■ 5月の戯言 ■

5月1日

昔のジーンズを引っ張り出して着てみたわたくし。つか、しばらくの間、かっちゃん@旦那のジーンズを自分のものだと勘違いして履き「うわっつ、ちょっとウエスト細くなったかも〜るんっ♪」などと、ぬか喜びしちゃってただけなのですが。

「みてみて〜これ」

ボヨヨ〜ン。

トレーナーをたくし上げて腹の部分を見せる妻。留まらないボタンに6分目までしか上がらないジッパー。そして醜くはみ出た肉、にく、ニク。

「ボタンちゃんと留めないと、ジッパー壊れちゃうぞ」

そうか。壊れちゃうのは困る。何としてでも留めないと。

「んがーっ!」

深呼吸をして腹を凹ませてみた。

「でへへ、留まったけど、ぐるぢぃよハァハァ」

行き場を失った腹の肉が、慌ててあばらのあたりに移動する。バラ肉バラ肉〜。身体を左右に揺さぶると、腋の下には豪華三段鏡餅が一瞬建造されたりも。

「腹式呼吸で息を吐いてみ。もっと腹凹むから」

プハ〜…メリメリメリ。凹むハズの腹が、膨らんで今にもボタンが弾け飛びそうです。ジッパー隠す部分の生地まで、前へならえしてジッパー丸出しになってるし。

「横隔膜を上下に動かすんだよ、こうやってさ」

胃のあたりに掌を当てて、スーハースーハーと腹式呼吸をやってみせるかっちゃん@旦那。なるへそ、簡単ぢゃんわかったわかった。息を吸うときに腹を膨らませるんだな、と考えながらレッツトライ。

スーハースーハー。

「アホか、それぢゃ下っ腹前後に動かしてるだけぢゃんか」

ついでに言えば、下っ腹だけぢゃなく、鶏のように首まで前後に動いてしまうんですが。

む、むづかしいんだな腹式呼吸。

よし、今日はこの腹式呼吸をマスターするぞ。

自分の横隔膜が何処ら辺にあるのかは知りませんが、腹を膨らませて息を吸い、凹ませて息を出す。歯を磨きながら腹式呼吸。うんこしながら腹式呼吸。HP更新しながら腹式呼吸。

などとキーボードをプコプコ打っていたら、既に胸式呼吸になってました。

ううむ、何かしながら腹式呼吸なんて、まだまだわたくしには高度すぎます。

5月2日

住友生命のメルマガに、2800人分の会員のアドレスが添付されてたそーですね。

そんな訳で、謝罪して欲しいわたくしは、住生のHPを覗いてみました。「お詫びとご報告」欄…おぉ、あったあった。クリックしてみると、「PDFファイルをダウンロードしやがれコンニャロー! けどな、ファイルによっちゃぁコンプータ破壊すっかもしんねっから覚悟しろよ」とゆー挑発的なメッセージ(大袈裟)が。勿論、小心者のわたくしは見なかったことにしてHPを退散しましたが、これって度胸のないやつには謝ってやんないっつーことなんですかね、アン? 

って、よくよく考えたら、住生には何の世話にもなってませんでしたよデヘヘ。

このメルマガ担当者…居眠りでもしてたんでしょうか。で、ビクンっとなった拍子に右手の人差し指が動いて、その気はないのにクリッククリック?

つい先日、わたくしもメールを誤送信しちゃいましてね。

ええと、居眠りしてたようなしてなかったような。ボーっとしてたようなしてなかったような。送信ボタンを押してしまったが最後、もぅ後にはひけないってのが問題でね。慌ててみても時既に遅し。確認のダイアログが一つも出てこないのがいけないわけです(責任転嫁)。

「送信しますよ、間違ってないですか」YES

「本当にいいの?」YES

「いやマジ送っちゃうよ」YES

「確認くらいしろよ」やだよ

「これ押したら後戻りできないよ」ああいいよ

「知らねーからな」わかったから早くやれよ

「でもなぁー」キェーィ!

PC壁に投げつけちゃいますね。

そいえば、ダイアログをパロディにしたサイトなんてのも、けっこうありますね。毎回こんなメッセージがしつこく表示されるのはヤだけど、初回だけなら眠気もぶっ飛びます。

で、2度目以降は、モニタからスカラー波(相変らず何なのか、よくわかってない)を。

瞬時に避けなきゃ命に関わる(らしい)から、眠ってる暇なんてなくなりますね。

**************************************************

犬写真、あるんですよ手元に沢山。で、腐敗しかかってます。「うちの仔、とっととアップしろこのクソ女!」とお怒りの該当者、クソ女が使うクソホトショッピの調子がクソでね(などと再度責任転嫁)。もちっと待ってちょ。

5月6日 その1

随分と戯言を更新してませんでしたが、その間、何をやってたかとゆーと、松島の遊覧船上で鴎の集団に眼球突付かれそうになったり、焼き以外の牛タンを堪能したり、スタバでコーシーを注文してみたりと、初めての体験づくしでございました。

