■ 9月の戯言 ■
9月1日
16の次は17、そして迫ってくる18号。
「タイフーイッカで、東北地方は爽やかな秋晴れが広がりました〜」。
アナウンサーがTVで言ってました。
わたくし、今の今までずーっと、タイフーイッカって台風ファミリー(一家)のことだと思ってましたヨ。18号がやってきたら、台風家総勢18人の大家族〜みたいなぁ〜。今年も子沢山だヨ、頑張ってるネ、台風夫婦。なんちて。
自分のバカさ加減に、かなりショックを受けたので昼寝しますおやすみなさい。グガー。
9月3日
さっき、リビングに敷いている畳の上にゲロ跡(しかも3つ)を発見してしまいました。発見したのは数分前なんですが、これが昨晩から今朝にかけて作られたものなのか、1ヶ月前にぶちまけた吐瀉物の残骸なのか、さっぱりわからないダメ飼い主です。吐き戻しの場合は、その後吐き出した犯人がウワズミだけ食いきって証拠を隠そうとしますもんで。
数日おきにかける掃除機も、すげー適当だしなぁ。
角のある人間はよくなーい!ってことで、四角い部屋も丸くかけちゃうし(ゲロ跡は畳みのど真ん中にあるんですけど)。
犯人は2匹のうちのどちらか。それとも夫か? 昨日の夜中、妻が寝た後もダラダラと焼酎呑んでたし。3つあるから、サラとBJと夫なのか。いや待てよ、もしかしたら妻か? 夜中に腹の調子が悪くなって起きたような記憶もあるが…(益々ダメ人間)。
時間と共に畳は汁気をすっかり吸い込んでしまい、どす黒く変色しています。
雑巾を握り締め、溜息つきながら拭きました。
拭けば拭くほど、なんだかゲロ粒子を畳の目に押し込んでるだけのような気もするんですが。しかも、どす黒さが広がっただけのような気も…。
今回のゲロ跡だけでなく、改めて見るとあちこちに沁み跡がある痛々しい畳。あるときは臭い犬フードと胃液が混じったゲロだったり、あるときは歯糞に塗れた涎だったり、またあるときはBJのちんこの先から垂れる痰色の雫だったり。ビールや醤油も零したよなぁ。
一応、その都度雑巾で拭きとってたつもりなんですが、難を逃れた部分とのコントラストで、なんだかアニマル柄のような畳になっています。
この際、コーヒーでもぶちまけて全面を染めてみようかと…。誰か、いい方法があったら教えてください。
あ、スチーム掃除機使え、ってのはナシね。あるんですよ、すげーデカいのが。5年ほど前に、1000円で台所周りを綺麗にしますヨ〜なんてゆー電話がかかってきて、ほいぢゃぁとお願いしたら、このどデカいスチーム掃除機の押し売りで、営業マンの口車にまんまと乗せられた妻、ローンで購入する契約を交わしてしまったわけです。要するになんつーんですか、昭和の時代に流行った換気扇商法のようなモンにまんまと嵌ったわけですネ。後で夫に大目玉をくらい頭を掻きながらクーリングオフしたからローン地獄に陥ることはなかったんですが(家のローンには汲々としとります)。
クーリングオフしたくせに、なぜ持ってるわけ?となりますが、同じ遺伝子の持ち主である妻の実父が同じ手口で同じ商品を何故か購入しとりまして(後でわかった)。デカいし重いしで、1回使ったっきり。そんなに欲しいならくれてやる、ということで何故か我が家に今あるわけです。で、使う使う!と喜んで頂いたのに、やはり親子。
デカい、重い!の理由で1度使ったきり、すぐには取り出せない納戸の奥に封印してしまったわけです。
今ぢゃ、たいそう軽量化されたスチームクリーナーてのがあるみたいですが…。んなもの、悔しくて買えるもんですかっ!
9月4日
裏庭のデッキがとうとう朽ち果ててしまいました。随分前からあちこちが腐り、歩くたびにキーキーと不快な音を立ててはいたんですけどね。その度に、まだ大丈夫、まだやれる、頑張れ! アンタはデキる子なんだからと言い聞かせていたわけです。けれど、その甲斐も虚しく、先日デッキの上を歩いているとボッコシ板が抜け落ち、片足が嵌ってしまいました。
腐った部分だけを取り外して修理すりゃええやん。
ええと、3メートルの板が3,4本分くらいだっけ?
