■ 1月の戯言 ■

1月5日

元旦からお世話になりっぱなしだった友人宅を後にし、横川のSAで釜飯を購入した高橋夫婦。腹は減ってなかったんですが、ほら、やっぱ横川といえばおぎのやの釜飯だしね。

「どっかのSAで食べよう」

そういいつつ、2つのお釜を抱えて車に乗り込む。作りたての釜飯は温かくて、この温もりを何としてでも胃袋に収めるまで保ちたーいっ!

助手席に乗った妻は、ペンギンを見習って即座に股座へ。

「ど、ど、どこ置いてんだよーっ!」

「えっと、ガスレンヂの中で保温しておこぅかと…」

自宅を離れると、どうしても便秘になりがちなので、今回はそんなことにはならぬようにと便秘薬を持参し、元旦早々怒涛の便意に悩まされ続けていた妻。

「おいおい」

「でへへ」

笑った瞬間、腹に力が入り、バフっと一放屁。放った屁が釜飯を直撃です。いやぁ、実が出なくて一安心。

「ったく、なんだよーっ」

夫、しかめっ面。

数時間後に入ったSAで、さぁ、食事です。おぎのやの釜飯なんて、何年ぶりかしらん。ビニール袋から釜を取り出すと、おやまだ温かい。

「あったかいね〜」

「ほんと、ホカホカだー」

「ガスレンヂでブー、の効力だね」

「そうだねー、うまうまー」

夫婦、見合ってニコニコ。あぁ、めでたしめでたし。

ま、こんな感じで2004年を迎えた高橋家ですが、今年も宜しくお願いいたします。

1月6日

今日は6日。てことは、明日は1月7日(当たり前)。1月7日とゆーとアナタ、ファッソン業界の巨匠イブサンローランが引退を表明した日ですよ、いや、そうぢゃなくて…グレゴリウス13世の誕生日…って、誰ですか?ソイツ。そんなこともどうでもよくって、七草粥を食べる日。

七草粥と言おうとすると、どうしても一番最初に「七糞粥」という言葉が頭に浮かんでくるわたくしのこの腐った脳みそをどうにかしてもらいたいものですが…。因みに、なくて七癖っつーのも、どうしても「なくて七糞」という言葉が…(もぅいいって)。

この七草粥、正月の間、豪華なごっつぉを食べ過ぎてもたれた胃を休ませるためのものですが…マズーイ!

胃、もたれてないし。

大晦日から元旦の朝にかけては、確かに胃の調子がいかれぽんちでしたが、自宅に戻ってからはいつもの貧相な食事で食い足りないほどでしたから。

そういえば、モノ好きな方から「ご実家の餅館では、どんな食事をされたのですか?」というメールを頂いたので、この場にさらしてみたいと思います。

大晦日はね、なんでも一年で一番豪華な食事を摂ることになってるんだそーですよ。

で、目出度い席に必ず出てくるのが特製茶碗蒸し。薄口醤油ぢゃなくて、濃い口を使ってるのか、どす黒く、しかも恐ろしいくらいに甘い。ほら、瓶詰めで売ってる栗の甘露煮があるでしょ。あれを汁ごとぶち込んだホットプリンのような茶碗蒸しなんですよ。食べた後は、そりゃもぅ口の中がネバっちくてたまりませんよ。舌を引きずりだして、畳にこすり付けたくなるくらい。

面白くもない紅白をぼんやり眺めながらヘロヘロに酔っ払った嫁は、風呂も入らず顔も洗わず、勿論歯も磨かず寝たので(激汚)、鼠算式に増えまくった歯周病菌一族が口から溢れそうになってたかも。

元日の朝、テーブルの上には案の定所狭しと餅が並んでました。

高橋家では、餅を焼かずに茹でるらしいです。

かっちゃん@旦那曰く「人が沢山いるのに、いちいち一個ずつ焼いてられっか」とのこと。なるへそね。

席に着き、甘くなさそうな海老餅(味付けした桜海老がドッチャリかかった餅)に手を出そうとしたら、かっちゃん父@すんづろさんが待て!のヂェスチャー。

「まず飴餅から食うんだっちゃ。これ、餅食う順番の決まり。ほれ、こうして黄な粉をまぶして…」

小さな親切大きなお世話で差し出された皿の中には、水あめにチャプチャプと浮いた2個の茹で餅。

欲しくねーっ、食いたくねーっ、と叫びつつ(心の中で)、まぁ、おいしそうなどとつぶやき笑顔で口に運ぶ嫁。

「ほれ、次はこれ。あんこ餅。けっ(食え!)」

糖尿病にする気なんでしょうか。あのね、嫁の好きな餅の食べ方は、焼いた餅に海苔巻きつけて醤油つけて食べるアレよアレ、磯部餅…。

かっちゃん@旦那曰く「そいつはおやつ。飯として食う食い方ぢゃねんだ」ですと。

せんせーっ!高橋君が寝ぼけたこと言ってまーすっ!飴餅やあんこ餅が飯で、磯部餅がおやつだってーっ!

不思議家族、高橋家。

嫁、半泣きですよもぅ。

そんな訳で、元旦は確かに胃もたれ君大暴れだったわけでが、ヤクの力でなんとかしのいぢゃったんですよね。

えと、何の話だったんでしたっけ?