「うわっ!スタバ初めてなのかよダッセー」とか言ったそこのチミ。

ああそうさ。しかもな、今回トライしたスタバは仙台駅構内にあって、カウンタに座って電車待ちしてる人たちを見下ろしながらコーシー啜んだよ。ホームに電車が滑り込む度に「やべ、早く行かなきゃ電車に乗り遅れちまう」(高橋一家車で来スタバ)と焦って、おちおちコーシーの味なんか味わってらんねかったんだ。

「外で飲まね?」

「だな」

ええと、店内調査3分で終了です。多分、年内中には2次調査(何の?)を行う予定。

週末、遊びにきていた飲み仲間がNONIとゆー不気味なタヒチのジュースを土産に持って来てくれました。ボトルに貼られた、ほら貝らしきものを持った上半身裸のおっさんのイラスト自体がもぅ怪しい(笑。友人曰く「飲んでもいいし、塗っても効く」という。

一日に飲む量は朝晩、お猪口に1杯程度。頂いた資料にはありとあらゆる病気に効果があると書かれてる。

アトピーの人は4日くらい塗りつづけたら治るし、虫刺されでも即効性があるんだと。ホントかよー。

「犬にもいいよ。元気になるし」

ええと、我が家の犬が今以上に元気になったところを想像したら、頭が痛くなりました。

いえ、頂いたものなので、ありがたく頂戴しましたよ勿論。で、早速飲んでみました。

が、く、く、くっさい。以前、オーストラリアに旅行にいった友達が「食べてみない?」と勧めてくれたベジマイトとゆーペースト状の食い物(知ってますか?)と同じ香りがしました。

で、ドン臭いわたくし、鼻の頭を蚊に刺されてまして…。いつどこで刺されたのかもわからないダメっぷり。

「原液のまま塗っておけばええっつったよな」

ペタペタペタ。

「シミも消えるとか言ってなかったっけ?」

ペタペタペタ(領地拡大)。

失敗でした…。

もぅね、臭くて臭くて身悶えするほどです。全神経が鼻の頭に集中し、そうなると、痒みが取れるどころか倍増です。

爪立てて掻き倒しちゃいましたよハフ〜。

そんなわけで、今日のわたくしの鼻の頭は昨日より赤味を帯びてます。痒みは全くないので、効いたとゆーことなんですかね

5月6日 その2

ヤバッ・・・今日はかっちゃん@旦那の誕生日でしたハァハァ。

以前、生年月日サイトで検索したら、5月6日生まれの有名人には白木みのるとコロンビア・トップがヒットしました。

「うわっ、あちしなんてミケランヂェロとか皇太后様とかキラー・カーン(ココだけは何故かちょっと小声)と同じなのに、えらい差だねガハハ」などと笑っていたら、彼は「ジョージ・クルーニーと同じなんだゾ」とちょっと得意げになってました。それまではこの俳優の存在自体知らなかったくせに「オーシャン11」を見た後だったからだと思われ。でも、わたくしなら白木みのると同じってゆー方が自慢だけどな、なんて思ったり。

いや、そんなことよりも、今の今までうっかりすっかり誕生日だということを忘れていたので、何の用意もしていません。

買出しに行こうにも、かっちゃん@旦那が車で会社に出かけたので足もなく。

そんな訳で、お金をかけないプレゼントの定番「肩叩き券」を作ってみる。

「祝!肩叩き券 30分 叩き放題」

「肩」という字が「眉」と書き間違えてないか確認。ヨシヨシ。そこでハタと気づく。

「30分は長い・・・」

「0」を消しました。×印で。

うむ、これで喜んでくれるでしょうか。彼は肩こり知らずなんですが・・・(汗。

5月8日

トリンプが毎年発表している、モデルしかつけないブラ。今年は、江戸幕府ができて400年記念っつーことで、江戸をイメーヂして作ったものでした。オッパイに城、オッパイの裾野には線路。

「"江戸城"の周りに"都営大江戸線"を走らせて 現在の東京都と江戸のシンボルを一つに融合したブラジャー!」なんだそーですよ。

江戸のシンボルが江戸城で、東京都の象徴が大江戸線なんだそーです。

東京と聞いて、大江戸線を連想する人って、何人くらいいるんでしょうね。わたくしだったら、東京タワー、東京ドーム、東京プリン、歌舞伎町、くらいしか頭に浮かびませんね。山手線とか路線名が出てくるのは、ずっと後。つか、大江戸線って何。おら、いながもんだから、よぐわっかんねー。

で、この城ブラ、都知事石原氏にプレゼントするんだそーです。

モデルのおねいさんが、腰をクネクネ、乳モミモミしつつ「石原さ〜ん、楽しみにしててくださいねぇぇ〜」などと言っておりましたが・・・。おばちゃん連中からのバレンタインチョコを拒絶していた都知事が、モデルのおねいさんがつけてたブラなら、と鼻の下を伸ばして貰うんでしょうか。

わたくしなら言っちゃうな。

城パンツはセットでつかないんですか?

希望カップ数でいただけるんですか?

