎてね、んもぅ、こっちの頭の程度をかなーり下げてからぢゃないと理解できんのよ…ぷんすかぷんすか」などと、まぁ色々。
で、散々毒を吐いた後ポツリ。
「ところで、ペーストの仕方、まだよーわからんのやけど」
やっぱダメぢゃん。
つか、ペーストの意味わかってるんでしょうか。トマトペーストとかアンチョビペーストとか、そゆ意味ぢゃないこと…。
今度同じ質問をされたら、「複写&貼り付け」で説明してあげようそうしよう。
12月8日
某大手電器会社から小冊子が届きまして。金銭的にゆとりのない我が家は、当然眺めるだけでございます。最新機器にただうっとりするだけポヤ〜ン。
「あぁ〜サイクローン掃除機、欲しいよ欲しい。吸ったゴミが外から見えるなんて、つんごく楽しそう。例えばだね、部屋をブンブン飛んでるハエ畜生なんかを吸い込んでだね、サイクローンで目ぇ回している姿を観察するだよ。想像しただけで口元がだらしなくなるねヌハハ…」
残酷ですかね。
二人で並んで頁をペラペラ捲りつつ、それぞれの昔を思い出す夫婦。
わたくしは、幼少の頃のままごと遊び。
リカちゃん人形とか買ってもらえないわたくしは、広告を鋏で切ってマイハウスを作っていたわけです。なるべく文字がかかってない鮮明な写真を探しだしてね。家財道具から食品まで、ありとあらゆるモンをチョッキンチョッキン。ある意味リカちゃんハウスより豪華だったりも。食器棚の扉なんかは、開閉可能なように鋏を入れたりして、ちょっと高度な技も使っちゃったりするわけです。
お金のかからないままごと遊び。あぁ、なんて親思いの娘だったんでしょう。
しかしこれには難点がありましてね。気に入った冷蔵庫の写真よりも、白菜の写真の方がデカかったりして「入んねーよヲイ!」となったり…。
数年前、そのことを弟に話すと「なんかかなり貧乏くっせー。そんなにリカちゃん人形が欲しかったのか…今度、俺が買ってやるよ、きたろうハウス」。
えーと、未だに届かないんですが@きたろうハウス。今年のクリスマスは期待していいんですかねハァハァ。つか、きたろうハウスって何だよ(笑。
かっちゃん@旦那が思い出していた記憶は、貧乏くさいわたくしの話とは正反対でございました。
「おまえんち、冷蔵庫来たのっていくつのときよ」
歩いて?(違)
えと、わたくしがこの世に誕生したときには、既にあったと思いますが@冷蔵庫。
「俺んちってさ、たしか俺が小学生のときに初めて来たんだよ」
だから歩いて?(しつこい)
「でさ、でさ、たしか農協から買ったんだけどね…」
農協で冷蔵庫が買えるなんて、初めて知りましたが…。
「家に配達された冷蔵庫、ワンドアだったんだけど…」
そうそう、昔の冷蔵庫ってのはワンドアで、扉を開けると上部に小扉があって、その中は霜だらけで、製氷皿なんか張り付いて取り出せなくなってたよな〜。
「扉開けるとさ、中身までビッシリ入ってたんだぞ。ハムとかビールとかカルピスとか」
あんっ?
中身付き冷蔵庫? 凄すぎますな。かなり嬉しいぢゃないですか、このサービス。これは30年近くも前の話ですが、今の大型冷蔵庫でもそのサービスってやってるんですかね。
やってんだったら、買い替えちゃいますよ、冷蔵庫…。あいや、いずれ今のやつが壊れたら。そのときは、リクエストも受け付けよろしこ。キャビマとかファーグラとかトルフとか(普段食べないので言えてない)。
中身付き電化製品。
つことは、農協でサイクローン掃除機購入したら、ハエ畜生とかが既に入った状態なんですかね、わくわく。
12月10日
雪です雪。朝起きて、車に積もった雪をヒーハーいいながら落として、10時頃「さて買い物に出かけるか」と外にでたら、落としたはずの雪がまだそこに! しかも以前よりやつのタッパが増えてるんですが…。朝のあの労働は?