そうそう、七草粥でしたね。

胃もたれなんかとうの昔に治っちゃったけど、七草粥は食べたい…そう、これが言いたかったわけで。

胃もたれしたやつしか食えないなら、今晩から明日にかけて、胃もたれ女になってやるぞと。

いいかー!聞いたかーっ!ノルマは餅、一人10個だかんなーっ!雑煮には最低4個は入れるぞーっ!

そういうことなんで、かっちゃん、覚悟して帰ってくるように。

1月7日

元旦から3日までのアクセスログを覗くと、検索ワードでこのサイトに引っかかったはじめましての方が何人かいらっしゃったのですが、そのワードがチョイト奥さん…。

「フレンチブル」とかぢゃなくて、「股間」「ちんこ」「陰嚢」「亀頭」とは、どーゆーことでしょ。

ココって、エロサイトだったんですかそうですか。

中でも、「亀頭 病気」の2単語でやってきたアナタ! 年末年始の休診で切羽詰ってたのかもしれませんが、Funky Hot Dogぢゃ何の役にも立ちませんよ。早いとこ病院にいきなはれ。

そんな与太話はさておき、今年も沢山の年賀状を頂きました。ありがとう。らぶ。

気力があればおもろい年賀状を作ろうー!と毎年思っている高橋家ですが(一昨年は手抜き)、今年受け取った葉書で、アホさで負けを認めざるを得ない逸品がありましたよ。

表書きはいたって普通。左には送り主の住所氏名、そしてちょっとしたコメントが添えられていました。

フムフム。裏は写真とか印刷したやつかしら、それとも芋版?

ひっくり返してみると…。

真っ白け。

「景気低メ〜(未)がサル(申)年になるよう努力しま〜す!」と通天閣で干支の引き継ぎが行われ、政府は何度も景気回復宣言を発表してますが、「昨日なんて、火曜市で安売りなのにミズナ一袋198円よっ!一袋つっても、入ってる量なんていつもの三分の一なんだからー。たけくて買えねーっ」と、高橋さん(主婦)が吠えるように、一般庶民の家計はまだまだ余裕なし(うちだけ?)。

そんな世の中で、裏面真っ白とゆー年賀状の使い方!

クリスマス、プーケットだかで1日ウン百万円の買い物をしていたゴーヂャス叶姉妹にだって、こんな贅沢なことはできるまいブハハハ。

1月8日

数日前、電信柱のそこここに忌中札が括り付けられていました。矢印を辿ると、我が家の前の坂を下ってすぐの団地に住んでいる方のようです。その団地に住んでいる人たちは、バス停へ向かうのも、車で街へ出掛けるのも我が家の前を通らねばなりません。ということは、顔見知りの方?

「お正月に亡くなるお年寄りって多いんだよね。冬っつーとインフルエンザの季節だし。体力ないと合併症起こして死亡なんてことあるしさ」

「誰だろう」

「時々入れ歯を嵌め忘れて誰だか一瞬分からなくなる、あのばーちゃんかな」

「うーん」

「それとも、公園の前に住んでるあのばーちゃんかな」

「うーん」

「どのばーちゃんでもヤだな。皆、サラとBJを可愛がってくれるばーちゃんたちだし」

そんな話を夫婦でしていたのですが…。

昨日の夕刻、一緒に犬の散歩をしていた友人から「お葬式、Mさんちだったんだよ」と教えられました。

サッシ工場を営むM家には、15歳になるオスのビーグル犬、チロがいます。長いリードに繋がれ、家の中、工場、駐車場を自由に出入りしているチロ。殆ど吠えることはなく、駐車場で気持ちよさそうに日向ぼっこをし、時折尻尾を振りながら出入りする職人さんたちを温かく出迎えているのです。

温和なご主人は、仕事の手を休めちょくちょく表へ出てチロの頭を撫でていました。

2匹の愛犬を連れ、散歩でM家の前を通ると、迷惑そうに尻尾を垂らしているチロにじゃれつく我が家のBJ。

「うわっ!よじ乗るなっ!15歳の先輩になんちゅーことを!敬意を表しなさいこのバカチンが。あぁ、すいません〜。うちの2匹なんて、こっちは5歳、こっちは3歳過ぎてんのに、ちっとも落ち着かなくって…」

頭を掻きつつこう言うと、

「Bくんは、Bくんなりに、ちゃーんと成長していますよ。だから大丈夫」

そう微笑んでBJの頭を撫でてくれました。

口数は少ないけれど、いつも微笑みを絶やさない奥様と2人の娘さん。家族4人と1匹で、仲睦まじく散歩している姿もよく見かけました。

「大晦日にね、仮通夜があったの。Mさんちの娘さんだったんだよ。おねーちゃんの方。事故ぢゃないみたいだけど、弔問のとき祭壇に飾られてた成人式の写真を見ると、とても原因は何だったんですかなんて聞けなかったよ」

「…」

「両親より先に、だなんて居たたまれないね。お母さん似で美人さんだったしね。写真、綺麗だったよ、すごく」

「悪いことしてる人が長生きして、静かーに暮らしてるMさんちがこんな目にあうなんて…」

若干23歳。

あれから1週間。

雪が舞う今朝、散歩でM家の前を通ると、いつもの場所にチロは座っていました。体中に張り付く雪の粉を振り払おうともせず、遠くを見つめて。

チロ、おねーちゃんはもぅ帰ってこないんだよ。

1月9日

本の頁を捲るときも、スゥパの袋を広げるときも、札束を数えるときも必ずやんなきゃいけない指舐め行為。あ、札束自体は手にすることがないんで、必要ないんですが。要するに、干からびてるんですよ。かっちゃん@旦那のネクタイを買いに行ったところ、このささくれ立った指先に生糸を引っ掛け、殆どのネクタイを欠陥品にするも、なかったことにして帰ってきた腐れ女です。ごめんなさい。