って。

このニュースを見た後、某局で古舘伊知郎が都知事にインタビゥしている番組を見たんですが、わたくしの頭の中は城ブラと石原氏のご対面シーンばかりが浮かんで、話の内容なんてちっとも頭に入ってきませんでしたよ。

「これ、差し上げちゃいま〜すルン」

「ブラヂャーだけでなく、キミも当然ついてくるんでしょ」

言うわけないと思うけど。

5月9日

昨日、17歳の兄弟2人(双子だか年子だか)が仙台家裁に送検されました。

ちょっと前に、我が家の近所(といっても数キロ離れてますが)で連続放火事件というのが話題になりまして・・・。家屋を全焼させたり、モデルハウスを半焼させたりしたこの犯人が、奴らだったわけです。

10代の少年少女が引き起こす事件を目にする度に、「親は一体どんな面してんだか」と思うんですが・・・。

茅葺屋根の合掌造りで有名な白川郷で、観光客の捨てた煙草の吸殻が問題になってますね。吸殻ゴミの多さとポイ捨てによる火災。

煙草吸ってんのは大人なんだよね。

で、ポイ捨てするのもその大人。

うちの近所にもいるんですよ。通勤途中に歩き煙草して、火のついた煙草をそのまま草の生えた空き地や他人の庭先に捨てちゃうおやぢが。

一昨年の秋には、近所のガキンチョ連中が枯草の茂る土手で火遊びをして、あっとゆー間に燃え広がった火に近隣住民どうすることもできず、結局大勢の消防士に消し止めてもらったとゆー事件があったのに・・・。

「小さな火種だって、あっとゆーまに燃え広がって命に関わることもあるんだゾ!」

大人たちにコッテリ絞られたガキンチョたちですが、その大人が小さな火種をポイ捨てしてんだからね。

我が家の前を歩いているそのおやぢを見かけたら、わたくしの視線は右手の先にくっついた煙草にロックオンです。

スパースパー、ポイッ。

うぐっ、やりやがった・・・。

「何か落としましたよ」

最初はやんわりと声をかけたんですが、おやぢは吸殻を拾わず走り去りました。その後、しばらくは歩き煙草自体やってないようでしたが、日が経つとまたやり始める。

スパースパー、ポイッ。

「道路は吸殻入れぢゃないんだからーっ!拾って持って帰れウガーッ!」

2度目は後ろから怒鳴っちゃいましたよ。が、またもこのおやぢ、拾わずに走り去っていきました。そんなことがあってしばらくの間、歩き煙草を控えていたおやぢなんですが、ここのところ出社時の早朝と帰宅時の夜、我が家の前を煙草片手に歩き始めました。ううむ。2度あることは3度あるのか?

「そのうち、あんた後ろから刺されるばい」

実家の母親に話したら、こういわれましたが・・・注意するほうだってね、自分より年配の人になんて注意したかないですよ。携帯用灰皿を持ち歩けばいいだけの話なのに、何故そんな簡単なことができないんだろ。

時々、自分の庭を見渡して、ガキンチョたちが歩きながら食べたであろうお菓子の袋やから揚げの骨を発見します。風で飛ばされて舞い込んだのか、わざと人の庭先に捨てたのか。

「親はどんな面してんだろね」と思わせる10代の放火犯やこいつらガキンチョ。

何故か、わたくしの頭の中ではどれもこのポイ捨ておやぢの顔になってます。

5月12日

近くにある集会所の周りでいつも遊んでいる小学生。黄色い帽子が似合う新一年生軍団です。ダンボールを尻に敷き、土手を滑り降りたり、秘密基地(ちっとも秘密になってないけど)を作ったり。その集団の中に、一人だけ恰幅のよろしい中学生の男子が一人。

「あの子、同級生が近所にいるのに、小学生としか遊ばないのよね」「こないだは、うちの玄関の前でジ〜っと立ってたのよ、チャイムも鳴らさず」「不気味だわー」「気持ち悪いわー」などと、新一年生を持つ母親たちからは、評判があまりよろしくない。

わたくしとかっちゃん@旦那は4歳差。

学年でいうと3つ違いなので、わたくしが中学一年のとき、彼は高校一年生です。

「中一で高校生と付き合ったら、不良とか言われてたね」

「俺だって、お前なんか絶対相手してないな」

それが今や、相手しないハズの女が作った飯を食い、相手しないハズの女がアイロンかけたワイシャツを着て戦場(戦場?)へ向かう。相手しないハズの女に、タメ口どころか命令されちゃうことだってあるのですよ(哀。

ネットで知り合って現在仲良くしてもらってる友達なんて、4歳どころか、一回り年下だっつー人もいるしね。

だからさ、そんなに目くじら立てることもないのでは? などと思ったりするんですが・・・。

「やーよ。ほら見て、彼が履いてるあのジャージ、サイズは合ってなくてパツンパツンだし、いつもズリおちて尻の割れ目が見えそうでしょ」

長さを踝で調整すると、尻だけぢゃなく白く出っ張った腹もジャージからはみ出し、黒マジックで大きく名前が書かれてそうなブリーフが見えてたりする。要するに寸足らずなわけです。んぢゃ、身体にあった洋服着てりゃいいのか、といえば、そうでもないらしい。

遊んでいる子供たちをちょいと観察。

ええと、新一年生軍団には、寸足らずだろうが気にならないようですよ。しかも、偉そうに指図している寸足らずの言うことをよく聞いてるようだし。うむむ・・・。我が家高橋夫婦と違って、年上の人に敬意を払ってるし、よろしーがな。

「それ! それがヤなのよー!」

親心とは複雑です。

5月13日

昨日は犬友達が愛犬抜きで遊びにきてくれて、ウダウダと日付が回っても呑みつづけたため、今日は当然いつまでたっても覚醒の気配が見られず、このまま永遠の眠りについてしまうのもいいかなぁなどと思ってみたり。

パッパラパッパッパ〜!