「雪掻きしたのは夢だったのか?」
一瞬マジで思ってしまいましたよ。
昼近くになっても雪は一向にやむ気配はなく…。そんな中、銀行へ。
キャッシュデスペンサーのある一角には、人だかりが。もぅね、入り口から人があふれてて、行列の出来る店になってましたよ。雪がモッサモッサ降ってるっつーのに。
わたくしも一応、最後尾に並んでみました。機械をプコプコ触っているおばちゃん2人(2台しかないのだ)を恨めしそうに見ながら…。
人が操作している動作って、どーしてトロく見えちゃうんでしょう。
以前、わたくしの前に並んでいたおばちゃんが、機械をいぢくりながら「おかしぃ!出てこないよ、お金がっ!」と半狂乱状態になったことがありましてね。「どしたのさ」と助け舟になったりえぴ船(泥舟)。
「口座には入ってるハズなんだけど、出てこないんだぁー。これ故障してんだっけか」
「…」
「もぅ一回やってみっぺ」
プコプコ。
「ほらね、残高不足だって」
「プスッ、もぅ一回やってやってみてよ」
「わかった、やってみっぺ…ほら『3』だべ」
プコプコ。
「んで『0.000』だべ…」
プコプコ。
えと、その後に『万円』押してるんですが…、おばさん。
あんのか? 口座に3億円。
母が何かのときに、わたくしの口座にお金を送金したことがあるんですが、そのときにも一難ありましてね。
「銀行は七十七銀行で口座は普通の●×▲÷◎□だからね」
ちゃんと教えたはずなのに「送金できんがーっ」と電話が。
「今、機械の前におるんやけどね」
「はぁ。画面に手順が映し出されてるから、それに従えばいいだけではないかと…(金を受け取る側なので、ちょっと恐縮気味)」
「入金先の銀行を入力しろって…あんたんとこ七十七やろ」
「そう」
「ないがっ、そんな銀行」
「頭文字の平仮名一つ押せば、その文字で始まる銀行名がダ〜っと出てくるんぢゃなかったっけ?(まだまだ低姿勢)」
「やってみよるんやけどね…えと、まず『は』行やろ」
なぬっ?
七十七@しちじゅうしち。『し』は『さ』行の『い』段ですやん。
「がはは、やーだ、『ひちじゅうひち』ぢゃなくて『しちじゅうしち』なん?」
今日キャッシュデスペンサー前に並んでいるおばちゃん達の半数以上は、こうやって遅延化活動に励んでいるわけですよ、きっと。
どうですかね、時間制限付きキャッシュデスペンサーなんつのは。これだと自分の順番が来たら、走って機械の前に行くだろうしね。かなり回転率いいんぢゃないっすか?
列に並んでいる人たちは、皆本番失敗しないようにイメトレですよ。指先シャドー。
本番スタート。終了数秒前から赤ランプが点灯して「10秒前〜9,8」とか将棋の対戦みたいにアナウンスまで流れちゃったりすんの。
「残念でした時間切れです、最後尾へ並び再度チャレンジしてください」
あ、ダメだ。小心者のわたくしが、一番やばいか(汗。
12月12日
スピンブラシを使い出して数ヶ月経つんですが、いいっすね、これ。
二日酔いの朝、ブラシを喉奥に挿入しすぎて嘔吐することもないし、まず楽だしね。怠惰なダメ人間にはもってこいの逸品ですヨ、奥さん。歯垢除去とかにもいいそうですが、わたくしの場合は二の次だったり…。
いや、歯石もすっかり取れてるようで…すんばらしぃ! 歯石ってのが、どんなものなのか、わかってないんですが。
歯の石って書くんですね、シセキ。もともとわたくしの歯は小ぶりなんで、歯石が沢山付着すると頑丈で大きな歯になるような気も…。
で、かっちゃん@旦那にも勧めてるんですが、彼はどうも文明の力についていけないようです。未だに手首のスナップを利かせて、原始的な歯ブラシを愛用。
「ほら、これつかうと綺麗になるってば、見てみ、あちしの歯の裏」
口をあんぐりとあけて見せてあげました。
「…」
「ろーよ、ひれーだべ」
「…綺麗もなにも…、おまえ」
「?」
「歯、ねーぢゃん」
フガフガフゴフゴ、す、すつれーな!