こんな指先だと、どんなに優しく貴方の体をなぞっても「いてーな、何さらしとんぢゃ、このアマ!」と言われちゃいますね、妻夫木君。だったら、嫌われついでに踵なんかも見せちゃうヨ。ほら、乾季のサバンナみたいでしょ。象さんもビックリだね。この硬くて分厚い足の裏だとね、フィヂアンだってひれ伏すくらい時間をかけて火渡りの儀式ができちゃうんだ。実際、画鋲踏んづけてんのに丸一日気づかなかったってことがあるんだヨ! 足の裏だけぢゃないヨ。鏡を覗くと鼻から下半分は粉ふいてるし、尻や腹、股間や腋の下をボリボリ掻き毟ってるこの姿なんか、遥か昔のアウストラロピテクスを重ね合わせたりしてちょっと感動すらしないかぃ?(しない)

以前、某番組で皮膚の保湿を高める美容液の作り方なんぞをやってました。納豆と無水エタノールと水で作れる納豆美容液。

ギブミー潤い!

放送後、無水エタノールを手に入れようと近所の薬局に走るも、どこも在庫切れ。因みに、この番組、仙台は東京より数週間遅れで放送しとるんですよ。なんか、ほんのり田舎モン扱いされてる気分。

予約注文をしてやっと手に入れ作ってみたんですが、無水エタノール一瓶使って、美容液のできる量ってほんのチビット。納豆には足を向けて寝られないくらい、効果は絶大なんですけどね。

1週間で使い切るようにといってましたが、風呂上りに全身に塗りたくり、手を洗う度使っていたら僅か3日でなくなってしまい、4日目からはまた粉ふきババアに戻ってしまいました。一応、風呂上りにそれまで使っていた尿素配合クリームを塗りたくってはいるんですけど…。効能欄に老人性乾皮症と憎たらしいコト書かれたヤツ。

それでも効かないこの体って、一体何歳なんでしょうケホケホ。

もぅね、軒先に吊るされた干し柿みたいになってますよ。

そういえば、干し柿はしぶ柿で作るけど、あの白い粉は柿の甘み成分グリコースなんだよね。

てことは、乾燥してうまみ成分が表面に沁み出してるってことなんでしょうか。冬場の指舐め行為は糖分補給? だったら、きっとこの腹や尻も甘いハズ!

てことで舐めてみませんか?(尻を突き出しながら)。

1月12日

一昨日、数軒先に住むTさんから電話があった。

「明後日の夕方、パパの友達が来るんで、鍋をしようと思ってるんだけど…卓上コンロ、借りてもいいかな?」

いいよいいよ、使ってやっておくれ。

早速、シンク下の棚から引っ張り出して持っていってあげた。

そして昨日の午前中。

「あのさぁ、土鍋も借りていいかなぁ」。

そんなわけで、土鍋を配送(徒歩で)。

今日はもしかしたら食材の要請があるのでしょうか(笑。

1月13日

ジンクスとゆーのは、人それぞれでしょうが…わたくしの場合、車で出かけた際、ケツから一発で車庫入れをこなせない日は「んもぅ、サイテー。今日一日ブルー」なわけです。

随分前に、スゥパでオリーブオイルをいっと缶で購入。調理の度に、重いこの缶を持ち上げ鍋にドボドボと注いでたんですが、側面を持って入れようものならボコッとゆー鈍い音と共に口からオイルがゴルフボールのような塊になって発射されます。必然的に出来上がる料理の殆どが、中華風(油ギドギド)。巧く注げたとしても、油切れがすこぶる悪く、そこら一面垂れ油まみれになってしまうとゆー、安く購入したのに損をした気分が味わえる代物だったわけですよ。

現在は、そのボコッ現象を少しでも解消しようと、透明のプラスチックコップ、いわゆる検尿コップに移し替えつつ使用しておるわけですが、この超軽量検尿コップ型デスペンサー、ちょっと掌が当たっただけでボテっと横倒し。移し替え以前より、キッチンテーブルを油まみれにする回数が多いような気もするわけで(ダメぢゃん)。

ううむ、かなーり不便。しかも味気ない。つか、コイツ、しっこに見えるし。

ここは一つ、オイルデスペンサーなるものをゲットしてやるゾ!どうせ買うなら、有元葉子とかが使ってそうなブルヂョワ風味満載のデスペンサーを買ってやるゾと。

ネットで見つけ、注文していたので、連休明けの今日やっと入金したわけです。

ええと、既にいっと缶のオイルの中身は三分の一以下まで減ってるんですが、だったら無駄ぢゃんこのバカ女とかゆーなこのっ。

いいのいいの、デスペンサーとかサスペンダーとかの話がしたかったわけぢゃなくて、ジンクス大当たりってことがいいたかったんだから。

財布の中には十円玉と一円玉しか入ってなかったんで、銀行へ行ったわけですよ。で、冒頭のようにスムーズにぶち込めなかったわけです、車を。

「ちくしょー!きっと、今日はついてない」

そう舌打ちしながらキャッシュサスペンダー(違)へ走りバックをあけると…銀行の通帳もカードも持ってませんでした。入ってたのは郵便局の通帳とカード。

「キェーィ!」

地団駄を踏んで、車に乗り込み今度は郵便局へ。

1万円しか入ってない残額を全て引き出し、あぁ、郵便局からでも確か振り込めるんだよね、だったらやってみるべとトライしたんですが田舎者にはやり方がわからず、アタフタしている間にわたくしの後ろには長蛇の列。こうなると、もぅ何がなにやら誰が誰だか、ここがどこだかさえわからなくなってしまったり…。