携帯電話の音でモソモソと起きると、あとちょっとのところで切れてしまいました。ううむ、一歩遅しわたくし。着信記録はかっちゃん@旦那でした。

多分、燃えるゴミを出し忘れたので、代わりに出しておけよおまへ、とゆー用件だったと予想してみる。

昨晩は帰宅後、一緒に最後まで友人夫婦を接待してくれて、後片付けまで手伝ってくれたのに、今朝はちゃんと起きて会社に出かけてる。これ以上寝すぎては、後で「一日勿体無いことをしたヨ」と妻が後悔するのを知ってか、モーニングコール(違)する気遣いよう。

あぁ、凄い。あり難いものだなぁ、と携帯の画面を眺めながら、かっちゃん@旦那に電話をかけてみる。

開口一番に「燃えるゴミを出しなさい」といわれちゃいました。

えへへ、予想的中ですね。わたくしも、ちょっと凄いかも(そうでもない)。

それにしても、友達夫婦に「食え!」と出した晩飯・・・。

草パスタに生の草、そして草スープ。草のオンパレードでした。

「ニクニクニクニクゥーーーーー!」

ぢゃぁ週末また会いましょうと見送った後、こう叫びながら近所の酪農家の家畜にかぶりついてる友達旦那を容易に想像できちゃえたわたくしって、まだ酔いから覚めてないのでしょうか。

「5月15日

以前にも戯言に書いた、散歩友達のお義母様・・・。友達が母の日にプレゼントを持って行ったらしいんですが、そこでお義母様、突然こう切り出したそうです。

「いい機会だから言うけど・・・」

ナニナニ? 緊張して座りなおす嫁。

「マサタカ(友達の旦那)もいいトシなんだし・・・」

うむ、団塊の世代に突入だ。

「是非、かつらを作ってあげなさい」

ホヘ〜? 

 

「もぅさ、どれをとっても日本語の使い方間違ってるでしょー!」

友達は地団駄を踏んで何か悔しそうです。なるほど、母の日とゆーイベンツだったわけだし、「いい機会なんだから云々」とくれば遺産相続の話とか、なんか襟を正して聞くような内容が続きそうだしね。

「それにさ、いいトシなんだから、ヅラなんか必要ないんぢゃん」

今更、ですよね・・・御尤も。

「こないだもね、エアコンを設置するからって手伝いに行ったのよ・・・」

今年からヘルパーさんに来て貰う事になったお義母様。長年扇風機の生暖かな風で満足していたのに、ヘルパーさんのために購入を決めたという。

「でね、彼女が部屋に入ったらつけて、帰ったらスイッチ切るんだって。ほら、ケチだからさ」

それでは、ヘルパーさんがいる間、大して涼しくはなってないだろうオイオイと思ったけど、話の腰を折りそうだったので突っ込むのはやめる。

「でね、『あんたのためにエアコンを買ったんだ』ってヘルパーさんに言うんだって・・・」

えっ?

「そんなコト、わざわざ言う必要ないでしょー」

ええ御尤も。

ヘルパーさんが気を悪くするから言うなと説明しても「なんでよ! 言うわよ、だって本当のコトだもん」と譲らなかったというお義母様。最終的には、どーせ私のことぢゃないし、勝手にしろと匙を投げて帰ってきたという嫁@友達。お義母様には悪気はないんだろうけど・・・。

あと2ヶ月もしたら、お義母様ネタで「ヘルパーさん、代わったよ」編が聞けると思うんですが、どうですかね。

5月16日

東京学芸大学の面接試験で、面接官の記入ミスによって面接を受けもしなかった受験生が合格し、逆に受けた人が不合格になってたそうです。

その新聞記事を読みながら、詳細をかっちゃん@旦那に説明していると、

「寝てたんだな」とポツリ。

まさか面接官が居眠りするなんて、と思っていると。

「かなり太ってたんぢゃないか?」。

ううむ、新聞のどこの欄を探しても面接官が100キロ以上の巨漢だとは書いてない。

透視能力があるのか? それとも預言者なのか? 普段ヌボ〜っとした風貌なのに、ちょっとこの瞬間だけ後光が射しているように見えたり。いやん、FBIから引き抜きの電話とかかかってきたらどーしよ。「かっちゃんを特別捜査官に」って。あ、特別捜査官って、英語で何つーんだ? ヤバいね、何でもYESって言っちゃいそうだよ。石原さんの書いた「NOと言える日本」、どこに置いたっけ・・・(もはや違う方向へ)

「無呼吸症候群の患者だったんだよ、きっとそう」

え? あぁ、なるー。

事故を起こした新幹線の運転手が、無呼吸症候群だったっつー事件も過去にあったしね。

もしかしたら、現在浪人中のあの人・・・無呼吸症面接官のせいで本来は大学生活を謳歌しているハズなのに浪人の身なのかも・・・。

そんなわけで、わたくしが過去に試験を受けて不合格通知を貰った大学も、面接官のせいで落ちはしたけれど、本来なら受かっていたんだっつーことにして、履歴書にその大学を記載しようかと・・・。

