■ 1月の戯言 ■
1月5日
今更ですが明けましておめでとうございます。
昨日の妻は、懐中電灯と倉庫の鍵を探すのに、ほぼ一日を費やしました。まぁ、妻の一日なんて、眼鏡はどこだっけとか、爪切りどこ置いたっけ、ってな感じでたいてい探し物して終わってるんですけど(生産性ゼロ)。
昨日の結果は1勝1敗。
懐中電灯は野営のときに使うトートバックの中にあったのですが、倉庫の鍵が一夜明けても見つかりませーん。
年末年始の雪中キャンプで出たゴミを倉庫の中に仕舞ってるのにーっ! プラゴミの日は今日なのにーっ!
まぁいいや。倉庫の中に入ってるゴミに生ゴミはないハズだから…。
と、1勝できただけでも幸先いいことなんだと自分に言い聞かせ、ゴミの行方を諦めたところで思い出しました。
確か、倉庫の中には、はる子(義母)さんに貰った大量玉ねぎが入ってますやん。
貴重な食料ですやん。
つーより、やつらが育つとダンボールの蓋をこじ開けるくらいのパワーがあるんですよー。腐ったら最強な香り放つんですよー。
どうか異臭騒ぎの回覧板が回ってきたりしませんよーに。
1月10日
暖房に引き続き、給湯器までイカレポンチになっちゃいましたよーアヘアヘアヘ。お湯が出なくなっちゃいました〜。追い炊き機能はなんとか頑張ってくれてるんで、風呂に入るのには問題ないし、普段から水で皿洗いしてる妻にとっちゃ、別にどーってことないんですけど(お陰で、油汚れが完全には落ちず全ての皿がギットギト)。
またもぶっ壊れるだなんて、もぅ笑うしかないっすね。
初詣に行ってないことが、もしや神の怒りを買ったんですか?
サービスセンターに電話をしたところ、エラー表示によると、凍結による弁の故障ですって。
数日間下痢だった妻も、便の異常でしたし。
ベンベンベベンベン。
うわー、一緒。
1月11日
雪舟の描いた「慧可断臂図(えかだんぴず)」とゆーのがありまして、この絵には少林寺の洞窟の壁に向かって座禅を組んでおる達磨和尚さんと、その達磨和尚さんに「弟子入りさせてくれ」と懇願する慧可さんが描かれておるのですが。
申し出をなかなか達磨和尚が受け入れてくれないっつーんで、この慧可さん、何を血迷ったのか「おらの気持ちは本物だべ。その証拠にホレ」と自分の手首を切り落として差し出しておるのですよ。
達磨和尚は「そんなものいらん。欲しいのはお前の心なんぢゃ」と言って、手首は受け取らなかったらしいですが。
この話が本当だとしたら…。
慧可ってアホか。
達磨和尚さんは、この姿でこの壁の前に9年間も座り続けておったそうで、ここから「面壁九年」とゆー言葉ができたとかいいますな。そんな言葉、妻は初めて知ったけど。
つーか、達磨ってのもアホか。
9年ですよ、9年。
9年間壁に向かって瞑想し続けただなんて。
瞑想なんてゆー二文字で表せば格好いいけど、今で言えば立派な引きこもり。飯は弟子が運んだんでしょ。9年間も絶食続けるなんて物理的に無理だしさ。
となると、究極のニートですやん。
ついでに慧可ってのも、究極のリストカッター。
500年以上も前に描かれた作品らしいけど、なんだか病んだ今の時代を大袈裟に描いた一枚だなぁと思ってみたり。まぁ、軽く頭を病んでる妻が言えた義理ぢゃないんですけどね、うへへ。
1月15日
いまや、試合中継だけぢゃなく、バラエティ番組になんかも出演しちゃったりして有名になったボクシングの亀田3兄弟。
ご近所の奥様にその名前を言うと「知ってるしってるー」と誰もがいいます。
んが…。
妻には、長男と次男の区別が全くつきません。
さらには、リングに亀田3兄弟の一人としてEXILEの歌うたっとるあんちゃんが上がってたとしても多分気づかないと思います。
つーか、亀田ってもしかしたら4兄弟だったんぢゃ?
1月16日
妻が日本一男前だと信じてやまない竹野内豊が出るっつーんで、正座して見始めたドラマ「輪舞曲-RONDO-」。画面にBJにソックリなマズルの長いワンコ(でもボステリ)が写ったその瞬間、携帯が鳴り、出てみると夫。
「見てる? BJに似てるよー」
そうでしょそうでしょ、でもボステリだけど。
そんなわけで、2倍楽しめるかと高揚しながら画面にへばりついてたんですが。
もぅ、なんつーの、ストーリー的にツッコミどころ満載で、頭にくる場面が多いとゆーかなんとゆーか。
見終わった後、後味の悪さに妻、ぐったり。
くそ面白くなかったです。
貴重な2時間、返せーっ!