「ひぃ、すんませんすんません。やり慣れんことはやらんこってすな」と背中を丸めて退散しようとすると、後ろにいたおっさんに呼び止められました。

「ネーチャン、忘れモン!大切なバック。チャックあいとるから、百万円の札束が見えとるがな」

えっ!?ヒャ、ヒャ、ヒャクマンエーン!? 関西出身らしき声のデカいおっさんに叫ばれて、慌てて置き忘れたバックに飛びつこうとし、平らなところでなぜか蹴躓き転びそうになるのを必死で堪えたから両手をブンブン回して摩訶不思議ダンスを披露までしてやったのに、ナンデスカ?レシートとポケットテッシュしか入ってないぢゃないですかフンガー!ヒャクマンエーンはどこへ?(もとからない)

並んでいた他の客から失笑を浴び、体も温まったところで(恥ずかしさで)下ろした一万円札を持って、また先ほどの銀行へレッツラゴーです。

最後尾に張り付き、処理中の人をぼんやりと観察してました。特にその中の一人、黒いコーヂュロイパンツのおっさんを。両足大股開きで仁王立ちだったそのおっさんを。

機械の上に無造作に置かれた封筒の宛名には、「仙台市青葉区ほにゃらら〜さとう宗幸事務所 佐藤宗幸様」と書かれています。

さとー宗幸っつーと、広瀬ぇ川〜♪流れる岸辺ぇ〜♪のさとーさん?ふーん、ふーん、その事務所で働いておるおっさんかいな。てことは、要するにギョーカイの人ってわけね。いいなぁ、フレックス。かっちゃん@旦那なんて、仕事場が相馬に変わって今までより1時間も早く出社ですよ。朝5時起床で6時には行くんですよ、妻に押し付けられたゴミ持って。今朝なんて、豆乳一気飲みで朝食終了ですよ。つか、仕事場変わって以来、朝飯食えてないし。朝からステーキとか食すんですかねギョーカイの人は。あぁ、世の中って不条理。10時半過ぎたこんな時間にこんなおっさんがこんなトコいるなんて…暢気な事務所ですねアンタ。タレントを機械のように働かせといて、その儲けからいくら吸い取ってるんですかアンタ。いや、いきなり喧嘩腰はよくないネ。「OH!バンデス(ローカル番組)」、このおばんが見てますよ、ときどき…って、ファン(そうでもない)アピールしとこうかしら。つか、誰がおばんぢゃ!

一人で瞑想タイムを楽しんでいるつもりが、ついつい、口ずさんでしまってました。

「フンフフーフフーフンフンフンフンフンフフーン(青葉城恋唄のメロデーで…しかも鼻息付)」

黒コーヂュロイパンツの男、事務所に勤めるおっさんだと思ってた男がこちらを振り返ります。

げーっ!

本人でした。音程のずれた鼻歌が耳障りだったのか、振り返ったその顔はもっすご不機嫌そうで眉間に縦皺が寄ってまして…。

いや、その、見てますよ、見てますって、「OH!バンデス」。仙台放送開局以来、朝も夜も欠かさず見てますよ。あれ?宮城テレビでしたっけ?いやぁ、おばんに優しいなかなかナイスなネーミング。イヨッ!日本一!

とか言わなくてよかったです。口は災いの元ですからね。それに、今日はツイてない日だし。

彼が去っていった後、わたくしがそのキャッシュデスペンサーへ。

画面には「おつり6,240円」と大きく表示されてました。

目的の雑貨屋さんに入金すべく、一万円札を投入し、入金金額をプッシュプッシュ。出てきたおつりは7,456円。

グハハ、運気上昇か? 勝ったぞ、ムネユキに(勘違)。

1月14日

綿雪だし、積もりそうにはないよね〜、などと昨晩夫婦で話していたんですが、目を覚ますと予想は大はずれでございました。すげー雪。2匹の愛犬を連れ朝の散歩に出かけると、戻ってきたときには2匹ともクリームのフレンチに。斑は何処へ? つか、普通プルプルっと振り払ったりするもんぢゃないのかね、オイ犬よ。まぁ、そういうわたくしも、頭からズッポリ雪を被ってたんですが…。

家の中へ入ると、ひとっ風呂浴びたばかりの湯上り美人に。えへっ、顔洗わずに出かけたけど、すっかり綺麗になっちゃったネ。水道代、儲けた気分です。

「アタシしか、アタシしかいないのよー!寂しいわぁー…」

昨晩、野菜室の引き出しを開けるたびに、葱がこうすすり泣いていました。姉妹3人で我が家へ養女にやってきましたが(正しくは98円で売り飛ばされた)、姉二人は数日前に嫁に行き(家主の胃袋へ)、残されたこの末っ子。適齢期をとっくにすぎ(僅か数日で)、下半身の皮膚が茶色く干からびています。

おぉ、それは可愛そうに。この大雪の中、なんとしてでもキミの友達を探しに旅に出なければ。つか、マジで食い物がないし。ダ、ダ、ダイヂョブさ。スキー場に出かけるんダ!と思えばこのくらいの雪。