関係ないけど、無呼吸症候群って Sleep Apnea Syndrome を略してSASっつーらしいです。SASゆーたら、サザンオールスターズやろ。いやホント、関係ないけど・・・。

5月20日

りそな銀行、国有化・・・。

「な、何ぢゃ、りそな銀行って」

普段、七十七とゆー地方銀行しか利用していないわたくしには耳慣れない名前@りそな。

「確か大和とあさひが合併したやつだよ。それにどっかの地銀も加わってたような気がするけど」

知らないようで知ってるね、かっちゃん@旦那。自宅で新聞読んでるところなんて、あんまりお目にかかったことないのに不思議。つか、毎日新聞広げてるわたくしの頭には、どうしてインプッツされてないのだろう、これも不思議。太陽神戸三井銀行あたりまでは、どの銀行が合併したのか覚えなくても名前で判断できたのに。旧行名を残さないとゆーのは、頭の弱いわたくしに対するいぢめですか?

週末、犬仲間と旅行をして、そのときに撮った写真を編集しておりまして・・・。いつも通り、しょっぱ画像ばかりで泣きたくなるんですが、その中に地面しか写ってないものが数点あるんですよ。その前後の写真には、わたくしがしっかり写っている。つーことは、シャッターを下ろしたのはかっちゃん@旦那であると推測されるわけです。

人も写ってなけりゃ、犬の足先さえ入ってない。だからといって、ピントがずれてボヤケた写真でもない。

「うぅぅむ」

彼は一体、何を撮ろうとしたのか。

「こっそり、りそな銀行のこと知ってたくらいだからな」

何か意味がありそうで、その地面写真に睨みをきかせ、石ころ調査を始める。

えーと、そんなわけで、ちっとも写真の編集が進みませんよデヘヘ。

5月21日

昨日の午後3時。今にも雨が降りそうな雲行きだったので、早めに愛犬の散歩に出かける。いつものコースを、ちょっと足早に。

「・・・?」

BJが突然動かなくなってしまいました。リードを引っ張っても、4本の脚を地面に踏ん張り梃子でも動かないとゆー憎ったらしい態度。

と、その数秒後・・・ゴロゴロバリバリ。

地響きを起こす程の大音響が。そう、雷です。

もしかして、BJには雷を予知する能力があったっつーことでしょうか。

地震予知の代表選手といえば鯰が有名ですが、でも奴らって、実のところ地震よりも雷により反応して暴れるんだとか。もしかしたら、電磁波に身悶えしてるのかもしれないわけです。

で、けっこう大揺れする地震のときの我が家の愛犬BJがどうかとゆーと、ええと大抵寝てます。オロオロと部屋中を歩き回っているわたくしを無視して、ちんこ丸出しの仰向けでグースカだったり、床に一物を擦り付け4本足を伸ばしてノシイカ状態だったり。震度1,2程度の場合は、おもちゃ振り回して走り回ったりしてますが。

「雷を予知して固まったんだったら、地震もすばやく察知してフリーズしてたんだなきっと。あれは寝てたんぢゃないんだなウホウホ」

我が家の炊飯器や掃除機が怪奇音を発する原因はわかりませんが、きっとこの家の中は電磁波だらけ。その被爆の度合いで反応も違うわけだねBJ。あぁ、キミが突然暴れ出したりする原因もわかった気がするよ。予知能力があるばっかりに・・・。

アホか、そんな才能、お前んちのクソ犬にあるわけねーだろこのクソ女。間違った解釈して喜んでんぢゃねーよとか言ったそこのチミ。うっさい、いいのだ。そう思わせておけ(自慰)。

5月23日

「読み物サイト超ランキング」とゆーところからメールを貰いまして。「超」って何、つかサイトとランキングの間にソイツを持ってくるのはどーなの、いやまて超ランで息継ぎすんのか? などと送り主に質問したい気持ちを抑えて、心優しいりえぴさんはそれに応えてあげました。

まぁ、サイトを登録してバナーを設置すりゃいいだけなんですがね。

読み物サイト超ランキング

↑こいつがそれ。メールを頂いた当初、バナーがこの1種類しかなかったんですよ。でけー。ダセー。邪魔クセー。そんなわけで、勝手に極小サイズにダイエットさせ左端のRead Meアイコンの隣に貼っておいたんですが(昨日)。

読み物サイト超ランキング

短時間急激ダイエットのため、何がなにやら・・・ですな。まるでゴミ。

案の定、「てめーんとこのバナー、デカすぎ」とゆー苦情がこの超うんたらサイト管理者に殺到したらしく、昨晩「いろんなサイズのバナーを作ってみたのでお好きなサイズを選んでくだちぃ」とのお知らせが。そんなわけで、数少ないバナーからこいつを選んでみました。(↓)

読み物サイト超ランキング

でも、ダイエットマニヤのわたくしは、スレンダーという言葉への憧れが強いので縦横の割合を考えず強制的にスリム化させ左へ設置。そうすると、バナー自体はスレンダーなのに、文字がちょっと太り気味とゆーありがたくない結果に。あわわわ、鏡に映った自分の身体を見ているようで、ちょっと冷や汗です。

そもそも、トップにあれこれバナーを貼り付けるのって、デザイン的にイケてないですねええ。分かっちゃいるんですよ。

いや、そんなことより、このサイトって読み物サイトだったのかそうなのか・・・?