確かに上の奥歯2本は抜き取って、入れ歯拒否したのでスカスカですが…。
舌先でこっそり確認。あ、右奥の歯もないや…。
12月13日
ご近所の器用な奥様たちが、昨日今日の2日間、自宅を開放して手作りショップをオープン。出品しているのはビーズアクセサリや陶芸品や、今の季節ならではのクリスマス用オーナメンツなど。冷やかしに一応、本日わたくしも顔を出したのですが…。冷やかすつもりが買ってしまいましたがな、ビアグラス1.800円也。いやはや、羨ましいっすね、やっぱブラボー生産性ですよ。
わたくしにもお声はかかったんですが(社交辞令で)。
「何かできるんぢゃないの? ほら、たしかワンちゃんのセーターとか作ってたし〜パッチワークでタペストリーとか」
えと、首と胸囲が異様に太くて着丈の短い洋服って、フレンチブルドッグ以外のどの犬種が着れると(汗)?
しかも、人様に売れるような代物でもないし。我が家の壁に掛けてる巨大タペストリもですね、我流ですよ奥さん。縫い目なんかグシャグシャだしね。超弱視用のタペストリっつーわけですええ(できれば全盲の方キボンヌ)。
あぁ、何か儲けに繋がるようなモノ、出来ないものかね…。元手がかからなくて、ガッポリ稼げる何か。
!!
「詩集とかどよ」(書いたことなし)
中原中也の「羊の歌」パクって「豚の歌」とか。
ブーブブブー。ンガッブブブブブー。ブーブブー(エンドレスブー)。
全編「ブー」の豚語で責める。なんせ豚の歌だからね。ダメだな。
「川柳集とかどよ」(某HPに数回投稿)
「鼻かんで テッシュについた これは脳?」
「ヤル気がね 続かないのよ トシだから」
あぁぁ〜ロクなのねーぢゃん。もっと高尚な一句を考えろ〜。師走ならではの句。
「冷え性の 手足をスリスリ まるで蝿」
「暖求め 両手をかざす 糞の湯気」
えと、売れませんね。
「あぁダメだ… 生産性の ない女」
んぐぐぐぐっ…名案がひらめきました。手作り募金箱(非売品)。こうなったら泣き落とし作戦です。「猛導犬協会へ合の手を(誤字) 投入紙幣限定」。小さな字で書けば、わかんないっすよね。
次回のショップオープンのときは、これでわたくしも一稼ぎさせてもらいまっせ〜オッシャー!
えっつ、却下ですか?
12月16日
「この聖なる黒いマントをキミにあげよう」
表は確かに黒い布なのに、裏返してみると向こうが丸見えになる不思議なマント。
「裏返した状態で羽織ればキミは透明人間になれるのだ。それに、これを羽織れば、空も飛べる」
男は言った。このマントを羽織って、私に何をしろと?
「某国の某総書記を暗殺するのだ。世界平和のために。そのマントがあれば、1時間後には某国へつける。急げ」
それが私に課された使命なのか。そうなのか。世界平和のためなのだな。よしわかった。任せておけ。
私は手渡された黒マントを裏返して羽織ってみた。そこにあるはずの手足が見えない。消えている。男が言った通り、透明人間になったのだ。
「では、行ってこよう」
ジュワーッチ!