そんなわけで雪かきと車の雪下ろしを済ませた後、決死の覚悟で出かけましたよ。

途中、横断歩道を渡っているおばちゃんを滑ってひっかけそうになったり、タイヤが空回りして跳ね上げた雪を歩行者にぶっかけそうになりながら…。

無事に辿り着いただだっ広いその駐車場には、数台の車が端っこに停まっているだけでした。

「おぉ、新雪しんせつシンセツゥー!」

数台のタイヤ跡。なんつーんですかね、こういう光景を目の当たりにすると、血湧き肉踊るっつーんですかね。

数年前、友人とスキーに出かけ、ガランとした駐車場でレッツ車でダンス!をしたことがありました。アクセル全開で加速をし、そしてサイドブレーキを引く。回転を続ける車は遊園地のコーヒーカップ以上のスリルで、口は開きっぱなし、涎や鼻水飛びまくり。そりゃもぅ楽しいひと時でしたよ自分の車ぢゃなかったし。

あの時の記憶をもう一度…。

ウィーンウィーンブロロロロ〜♪

傍目には幼児がアンパンマンカーに跨り、体を左右に揺らしながら押し進んでる感じだったかもしれませんが、気分は高橋レーシングのカースタントショーですよ。

グルグル〜ウィーンウィーン〜右ぃ〜グルグル〜ウィーンウィーン〜左ぃ〜グルグル〜(効果音は自分の口で)。

数十分後。

「コンコン」

「?」

「あーた、何してんだべ、危ねだでばー×〜○△жほだなことはやめなさい」

カート整理のおっちゃんに注意された、いいトシこいたおばちゃんなのでありました。

1月15日

昨日はどんと祭でした。正月の間飾っていたしめ縄なんぞを燃納して、商売繁盛とか無病息災とかを祈願する小正月行事。地方によっては、今日、1月15日にこういった行事を行ったり、どんと祭とはいわずにとんど焼きとかどんと焼きというところもあるそうですが。

県内で一番有名なのが、仙台市八幡町の大崎八幡宮で行われる祭りで、ここでは焚き上げだけぢゃなく、裸詣りというのがあるんです。手元にある資料を捲ると、この裸詣りの格好は「草履、鉢巻、さらし」としか書いてありません。フ、フ、褌はナシなんですか?!

検証したーい!

そう思ってたんですが、外は雪。日没後、凍結した路面を一人で運転していく自信はありません。

生憎、こんな大事(?)な日に限って、かっちゃん@旦那は飲み会だとゆーぢゃないですか。

「どーすんだ? いがねのか? 今年一年、無病息災ぢゃなくてもいいっつーことか?」

信仰心は皆無ですが、研究心(褌の有無の確認)は旺盛な妻、執拗にメールを送りつけます。

「では帰宅後、行きましょう」

じりじりじりじり。

夕方の地方のニュースで勢いよく燃えるしめ縄の山が映し出され、アナウンサーが現場レポーターに「そちらは、何時までやってるんでしょう」と尋ねます。

おお、コリャ、夫の帰宅が遅い家庭は、聞き逃しちゃいかん回答だゾ。妻は慌てて手元にあったチラシを引っ張り、終了時刻を書き込む体勢。ヨシ、コイッ!

「ええと、あのー、はい、遅くまでやってるそうです」

一気に力が抜けちゃいましたよ、このすっとこどっこいレポーターめ。

いい感じに出来上がった夫が、帰ってきたのは午後11時。

とりあえず、近くの白い大観音がある真言宗智山派大観密寺へ行くことにしました。5分後にたどり着き、急いで本堂前へ走ると、無残。残されたたった一つの出店も片付け作業をしてるし、狼煙の一本も上がってなーい。Don'tどんとー!(間違った文法) 完全鎮火か? チクショー! 11時で撤収とは、なんてショボいんだ大観音。手にしたこのしめ縄、来年も使えってことかぁー!? いや、それはそれでリサイクルになるしいいんだけど。でもしめ縄代ケチって病気なんぞになるのは御免被りたいゾ。

「んぢゃ、ちょっと遠いけど大崎八幡宮まで行ってみるか」

こうなったら、意地ですよ。つか、八幡宮と聞いて幾つもの裸体が浮かんだ妻。行きますよ、どこまでもついていきまーす(舌なめずり)!

11時半を回ったというのに、八幡宮には出店もズラーリ、参拝客もワンサカです。

まずは、このしめ縄を早く燃やしてしまおうと炎の方へ。

我が家のしめ縄を投げようと山の中腹に目をやると、サトウの鏡餅が無菌パックされたままいくつも投入されとりました。醤油持参で、ココで食うつもりなんですか?投げた人。いや、そーぢゃなく、焼くならダイオキシンのこと考えてパックから出して焼け、このウスラトンカチ。と、エコロヂーを考える妻はこぶしを上げ、回りを見渡しそして静かに下げる(情けない)。

「ありゃ、なんだ?」

炎の山の天辺で、紙袋に入った書類の束がメラメラと燃えていました。

なんなんでしょうね。門松やしめ縄を燃やすのはわかるけど、書類の束って。

高橋家の見解では、二重帳簿だと断定したんですが…。

「えー、我が家の無病息災、宜しく頼みますよ。ついでに、繰上げ返済とかもよろしく。あと、できたら宝くじに当たるとかそゆのも」などと欲を抑えつつ(どこが)炎に手を合わせ祈願して、参道を進みます。