5月26日

現在乗っている車に変わってそろそろ半年が過ぎようかとゆーのに、未だにフロントワイパーを動かしたつもりが、リアワイパーを動かし、しかもウォッシャー液まで飛ばしたりしているりえぴさんです。ここのところ雲行きが怪しいので、運転席に座る度いつ雨粒が落ちてくるのかドキドキしてたら、この曇り空の原因はシベリアの森林火災による煙のせいだとゆーぢゃないですか。ったっく迷惑な火災です。つか、いい加減操作を覚えろって?

週末、久しぶりに近所のT邸で宴会をしました。このときのお題は「面接試験」。

わたくし、十数年前に某大手(地元では)企業の面接試験を受けにいきましてね。

面接の心得については、もぅお腹一杯とゆーほど叩き込みましたよ。「会社四季報」がどんなモノかも知らないけれど、「御社の情報をコレでゲットしました」と必ず言ってやろうとか、本当はテレビ欄しか興味なかったけど日経新聞は隅から隅まで欠かさず読んでますとアッピールするんダ!とか。面接官との会話のイメトレもバッチシ、リクルートスーツもキメキメ。完璧だったんですが。

偉そうなおっさんがズラリと並ぶ部屋に5人が呼ばれ、集団面接開始。

マンツーマンだと思っていたので、ちょっと気が大きくなったんですが、わたくしは一番端に座らされたわけです。つまりあれだ、一番最初に質問をぶつけられるか、フィーリングカッッポー5vs5でいうと必ずおもろいコトをいわなきゃいけない5番目か、そのどちらかなわけですねドキドキ。

でもあれだけシャドー面接もしたんだし、ダイゾブダイゾブ。さぁ来い、来やがれ!オンシャオンシャオンシャ・・・。

「ええと、愛について貴方の考えを聞かせてください、それぢゃ、一番端の貴方・・・」

あ、あ、愛ぃ?

一瞬頭が真っ白になりましたよ。この質問の回答の、どこに「会社四季報」を入れたらいいのかわかんなくて。で、口をついて出てきたのが・・・。

「愛といえば兄弟愛とか家族愛というのが一番身近ですが、わたくしは同性愛とゆーのが最初に浮かびますね・・・」

嘘っ。何を喋ってるんだ自分。違うよ違うっ。もぅね、その後はどう取り繕ったのかよく覚えてないですよ。混乱ついでに「しからずんば」とか「さにあらず」とか、いつの時代の人間だよおまへっつー言葉まで口をついて出てくるし。「同性愛上等、マンセーマンセー!」。つか、同性愛について熱く語ってるけど(いや、支離滅裂)、年頃の娘のくせに、彼氏の存在はどうしたよ自分。

うぅぅ、「その質問に関しては会社四季報には載ってませんでしたな、ブホホ」と答えたほうがまだマシだったかもしれないですね。

「ありがと。貴方のお陰でリラックスして面接受けることができたよウフフ」

その日同席した受験者たちにに、お礼いわれるほどのダメっぷり。

もちろん落ちましたよ、ええ。年収1000万円(伴侶の力で)の夢も砕け、落ちてこうして落ちぶれて・・・。

T邸の宴会で、この恥ずかしい過去が蘇り、酔いが醒めて改めて頭を捻る。

「この模範解答って、何? 『御社を愛してます』だったのか?」

未だにわからん。

5月27日

本棚が倒れて床に散らばった百科事典や単行本。そこにニョッキと生えてるように立つ椅子。本が海の水で椅子が孤島だとしたら、それに座ってプコプコ更新してるわたくしは、さながら陸に打ち上げられたトドですかね・・・ほっとけ。えっと、どこから手をつけたらいいのか分からず、PCの置いてある2階のこの部屋は放置です。

揺れの大きさに驚き、2階から飛び降りて腰を打ったとゆー少年だか少女だかがいましたが、我が家ではPCラックの最上階にお住まいのミスター・プリンターが耐え切れずに飛び降りてしまった模様。

「このボディの安定感のお陰で、高得点が出るんぢゃないでしょうか。途中、自慢の捻りも加えてみたんですが、あと半捻りしていれば完璧でしたね。着地の向きを90度間違ってしまったのが残念です」と悔しそう。要するに無傷だったわけです、不思議。

いや、そんなヤツのことなんか、どーでもいいんですが。

マジ怖かったっすよ。

夕方、そろそろ飯炊きでも始めなきゃと思っていたら突然の揺れ。その瞬間わたくしにはピグモンが降臨し、両手をプラプラさせたままリビングを行ったり来たり。

「こゆときは、便所が一番安全なんダ!」

そう気づいて2匹の愛犬を抱き上げようとすると、暴れて逃げたので「好きにしろ」と吐き捨て一人で個室へ。ココでピグモンは意味不明な言葉を叫びながら、何故かクルクルと回転し始める。

「いやまて、この揺れで家が倒壊しちゃったらどーすんのよ。玄関の扉開かなくなったら、外に出られねーぢゃん」

つか、その前に便所から出られなくなる可能性も。

アタフタしているわたくしとは対照的に、我が家の愛犬たちは一番頑丈そうなセンターテーブルの下でガシガシ蹄噛んでいたんですけどね。

ふと外を見ると、こちらを向いていたガキと目が合う。ピグモンりえぴをみてニタニタ笑ったこいつ、早朝、犬の散歩で糞を放置しそうだったので「おのれー!」とわたくしが怒鳴ったやつです。ちくしょー!