バリバリと腐った板を取り外したら…
3,4本どころか、殆ど原型とどめてませんやん。しかも、土台も腐ってますやん(床下にお宝発見〜@犬用オモチャ)。
結局、ぜーんぶ取っ払って作り直すことに。
3メートルの2×4材、32本。
3メートルの2×6材、7本。
妻、そのうちの12本に油性ペンキを塗ったところでアホになりました。アンパン吸うってこんな感じ? 朦朧とゆーか耄碌とゆーか…。
デッキどころか、脳味噌が腐りそうです。
9月7日
BJの左脇腹にできたブヨブヨとした膨らみ。1センチ程度の小さな球なので、診断と治療を兼ねた生検切除を行うことになった。要するに、摘出手術です。
飼い主自体が、手術なんつーものをやったことがないので、もぅビビりまくり。ビビりまくって、昨日は包丁で親指ザックリ切るし。んもぅ。
過去に自己免疫介在性溶血性貧血などとゆーわけのわからん病気になったことがある愚犬なので、連休明けの血液検査の結果如何では手術を断念することになる可能性も無きにしも非ず、なんですけどね。
血小板や赤血球の数値が正常値であってくれと願う気持ちと、正常だと手術かよ、やだなぁと思う気持ち。かなり複雑ではあります。いや、正常であるにこしたこたぁないんだけど。
で、ゴーがかかれば、脇腹の球と一緒に股間にぶら下がっている2個の球も一緒に取り出すつもりでおるのです。合計3球。
6歳になるサラ。人間のトシでゆーと、妻より年上。あと1,2回の出血で打ち止めか? と思いきや、犬には閉経なんてないらしいし。10歳過ぎても生理ありまっせー、ですってよ奥さん。この生理期間中の2匹を見ていると、BJは1粒も飯を食おうとしないし、落ち着かないしで、随分ストレスが溜まるんだろうなぁと(飼い主にもかなりのストレスです)。
でも去勢手術に踏み切る一番の要因になったのは、トシをとった時に雄犬がなりやすいといわれる会陰ヘルニアのグロい写真を見たとき。尻の辺りの筋肉結合部が緩んで破れ、そこから直腸や膀胱がはみ出てしまって糞もできなくなるとゆー病気です。男性ホルモンの過剰分泌が原因ということなので、去勢していれば防げる病気っつーことになるわけです。前立腺肥大症なんかも、去勢で防げるしね。
なんだ、去勢っていいコトづくめぢゃーん。
と、自分を奮い立たせる妻。
けれど、その後、獣医さんに麻酔に伴うリスクについて長々とレクチャーを受け、次第に両肩が落ちていく。
「簡単な手術とはいえ、やっぱり手術。最悪のことも一応は考えておいたほうがいいんだよな」
などと呟いた夫の言葉が脳裏にこびり付いて離れません。
明け方見た夢は、口にも出したくないような最悪だったし。BJが死ぬ夢。ぎゃ、言ってるし。
暗いことを考えちゃぁ、いかんのダ。気を確かに持て。ヤツは殺したって死ぬものか。イボもタマも無くなってスッキリしましたぜ〜とニヘラニヘラ笑いながら戻ってくる顔を思い描け!
なんて、気負い続けて2日目で、すげー肩こりです。
こんなときは、ここを覗いてちょっと脱力。
9月8日
コンセントを引っこ抜き何度差し込みなおしてみても、液晶画面に表示されるのは「インクリボンをセットしましたか?」という文字。「はい」の場合は1を、「いいえ」の場合は2を選べと同時に表示しているくせに、テンキーを押そうとするとピーピー鳴いて拒絶します。何とか違うメッセージを出してやろうと、着信履歴やリダイヤルのボタンを押してみても結果は同じ。相変わらずメッセージはインクリボンをセットしましたか?と暢気なことを尋ねるばかりだし、ピーピーピーピー煩いんぢゃ黙れっ!
まだ購入して5年も経ってないとゆーのに、このボロFAX電話め。
どーなってんだコイツは、と文句の電話を入れようと携帯電話でお客様相談窓口のフリーダイヤルにかけると、FAXについてのご相談は3番のキーを押せとアナウンスされました。
プッシュプッシュー、3番プッシュー。
押したヨ、イェーイ。早くおねいさんに繋いでちょ。
「…お客様の指定された番号は、確認できませんでした…」
携帯電話からの苦情は一切受け付けんとゆー徹底ぶりですよ。流石、チマチマとマイナーな電話を作ってるだけのことはある。お見事、反携帯主義会社め。
しょうがないので、高橋家、とうとう3000円で電話を買ってきちゃいました。
相談窓口に電話をかけるためだけに。
留守番電話機能も、当然FAX機能もなーんにもないので、当然コンセントもないこの激安電話。
箱から出してみて気づきました。
別に、これでいいやん。
不自由、ないやん。
つか、コンセントないっつーことは電気代もお得?