途中で、白湯のようにまずい甘酒をすすり、本堂へ。

一円玉(ケチ)を賽銭箱に派手に放り投げ、ぶら下がった幾つもの鈴緒の中で一番太いやつを選びガラガラ鳴らす。

「深く一礼して始めるんだってさ」

酔っ払い夫は地面に額がつきそうなほど深々と礼をし、回りの人が振り返るほどデカい音で拍手を打ち、いったいオマヘは幾つのお願いをしてるんだこの欲張りものめと思うくらい参拝に時間をかける。このまま放っておいたら、その場に座り、メッカに向かってコーラン唱えそうな勢いです。いや、もしかしたら祈願してるフリだけで寝ているのかも。ヤバい、死ぬぞ。今、救出してやるからなっ! 腕を引っ張り、早々に神社を後にしました。

そんなわけで、裸男を目にすることもなかったんですが、まぁ、こんな深夜にウロついてるわきゃないですな。

来年は、裸詣りが見学できるよう、わたくしも褌締めてかかりまっせー。

1月16日

目が覚め、着替えて1階へ下りていくと、階段に背を向けて置かれたソファーの、肘掛の辺りからその男の頭だけが見えた。

「だ、だれ!?アンタ!」

女が驚きのあまり身動きできないでいると、男はソファーの背に顔を隠したままこう言った。

「誰って、オレぢゃん。オレオレ」

違う。こんな男は知らない。女は激しく頭を振った。夫を数時間前に会社に送り出し、2階のベッドルームで二度寝をしたのだが、思った以上に眠り込んだらしく慌てて下りてきたのだ。一瞬、夫が何らかの理由で出社するのをやめ、戻ってきて横になっているのかとも思ったが、そのチラリと見える髪の毛で夫ではないのが分かった。

男がヒョイと頭を上げた。

黒いサングラスの奥でキラリと光るいやらしい目。見覚えはあるが、やはり知り合いではない。しかも男は頭に白いブリーフを被り、足を通す両穴から黒々とした髪の毛を突き出している。サリーちゃんのパパとか、鉄腕アトムとか、かくし芸のときにしか見られないようなヘアースタイルだ。

こんなヤツ、絶対知らない。

不法侵入と猥褻物陳列を同時に犯すような気のふれたやつだ…。

夫が家を出た後、鍵を締め忘れていた自分を呪う。

階段の2段目。手すりを持ったままの女には、武器がない。

身構えながらも男の正面へ回る女。そして、女は再び驚いた。黄色いビーズクッションを枕にし、横になっていた男は全裸だったのだ。

「アンタさぁー、寝すぎだって。いや、俺だって一日の大半は寝て過ごしてっから人のこと言えた義理ぢゃないけどさ。それより飯、まだ? つか、俺、ずーっと小便と糞、我慢してんだよね」

「ギャーーーー!」

ここで目が覚めました。全く変な夢です。しかも間取りは我が家と全く一緒。リアルすぎ。夢の中で男は自分の名前がウナジミール ビチグソヴィッチ ほにゃらら(思い出せず)だと言ってました。毎日一緒にいる俺の名前を忘れるとは何事だ!と、ちょっと怒ってもいました。

要するに、愛犬、BJが突然人間に変身しちゃってたとゆー夢だったんですかね。

普段から、こんな名前があったら、とか愛犬がもしも人間だったら…などと考えるので、その影響が夢に出たんでしょうか。いや、もぅそんなこと絶対考えたりしませんよ。

今日が元旦ぢゃなくて、ホントよかった。正夢だとしても、あり得ない話ですけど。

1月19日

田舎道。信号待ちをしていた車の中。運転席の夫がこちらをじーっと見ている。

いやん。見つめられてる…。ドキドキ。もぅいいから前を向いてよ。やだ、まだ見てる。照れるぢゃないの…。もしかして、鼻毛出てるとか? 

「何?」

そう呟いて夫のほうを向くと、彼の視線は妻を通り越し、その先の電信柱に向けられているようだ。ちっ、勘違いかよ。

電信柱の張り紙?ええと…。

「デリバリーヘルス セリーヌ 090−××××ー××××」

お、お、おい!これを凝視してたのか? もしかして電話番号を一生懸命暗記してるのつもりなのか?つか、まだ見てるし。

張り紙と夫の顔を交互に見る妻。それに気づいた彼は、すかさずこういった。

「違う!違うよ。ほら、あそこにある小屋。あれが何かと思ってさー」

ありゃ、ビニ本売ってる自販機の小屋ぢゃ。

1月21日

「ユージがね、最近は仕事で不動産も扱い始めたらしいーのよ。それで、アタシが宅建でも取れば、少しは役に立てるかなーと思ってるんだけど」

実家の母がこう電話で言うておりました。ユージというのは、唯一、九州に残っている一番下の弟です。あぁ、美しい母性愛。

「あんたも、なんか資格、取ったら? かっちゃんにおんぶにだっこで、毎日食っちゃ寝食っちゃ寝の生活ばっかで…何の取り得もないまま年とってくつもりなん?」

え? この美貌が取り得ですが何か?と屁理屈の一つでも放ってやろうかと思ったら、「そうだそうだ! そんなんぢゃ、つまらん!」と父親の合いの手に先を越されてしまいました。