むかついた勢いでピグモン、外に飛び出しちゃいましたよ

空を仰ぐと、ブっとい電線がグルグル回転して「お入んなさい〜」といってるようだったし(大縄跳び?)、地面を見ると巨大ミミズがワラワラと這い出てきてる。いやぁ、なんか意味もなくその光景に感動したりして。

ようやく揺れが治まって、道端に集まったご近所の奥様たちと各家の被害状況を報告しあう。

ええと、我が家が一番酷かったみたいです(涙。白く塗られた壁のいたるところに芸術的な深い亀裂が。仕事を早めに切り上げてきたかっちゃん@旦那は「壁はさ、パネルだからこのくらいのヒビ、大丈夫ぢゃないか?」と暢気なことを言いますが、専門家ぢゃない彼の意見なんてちっとも安心できないですよプンスカ。

心配して電話をくれた愛する人たち。ありがとう。ピグモンは日本語がよくわからないので、何が言いたかったのか多分伝わってなかったと思うけど生きております、この通り。

その後、風呂に入っているときの余震で再びピグモンが降臨したり、深夜0時半過ぎ、ベットに入っているときにも揺れて、ちょっとチビったりしましたがデヘヘ。そんなわけで、寝不足です。でも2階のぶっ散らかり様を見ると、寝たフリしたくなります。

今朝、TVのニゥス見ていたら「20年か30年後、もっと大きい地震が80%の確率でやてくるあるね」ですと。30年後なら「このままでもヨカ」と諦めますが、20年後だと余命も長い。その10年の差が問題なんぢゃー! 20か30、どっちなのかはっきりしろコノ。

5月28日

本日はかっちゃん@旦那、会社をお休みいたしました。ぶっ散らかった部屋の片付けのためかぃ、やる気だねキミと喜んでいたら、免許の更新に行くんダ!という。ちぇっつ。

今朝の新聞には、27日の午後から24時間以内にもしかしたらデカい地震がまたやってくるかも、という脅し文句が。

彼が車で出かけたら、逃げるための足がない。

てなわけで、くっついて行っちゃいました。勿論愛する犬も連れて。友人にその旨を伝えると「この臆病者め」と言われましたが、ああそうさ、ケツの穴ちっちゃいさ。この世に未練ありまくりさ。ついでに、かっちゃんだけが生き残るなんてのも悔しくて仕方ないさ。死ねない死ねない、まだ死ねない。

それなのに、待っている間、退屈で死にそうになってましたよハァハァ。

日差しを浴びて湯気の立つ脳味噌で、ボンヤリと想像してみる。

26日午後6時半・・・電信柱に立ちションしてた人、天秤桶担いで肥溜め近くを歩いていた人、うんこした後ウォシュレット使ってた人。どのくらいの人が糞尿まみれになったんだろうグフフ。

隣で伏せていた愛犬の尻穴を眺めていたので、想像がシモの方へ行くのは仕方ないっつーことで。

******************************************

壁の亀裂が、ローン払い終わってない我が家を一気にボロ小屋にしてしまいましたが、あの地震で食器が割れるとゆーことはありませんでした。多分、食器棚の扉がマグネッツ式ぢゃなく、扉が開かないように留め木(何と呼ぶのかわからん)がついてるからだと思われ。

でもね、扉を開けて中を覗くと凄いことになってましたよ。

重ねた5枚の小鉢が、美しく重なったまま3列隣のこれまた5枚重なった取り皿の上に鎮座。高橋夫婦が使っている飯碗の上に、ふた周りもデカい丼碗が3枚重なってるし。瞬間移動ですよ奥さん。

食器棚の中にプチマリックが隠れてるんだろうと思い頭突っ込んで捜索しましたが、ヤツめ・・・トンヅラしてました。で、さっき気づいたんですが、風呂桶の水が栓を抜いてもいないのにおもくそ減ってましてね。水深4センチ。プチマリック、2階の風呂場のどこかに身を潜めている模様。

つか、風呂桶に亀裂が入ってるわけぢゃないし、こりゃ配管やられちまってるのかなヤベーよおい。

5月29日

免許の更新をすませて自宅に戻ると、あちこちに電話。市で無料の耐震調査をしているっつーんで、まずはお役所へピポパ。交渉をしたのは、かっちゃん@旦那なんですが。

隣で耳を欹ててると、なんだかやきもきしちゃうわたくし。だって「あー」とか「はー」とか「ほー」しか言わないんだから。

彼の入手した情報によると、無料診断の条件は昭和56年以前に建てられ、しかも在来工法の家のみが対象なんだという。んだとーっ!