…が、うーん、なんかやっぱ間違ってるような気がするんですよね、高橋家。ときどき、ふと3000円電話を見つめて、何故お前がココにいるんだ?と問いかけてみたり。ええと、我に返るっつーやつでしょうか、てへへ…。
現在、使えなくなったヘッポpコFAX電話の上に無造作に鎮座しとります。まるで鏡餅みたい…。
9月9日
どうでもいいことですが、「オダギリジョー」という名前をテレビ画面で目にすると必ず笑い出しちゃう夫とは、やはり笑いのツボが違うんだろうなぁとしみじみ思ってしまう妻です。
******************************
昨日の早朝、家が揺れているような気がして目が覚めました。既に夫は出社した後だったんですが(ダメ主婦)。6時半、強風の中、それでも散歩を強行。玄関の前で、しっこを我慢しつつ扉を見つめたままジ〜っと座っている2匹を見ると、風が強いからもうしばらく待てとはとても言えませんでねぇ…。
一歩外に出た途端、チリ紙とビニール袋しか入っていない糞バックは風に煽られてクルクルと回ります。髪の毛はソフトクリームのように空に向かって伸びるし。えへ、髪の毛を梳かずに出てきて正解だったヨ。
お隣のアンドーさんちの駐車場前を通り過ぎ、そのまた隣のササキさんちの前まできてハタと気づきました。
あんら、強風は何処へ?
ササキさんちの木々の葉は、風にソヨソヨと靡いてるだけです。おぉ、おさまったのかなと、自宅を振り返ると、我が家の庭のドイツトウヒは折れそうな勢いでしなっとるぢゃないですか。
高橋家の左隣は家が建っておらず砂防池になっているので、風をもろに受けてしまうのです。しかも、吹き上げる風パワーが何十倍にもなって。暴風警報が発令されるたびに、今度こそ屋根が飛ぶゾとワクワク(ワクワク?)する妻なのであります。
それにしても、数歩進んだだけのササキさんちがこんなに平和とは…。
「我が家が防風林ならぬ防風家になっとるんぢゃな…」
毎月、ご近所さんたちからいくらか徴収してやろうかしらん。
9月13日
土曜日にかなりショックなことがあり、考えれば考えるほど負の方向へ流されていき立ち直れずにいます。いつものように「まぁ、いいか」と思っちゃえばいいのに、もともと、自分に自信のない性格なので救いようがありません。愚痴ってもしょうがないんで、このへんにしときますが。
先週末、先々週末と、自宅のデッキを造り直すため大工仕事に精を出していた高橋家。腐った床板全てを外し、さてこの大量の廃材をどうするか。
駐車場で燃やすことにしました。
キャンプに行かない代わりに、自宅で焚き火です。
「高橋さんち、ナンか変なコトしてるわヨ!」
立ち上る煙を発見して、いつの間にかわらわらと人が集まりました。
「BBQしてるの?」
「焼き芋焼いてんの?」
「家、燃やしてんの?(あながち間違いではなかったり)」
廃材燃やしてるだけなんですが、どうもその行為が皆さん納得できんという様子です。炎を見つめるのって、愉しいのにナー。
集会所の花壇の手入れを時折している菊池のじーちゃんも、両手になにやら抱えて近寄ってきました。
「ホレ、これ焼いて食え」
我が家の駐車場にバラリと広げたのは、キノコでした。
「集会所の裏に生えとったから、摂って来てやった」
うわー、やっぱりトシの功だけあるネ。うちら若輩者には、そこいらで生えてるキノコが食用なのかどうかって見分けが全くつかないモン。でもそれ、妙に傘が真っ赤で毒々しくありませんか?
く、く、食えるんですかねぇ?