「英語はどーした。TOEICとか英検1級とか。お前、英語科卒やろもん」

受話器のずーっとずーっと向こうから聞こえる有難い父親の言葉。

無理っすよ。分かってるくせに。今のわたくしなんか、荒井注レベルですよ。いや、ディスイズアペーンすら正しい綴りを書けるかどうか危ういのに。

「何かないと? かっちゃんだって、いつ死ぬかわからんし」

死ぬだなんて、そ、そんな滅相もない。いや、夫に先立たれ一人ぼっちになったら…ってことは最近よく考えるようにはなったのよ。それだけ自分が年老いたってことなのかもしれないけれど。

孫もいるおばーちゃんが宅建ですか。資格を取ろうという意欲だけでも、それは凄いことですね。

そんなわけで、触発されたわたくし(単純)。よーし、こうなったら常々気になっていた国家資格の一つでも受けてみようぢゃないか(安易)。そうと決まったら本屋へGO!です。

ええと、同じような教本があまりにもありすぎてどれを買っていいか分からず、まず「教本選びで合否が決まる!」とゆー「正しい資格取得教本の選び方」が記された1冊の本を手に取り読み始めたんですが…。読み方が分からない漢字がいっぱい(勿論、意味も分からず)で「大人の世界って大変だなぁ」などと改めて感心(バカ)。

入門書なのに入門できなーい!

いや、これもね、分かっちゃいたんですよ。携帯電話の取り扱い書すら、ろくすっぽ読めないわたくしですから…。

でも、言われちゃったしね、父親に。

「一生に一度くらい、勉強してみろ」って。

勉強しなきゃいけない学生時代に、勉強なんてしてなかったしー。

とりあえず、資格取得教本は立ち読み完了したっつーことで(捲っただけ)、適当な1冊をあてずっぽに選び(既に不合格決定)レジへ走る。

買っちゃったよ!買っちゃったー!この時点で、既に合格できちゃったような気に。

さっきね、帰ってきてペラペラと捲ってみたんですが…。

この試験…受験料7千円。

な、な、ななせんえんですってよー奥さん!

本、返してきていいですか?

1月22日

鼻をかむと黄緑色のアメーバみたいなやつがテッシュにはりつく。両方の鼻の穴からとめどなく出てくる粘っちぃコレ。鼻水でも鼻糞でもないコイツは、いったい何者? 鼻汁というほど、汁っぽくもないし。まぁ、俗に言う青っ洟ってヤツなんですけどね。これをわたくしは鼻痰と命名しました。駅のホームでおやぢが「カーッ!」っと吐き出すやつに似てるし。

ブヒーッ。キーン。

かむ度に前頭葉に走る痛み。

わたくしの長年の研究によると、この黄緑色の鼻痰は、脳に溜まった膿ですよ。あぁ、もともと腐りかけてたんだね、マイノー。

かみすぎて鼻痰がだんだん白っぽくなることがありますが、それは脳。健康な脳の一部なんですええ。

シチイチガシチシチニヂュウシシチサンワケヤダー。昨日から今朝にかけてテッシュ1箱を使い果たし、大量の脳味噌を鼻から噴出したお陰で九九の七の段がヤバいことになってます。

ブヒーッ。

グッバイ、マイ、ノー♪

「違いますよ。鼻水ってのは鼻の奥にある血管から出てきた白血球とかリンパ球とかの血液細胞と、粘膜にある細胞から出てくる粘液と、あとは水。成分の殆どは水分なんですよ。中には3%ほど糖タンパクが含まれていて、コイツがウィルス退治で一肌脱いでるわけです。ウィルスにやられると、それを退治しようと粘液も頑張って増えますわな。で、細菌と増えた白血球が混じって粘っこくなるっつーことです」(某耳鼻科医談)

ケッ…全く、どこの世界にも斬新且つ前衛的研究結果には異を唱える人がいるものです。

1月25日

風邪をひいて台所に立つ気力のない主婦に代わって、夫が包丁を握った。主婦は食欲がないので、勝手に作って勝手に俺が食うという。

一体何を作ろうとしているんだかわからないが、いいよいいよ、好き勝手にやってくれ。

「おーい、これさぁ、使い切っちゃってもいいのかなぁー」

だから、聞かなくてもいいって。叫ぶなよ、頭に響く。

「だからさー、これー、ええとー」

使っていいかどうかの許可を取るのは有難いんだけどね、その名称を最後まで発音せずに途中で口ごもるのはやめてくれない。ほんと、ヤバイから。

最後まで発音してよ。

チンゲンサイって。

「チンゲ…いるの?」とか聞かれてもねぇ…。

1月27日

いやぁ、風邪気味なのに新年会に出かけて、しかも長時間屋外で冷気にあたりっぱなしで酒呑んでたら風邪、悪化させちゃいましたよ。酒は百薬の長っつーのに、悪化するとはなんたること。あ、ビールだからいけなかったんですかね。

そうか、そうだったのか。

ちっつ、日本酒とか泡盛にしときゃよかった。

昨日一日ゆるーく過ごしていたら体調も少し落ち着いてきたのか、無事鼻水が乾燥して鼻糞化してきました。鼻をかむたびにスポン!とシャンパンのコルクが飛ぶような感じで鼻糞が発射されてます。あぁ、楽しい。

とまぁ、トイレに篭ったり鼻をかんでるとき以外は涎を垂らしながら寝てばっかだったんで、すっかり脳味噌が後退してるんですが…寝ている間に神よりお告げがありましたよ。

どうも、わたくしの本名はブレンダらしいです。今、両瞼を腫らして睫に目糞を溜め、鼻の周りを真っ赤にして「今日の晩飯、何にしよー。あぁだりーな、だりーよ」などと平和的なこと考えてますが、これは仮の姿。実は人気モデルなんですってよ奥さん!