「成功を祈るっ!」
遠くで男が叫ぶ声を耳にした。
で、某国はどっちの方角なんで?(迷子。飛び出した方角が既に間違っていた模様)
1時間でたどり着くはずの某国に、いつまでたっても到着しない…こんな夢を見ました。男は某国、某氏とはいわず、実名を挙げてましたが…。
ハリポタブームの影響でしょうか@黒マント。
「おまへにそんなコト頼むなんて、その男、かなり馬鹿だな」
と、かっちゃん@旦那。ええ、まったくその通りですな。
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昨日、納車でしたよ奥さん。新車がやってきたわけです。つか、取りにいったんですがね。
自宅に戻ってくる間、運転していたかっちゃん@旦那は
「前のやつより、出足がいいぞ」だの「前のやつよりブレーキの効きもいいな」と誉め殺し。
そんなのあったりめーぢゃんか。前のやつより性能悪かったら困るやろボケ。ローンのことを考えると、益々ブルーになっていくりえぴさんなのでありました。
12月20日
ヒィヒィハァハァ〜。さっき近所の大型スゥパに買出しに行ってきたんですがね…。明日、おばちゃん軍団が我が家に押しかけてきて、忘年会をやるっつーことになってるんで。かなり強烈なバキューム力を持ってそうなご夫人がいらっしゃるので、餌がどのくらいいるのか検討もつかず。3トンくらい用意しておいた方がいいでしょうか…。
で、スゥパの入り口のベンチに、若い婦女子2人が並んで座っておりまして。
どうして彼女たちに目がいったかとゆーと、キャリーバックを膝に乗せてたからなんですよ。ほら、犬を入れるバッグ。中に入っている犬が窒息しないよーに、側面が網目になってたりするアレですよ。
で、この婦女子たち、キャピキャピとお互いのバックを褒めちぎってるわけです。つか、「かわいー」しか言えんのかね、キミら。
わたくしは、どんな犬が入っているのかと興味津々だったんですが…。
婦女子がジッパーを開けて、中から出したのは薄汚れた茶色いぬいぐるみの犬。なんだそりゃ。
「そっちは? どんな感じで入ってんの〜?」
ぬいぐるみ女が、もう一人に聞く。
あぁ、わたくしも覗くぞ、見たいぞ、そっちはどんなぬいぐるみを入れておるのだ?
…アイボでした。
なんなんですか? こいつら。
ほら、最近ではお洒落なキャリーバックが出回っていて、犬飼い人に大人気らしいっつのは聞いたような気もしますが@キャリーバック。犬飼いぢゃない人にも大好評ってゆーことなんですかね。どうなんですか? わたくしだけが、流行に乗り遅れてるっつーことですかヤバし。
12月25日
先日、胃の粘膜が「牛タン食わせろ!」とシュプレヒコール挙げるので、かっちゃん@旦那と久しぶりに仙台駅東口にある牛タン屋へ。1.5人前の炭焼きセットを注文。セットとゆーだけあって、モリモリ麦飯とテールスープがサービスでついているのですよウホホ(普通)。しかしあれですね、テールスープにトッピンヌされたてんこもりの白髪葱。いえ、大好きなんですが、こいつらって、時々糸楊枝のフリをして歯の間に居座るので困り者です。
つかみ放題の店の爪楊枝をゴッソり取って、シーハーシーハーやっていた帰りの車中。
信号待ちで停車したとき、運転していたかっちゃん@旦那が、「すっげーすっげー!」と前方を向いたままいきなり大興奮。
頭おかしくなっちゃったのかと思いましたヨ。
「どしたのさ」
「右車線に停まってる車、おるやん」
「あぁ、若人のカップル乗ったやつかね」
「そう」
「…(隣の車を凝視)…」
「助手席のねーちゃんさ…」(前方向いたまま)
「あぁ、けっこう可愛いねーちゃんやけど」
「今、前向いたまま鼻糞おもっきしホヂっとったぞ」
「…」
「前向いたまま、左手の人差し指ガッツリ第2関節あたりまで入っとった」
「…(身を乗り出して運転手の彼氏を凝視)…気づいてないね、やつは。前向いたまま笑顔で話し掛けよる」
「左の鼻の穴やしね。見えてないね彼氏には」
かっちゃん@旦那、彼女のその鮮やかなホヂり技にかなり感服した模様。はて、ホヂって人差し指の先についた鼻糞の塊を、一体彼女はどこへ飛ばしたのだろうかと気にしつつ、楊枝についた白髪葱を再び口に入れクチャクチャと炭焼き牛タンの味を反芻していたわたくし。
ふと、左の車線を見ると、こちらを見ているサラリーマン風の運転手が。鼻糞ホヂホヂねーちゃんを観察していたのか、それとも楊枝ホヂホヂのわたくしを眺めていたのか、どっちだおやぢ…。