「知らん」
菊池のじーちゃんが帰った後、キノコはこっそり捨てられました。
お陰で今日も生きてます。
9月15日
風呂上り、パンツも履かずにバスローブを羽織り、外に出て夜風にあたる。気持ちいい。結んだ腰紐の端をちょっと引っ張りさえすれば、前が肌蹴て丸見えになってしまうんだなという軽い興奮。
このままバスローブを脱ぎ捨てて、ワー!っと叫びながら通りを走ってみたい衝動に駆られる。
捕まっちゃうからやらないけど。猥褻物陳列罪で(妻の裸体は人に不快感を与えるのか、チクショー)。
で、逮捕されたら、ワイドショーのリポーターがご近所さんたちにインタビューをするんだな。
「どんな人でしたか?」
殺人や誘拐なんかの、もっと凶悪犯の場合でも、そんなコトするような人には見えなかった、いい人だったのに、なんてコトを近隣住人は語っているけど、妻の場合はどうだろう。
「そうですねぇ、顔も性格もだらしない人でしたね。口を閉じてるとこなんか見たことなかったですよ。喋ってる途中でもしょっちゅう涎を垂らして、慌ててそれを啜ってましたし」
「社会の窓がいつも開いとりましたな。まぁ、そこから見えるっつっても擦り切れたパンツと醜い腹でしたけど」
「1週間に1度は、飼い犬のうんこを素手で掴んだって騒いでましたっけ」
「普段から、ちんこちんこって平気で口にするような人でしたよ」
「犬のタマキン触っちゃぁ、ニタニタしてましたなぁ」
「またそこの飼い犬が酷くてねぇ、雄と雌なんだけど散歩中にヘコヘコと赤いの出して腰動かして、子供たちに悪影響を及ぼすんぢゃないかとヒヤヒヤで」
「雄犬なんてちっこいくせに、通りすがりの女子を犯す勢いありましたよ。ありゃ、そういう躾け方をしとるんだか、家で飼い主に犯されてる反動なのか…」などと住人は答えて、ワイドショーでもピー音が連発なのかしら。
いかん! 近隣住民の方々は、妻のことを何にもわかっちゃいなーいっ!
口唇に及ぼす力学的な影響における口角下制筋及び口角挙筋の働きについて(ナンのこっちゃ)、自らの身体を犠牲にして研究を重ねているだけなのに。
今は、呼吸一つで下がっていくジッパーを見ながら、これを利用してなんとか人工衛星を打ち上げることはできんものかと…もういいですかそうですか。
9月16日
今週末の3連休も野営の予定なんですが、秋分の日の23日から26日にも、吹上高原にキャンプに行こうと思っております。けれど、夫は金曜日の24日に仕事を休むわけにはいかないらしく、初日の設営が終わったら次の日の深夜までキャンプ場から消えるというのです。要するに、何の役にも立たない2匹と妻だけで夜を明かさなきゃいけないわけです。
うわー、大丈夫なのか?
普段は夫任せにしている、ツーバーナーやらガスランタンのシュポシュポポンピング。できっかな〜。
まぁ、灯りは日没と共に寝ちまえば済むことです。
んが、飯はそうはいきません。
車も夫に取り上げられてしまうので、飯は近くのコンビニおにぎりを買ってきて、なんてこともできないぢゃないですかっ。
非常時用の乾パン隠し持っていこうかしらん。
まだ先の話なのに、24日、餓死することなく生きて朝を迎えられるのか今からドッキドキです。1日くらい絶食したほうが按配よろしぃんでないの、などとゆー突っ込みはナシで。
いつから、こんなに弱っちぃ女に成り下がったんでしょう。
大都会東京でOLをやっていた頃、横浜のどの店でどれだけ飲んだのかも定かでないほどヘロヘロに酔っ払い、その勢いで当時山下公園内でダンボール生活なさっていたちょっと酸っぱい香りのするおじ様方と盃を交わし、泥酔女、気づけば公園のベンチで大股開いて寝ていたとゆーことだってあるのに。しかもスーツ姿で。風呂にも入ってなかったから、きっと、丸見えになったパンツからはおじ様たちと同じ香りがしていたに違いありませんヨ。
あぁ、あの出来事もちょうど夏が終わった今頃だったかしらん。
昼間は日差しが強く感じられても、日没後は随分冷え込みましたっけ。
って、酔っ払ってるから寒さも感じちゃいなかったんですが。
目が覚めると、皺まみれの新聞紙が泥酔女にフワリとかけられてました。「風邪をひくといけないから」と、優しいおじ様がかけてくださったんです。おじ様にとっては、大切な家財道具の一つだというのに(感涙。
で、お前は一体何が言いたいんだこの腐れ女!って話ですね。
うーん、人と人が寄り添って「人」とゆー字が出来てるんだなぁと。
いや、違う。
夫のいない夜中、キャンプ場で酔っ払いを見つけたら、同じテント生活者として新聞紙の1枚くらいはかけてさしあげようかと。おじ様〜、あなた方の意思はしっかり受け継ぎましたヨー!