「しかも、無料なんていってるけど、一割は負担しなきゃなんだって。3.000円ね。あ、それに消費税がプラスされるらしい」

条件がピッタンコでも、申込書を提出した早い者勝ちで、その枠は僅か400世帯。益々、んだとーっ!です。まぁ、平成9年だか10年だかに建てられたツーバイホー工法の我が家は、はなっから対象外なんだけどさ。

そんなに心配なら、金たんまり払って別の人にやってもらえコノ部外者め、世の中銭なんぢゃボケっつーことですね。

で、今度は市から教えられた建築士会に連絡し、建築診断士を紹介してもらう。

我が家の担当になりそうな相手は、ミスター・シカマ。

今まで単語しか出なかったかっちゃんが、このシカマとは随分話が弾んでいる様子。時々眉間に皺を寄せたり、右手をグーパーグーパー動かしたり。受話器を顎と肩に挟んで、机に広げた資料を漁りながらメモをとるのも忘れない。あぁ、なんかちょっと頼もしく見えたり。

ミスター・シカマによると、図面見ながら天井裏に上ったり床下に潜ったりして「この家、マジ大丈夫か?」と調べるのが3万円(なるほど、それで市の1割負担が3.000円なわけだ)。どの部分をどういう風に補強しなきゃだ、ってのを教えてもらいたければ7〜12万円支払えっつーことらしい。3万円ぢゃ、DEAD or LIVEのどちらかの答えしか聞けないっつーことです。

まずは3万円調査を依頼して「お前は既に死んでいる」といってもらおうそうしよう。

「で、シカマ、他になんつってた?」

「うーん、うーん」

もしかしたら、かっちゃんが仕事でいないときに調査されるかだもんね。女だと思ってナメられちゃいけない。もっと詳しく聞いておかなきゃ。

おせーろ、早く。

「うーんと、地震があったせいで、今、忙しいんだって・・・」

アホ、そんなん知ったことか。

「えーと、あと行政がもっと力をいれてやってくれないかなぁって。そしたら市民負担も軽減されるしね。で、そのことを昨日の河北新聞に載せたからって」

はぁ? 読めってことか? うちは朝日ぢゃ。つか、客に向かって愚痴ですかシカマ。

「あ、それと、忙しいのに、親戚でそろそろ不幸がありそうなんだって。大丈夫ですかねぇとかきかれたよ。何が大丈夫なのかわからんけど。あと、えーっとうーんと」

もぅいい。皆まで言うな・・・。

5月30日

50歳過ぎのおっさんが、カナダ人を1名引き連れてやってきました。おっさんは、ジャスコの近所に聳え立つ巨大観音様を建てた会社の営業マン。んで、ポール(アンカ?))だかマイク(マイヤーズ?)だかニール(ヤング?)だかいうこの外人さんは、我が家を建てた大工さんの一人。

先日、風呂の水がプチマリックによって消された我が家の不思議現象を調べにきたんですが、玄関の扉から放射状に伸びている深い亀裂が当然目に入ってしまった模様。

「ウワァオォォォォ〜」

我が家に入って第一声が「ハロー」ぢゃなくて、これですよ。

ええと、ハローがないと会話が進行しません。ナイスチューミーチユーの出番がなくなり、早くもイメトレに失敗したわたくしは顔が引き攣ってました多分。

いや、そのヒビに関してはだね、日曜日に耐震の検査を専門家にしてもらって、それで「この家は欠陥住宅だよチミ」って言われたら、改めて「てめー、こんなボロ小屋造りやがって。当然無料で補修してくれるんだよな、補強だってやんだよなア〜ハ?」と怒鳴ってやろうと思ってたんだヨ、と流暢な英語で話すわたくし(心の中で)。

心の叫びは通じなかったようで、ポールはわたくしを無視して部屋中を歩き始め、壁や天井のチェックをし始める。洗濯機が置いてあるクローゼットの扉が地震の揺れでレールから外れ、開閉不能になっていたのも発見。

「この修理は簡単だから、今すぐやったげようベイベー、おっさん、ドライバー持ってっか? あるならよこしな(りえぴ翻訳)」

「どらいばーおーけー、いんざかー、ごーごーかむかむ、うえいとうえいと」

おっさんは表に停めた車に走り、電動ドライバーを握りしめて戻ってきた。

「ですいんず、のーぱわーのーぱわー、ちーぷどらいばー、しっくすえいとぜろぜろえん、ガハハ」

ポール無表情。つか、わたくしも笑えませんでしたが。

ポールが修理しながら英語で何か捲くし立てると、おっさん、わかったような顔をしてわたくしに言う。

「おーけーおーけー。壁の修理、最低でも4、5日はかかっと思うって」

いや、それは彼が親指曲げたり伸ばしたりしてるし、わたくしにも理解できましたよ。その後随分喋ってたぢゃないですか。それは何と?

「一度会社さ戻って、報告すっぺし」

いや、ほら、ポールは修理の手順とか喋ってたんぢゃないの? パテとかシートとか言ってたし・・・。

「んぢゃ、そゆことで」

あぁぁー、待ってぇ〜。こうして、英語のわからないダメ顧客は重要な話を聞き逃して後で大変なメにあったりするのですねトホホ。つか、大丈夫なのかね、おっさんとポール・・・こんな凸凹コンビで。

 

Back