どうりで、今朝のわたくしったら、なまめかしいモンローウォーク(よろけただけ)。竹野内豊に結婚を迫られたりしてるんですが、困ったわ。かっちゃん@旦那をどう処分しましょう(処分?)。

てな感じで、ほんと後退してるっつーか、情報入手遅すぎ。

1月29日

知らないって、すごいですよ。

ええと、午前中車屋へ行ってまいりました。やっとね、我が家の車にもETCを搭載することになったんで、その取り付けのためなんですが。

いーてーしーって「えれくとろにっく とーる これくそん すすてむ」の略なんですね、意味わからんけど。ついでに、このETCって、カードでらくらくお支払い〜なんていうとりますが、今現在わたくしの財布の中に入っているクレヂットカードとかキャッシュカードとかポイントカードとか診察カードとか市民カードとかは使えないっつーぢゃないですか。

なんでも、クレヂット会社に連絡してETC専用のカードを作んなきゃいけないらしく、旦那のパンツ一枚をヂャスコで購入した際に「あぁ、すんません、ヂャスコカードを持ってきたハズなんですが持ってきたと思ったやつはETC専用のカードでしたよ。ほら、どっちもアエオン(AEON)って書いてあるし間違っちゃった〜家に取りに戻るからコイツ、取り置きしといてね〜てへへ」…とわたくしに二の足を踏ませる気です。いや、それどころかパンツを買わせない魂胆なのかもしれません(被害妄想)。きっと、高橋家をノーパン一家にしようと企てるノーパン健康法協会の仕業ですね。

けっ! 全く、使えないヤツです、市民カード(イオンカードはどこへ)。住民基本台帳ネットワークスステムとかわざわざ作っておいて、おいそこの人相悪い政治家たちめ。何ですかこのザマは(勘違)。

すいません、取り乱しました。

ええと、我が家が世話になっているデーラーさんというのは、わたくしが宮城県民になって以来のお付き合いで、かれこれ7年近くなるわけです。

で、ここで恥ずかしながらカミングアウツさせていただきますが…。

5年間、ずーっと…。

男便所使ってました。

いえね、大きな鏡のある洗面台を挟んで、向かって右が女性トイレッツ、左側が男性用だったんですが…洗面所の入り口からは男性用の扉しか見えなかったんですよ。ええと、扉には男らしき人の横顔が描かれたタイルが貼り付けてはあったんですけどね。

5年間も疑うことなく放尿し続けてました。

出てきたおっさんに、「あんた、遅いがな。男のくせに。もしかして、うんこかー?」という鋭い眼差しを軽く向けたりなんかもして。

2年ほど前、女性トイレの存在を初めて知ったとき、便器まであと数センチだとゆーのに、洗面台の前でチビりそうになりながらワナワナと震えたのを今でも鮮明に覚えております。

で、それ以来、このデーラーさんのトイレを使うときは横断歩道を渡るときの確認よりもしつこく右左右左右と、男子トイレ、女子トイレの扉を指差し確認するわたくし。

今日は、コーヒーを3杯も頂いたので利用回数も3回です。

知ってしまうと、大手を振って男子トイレには入れないものですね。

いやぁ、知らなかった当時のわたくしって…すごいなーと。

知らなかった、ってことで、ETCに市民カード突っ込んで料金所を爆走しちゃってもいいですかね。つか、住民票とか手に入れる、たったそれだけの能力しかないカードなんかおまいわ!

1月30日

数日前から、「hi」とか「Hello」とゆータイトルでわけわかん添付ファイルつきメールがどっちゃりきてます。しかも、その殆どの送り主のアドレスが、わたくしのアドレスとゆー不可解なもの。ご丁寧に「アンタの送った添付つき怪しげメールは宛先不明で送れませんがな」とゆー親切メールまでザックザク。無意識のうちに、ウィルスメールを自分や知らん人に送りつけてるっつーことですか? いやん。

このメールに関しては片っ端から削除するだけなんで、別にいいんですけどね。

で、わたくしのアドレスでメール受け取った人には、あのクソ女め!と罵られ嫌われるだけだから、別にいいんですけどね。

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出勤時間が去年より1時間以上早い6時となったかっちゃん@旦那は、遅刻もせずに毎日出社しとります。

しかも、今年から早朝ランヌングを始めたので起床時間は大幅に早くなったんですが、それでも今のところめげずに続けてますよ。

偉いなぁ。

「ミーも一緒に起きて、ランナウェィしている間に朝飯作ってゴーイングマイウェィするよ!」と張り切っていた妻、今年に入って全敗です。ええと、つまり、初日からやる気あるんかコノヤローなわけです。

一応ね、妻専用目覚ましを枕元に置いてはいるんですが…。

ポルノグラフチーの「メリッサ」をダウンロードして、目覚まし音にセットした携帯電話。しかもボリューム最大。

大好きな曲なのに、最近このフレーズが携帯電話からチャッチャラララ〜ンと鳴るたびに殺意が湧いてました。

いけない、このままだとポルノグラフチーのメンバーの誰かをわたくしの手で切り裂いて息の根をとめてしまうかも。

そんなわけで、現在使っている呼び出し音とタッチ交代させました。

午前6時半(やはり端から見送る気はないらしい…)。

「ズン〜ズン〜ズンドコ〜チャチャーンチャチャン」

ずんどこ節です。

意外と心地よい眠りに落ちました(ダメぢゃん)。

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