9月21日
シェルティー飼いのSさんと散歩していると、2人の若者が乗った白い乗用車が後ろから近づいてきました。助手席に乗った男はダッシュボードに両足を乗せ、帽子を真横に被り、黒いサングラスをしています。運転している男も口髭を蓄えジャラジャラと重そうな首輪をいくつもぶら下げ、こちらもちょっと怖い感じ。
3匹と2人のおばちゃんの横を通り過ぎるのかと思ったら、真横でいきなり停車し、助手席の男が声をかけてきました。キャー、ナンパされちゃうのかしら?(バカ)
「T町っつーのは、どこっすかねー。ホラ、金持ちのでっかい家が沢山建ってるっつーとこ」
知らない人に道を尋ねられたら、親切に教えてあげましょう。そう習ってきましたからね。教えてさしあげましたよ、かなり丁寧に。
でも、別れておばちゃんたちは心配になりました。
ご、ご、強盗に入るとか、そーゆーコト、しないよね、キミたち…。
9月27日
昨日はどうもありがとうね♪というタイトルのメール。
まぁ、誰かしら。土日、野営に付き合ってくれたEさんかしら? あら、でもメルアドが違うし。つか、名前も知らないし。夢子って、アンタ誰?
また出会い系サイトからの勧誘かしら、などと思いながらも開いてみる。
「昨日お店きてくれた時は、仕事を忘れて久しぶりに楽しめたよ〜何か三上さんとは相性がよさそうだね♪まだ一回しか会った事ないのにねっ^^最近本当に相性いい男の人と出会ってないから・・・ それでね今度プライベートでデートしたいなぁ。お店以外で会うのは内緒だからね^^三上さん、今月の最後のおこずかいはたいて来てくれたんだよね、会う時はお財布持ってこなくていいからっ!だって本当気持ちよかったんだもん♪私物の勝負下着で行くから夢子のえっちなお願いいっぱい聞いてね^^お店休んで早く会いたいよ・・・いつ夢子と会えますか?」
三上さーーーーーん!
小遣いはたいてナニやってんだよーっ!(気持ちいいコトか、ちっつ)
そういえば、数日前に名前も存じ上げない方からもっと奇怪なメールも届きました。
「中華といえばラーメンと餃子でしょ!? 酢豚もおいしいけどぉ。。。 やっぱりぁたしは餃子が一番好きぃ〜☆シュウマイもいいよねっ♪」
ぎゃー!酢豚に心当たりは?と問われれば、数週間前にバーミヤンで酢豚かっ込んだくらいだし…み、み、見られてたの?もしやストーキング?
つか、餃子が一番好きぃ〜星マークとか言われてもアンタの好みなんか知らんがなー。どっちでもいいしー。
お願いです。
そっとしておいてください。
いや、そうぢゃなくて…送り先のメルアド、よーくご確認の上送信してくださいまし。
******************************************************
愛犬を写した写真の中でも、とっておきの一枚なんてのが飼い主さんにはあると思います。
わたくしにもあります。悲しいことや辛いことがあっても、一瞬でそれを忘れさせてくれる逸品。
人様にお見せするのは勿体無いと思いながらも(ケチ)、某サイトにも載せてもらってます。
が、いつだったか友人にこの写真を送ったところ、気持ち悪いだの魔除けに使うのか?など散々なコトを言われました。まぁ、こっちも「思い切り笑ってくれ」というつもりで送ったんで、いいんですけどね。それにしても、魔除けとは…全く酷い友人です。
先日、血液検査のために獣医に赴いた際、この写真を持参したわけです。あ、因みに検査の結果はGTPの数値が若干高かった(隠れて酒でも呑んでるんでしょうか、ヤツは)ものの、騒ぐほどの数値ではなかったし、心配していた血小板や赤血球の数は標準でした。そんなわけで29日に予定されている手術は、めでたく決行されるわけです。
で、持参した写真なんですが、飼い主にとっては、いつも写真を持ち歩いてるほど愛した犬なんですから(持ち歩いちゃいないけど)、何かあっちゃぁ困りますよセンセ、とゆー静かな意思表示だったわけです。
「院内に貼っちゃっていいですか〜?」と笑いながら看護婦さんに言われたので、多分気づいちゃもらえなかったと思いますが。
笑われついでに、受付で看護婦さんに尋ねてみる。
「いったいドコ見てるのかわかんないんすよね。焦点合ってないし」
その声が聞こえた先生は、飼い主を慰めようとしたのか診察室から「こういった犬種には斜視気味のコって結構いますから、気にする必要ないですよー」と答えました。
が…。
受付に出てきて看護婦さんが手にしている我が家の愛犬の写真を眼にした途端、ポツリ。
「うわ、コリャ…確かに、賢くは見えないねぇ…」
そして大笑い。
手術でナンかあったら、絶対ゆっさんかんなぁー!