まぁ、ワンコが写ったときだけはホッコリしましたけど。
BJに似てたしさ。
とかいいつつ、顔は同じでも、体は横に3倍なんですけどね(デブ)。
1月17日
「見上げたモンだよ屋根屋の褌、たいしたもんだよイナゴの小便」って言葉がありますな。
寅さんが映画で言ってたやつ。
屋根屋に褌が掛かってたら、そりゃ見上げるから「見上げたモンだよ屋根屋の褌」になるわけですが。
「たいしたもんだよイナゴの小便」ってのは、イナゴが小便すると田圃の中に滲みこむっつーんで、「田へした、イナゴの小便」からきてるんダってのを、先日初めて知りました。
へー、へー、へー。
そんなわけで、たいしたもんだなぁ〜と思ったら「イナゴの小便だなぁ〜」とサラリと言ってみるのが妻の現在のマイブームなわけです。
そういうのがちょっとお洒落のような気がして(勘違)。
しかし、人にも会わず、お喋りするのは犬相手とゆー、変化に乏しい退屈な日常生活では、感動することも殆どないので使う機会がありません。
マイブームなのに。
(つか、マイブームの使い方を間違ってたり)。
1月20日
霜焼けになりました。足の指が。痒いかゆい。友人は「そりゃ、霜焼けぢゃなくて水虫に違いない」と申しますが、霜焼けです。
だって、左足の指だけだったんだもん。
何故、左足の指だけが霜焼けになったのかもよーくわかっております。
今は裏庭のデッキに雪は積もっちゃおりませんが、数日前までそこには雪があって、雪が積もってるけど愚犬を寝る前の放尿の儀式の為窓を開けて庭に放っておったわけです。サラは扉を開けると一目散に階段を駆け下り用を足すのですが、問題はデブの方。
コイツ、窓を開けるとデッキの上には出るのですが、そこからの一歩が踏み出せない。
後ろを振り向き、妻の動向をジーっと伺うわけです。
さっさと下りてしっこして来いと、右手でシッシと合図をしても突っ立ったまま。
妻がデッキの上に左足を一歩踏み出すと、それを確認してようやくデッキの階段を下りていくわけです。
「お前も出たな。それならオイラも下りてしっこしてきてやるわい」とでもいうように。
そんなわけで、雪の積もったデッキには、靴下を履いた左足のしかも指先だけの痕がいくつも残されておったのです。
ここのところ、雪がデッキに積もることもなく、霜焼けも治りつつあったのですが…。
素足で踏み出すのは足がしばれるってんで、風の強かった昨日、一昨日と足先に爪先専用カイロなるものを貼り付けておりました。両足に。
そのせいか、今度は両足霜焼けですよー。
元々短くて太い妻の足の指が、皺の一切ないムッチリパンパンのソレに。
ポ、ポ、ポークビッツみたい。
今日は夫が久し振りに帰ってくる日。
皿の上に妻の両足を置いて「どうぞ、お食べ」と言ってみようかしらん。
1月23日
お江戸は雪だってのに、仙台はちっとも雪が降っておりませーん。
てことで、土日の両日は雪のある場所へわざわざ出かけて行き、スノーシューを堪能してきたのですが…。(PlaySpotのココとかココにその模様をUPしたので、お暇だったら覗いてみてくだされ)
今朝、起きたら外は雪。
一昨日わざわざ出かけたのに。
昨日もわざわざ行ったのに。
愚犬の散歩にスノーシュー履いて出かけてもよさそうなくらい、ドッチャリ積もっとりますがなーっ!
1月24日
散歩をしてたら、上司にばったり出くわして…。 休日の散歩中だってのに、いきなりガミガミ怒鳴りつけられちゃったりして… そりゃまぁ、悪いのはこっちだからと謝るわけですよ歯を食いしばり。
で、そんな飼い主の気持ちを察するのが愛犬たるもの。上司に気づかれぬよう、小便をひっかけて飼い主の腹の虫をおさめるわけです、出来た愛犬は。
これぞ信頼関係。
やりゃしませんけどね、うちのアホは。
やってくれたらいいなーと。
夢ですよ、夢。
つーか、そもそも妻は無職で、上司なんてのもいないことを忘れてました。
とまぁ、最近Comicがなかなか更新できずにおりますもんで、手抜き無理矢理4コマを戯言にアップしてみました。
1月25日
昨夜、夫が「インフルエンザにかかった」と電話を寄こしてきた。39度以上も熱があるらしく、息も絶え絶え。
ホント、辛そう。離れて暮らしているのがもどかしい。妻が傍にいれば、氷枕を用意してあげたり体を拭いてあげたり、お粥作ったりしてあげられるのに…。
って、単身赴任ぢゃなかったら、きっと放っておくだけなんだけどね。
週末、体調がどうあれ仙台に戻ってくるつもりだというので、感染したくない妻は朝から予防接種を受けに病院へ。
しかーし!
受付で「はぁ〜ん?予防注射?」とつれない対応をされる。
「今更来てもらっても、もぅワクチンありませんよ」ですと。
午前中から2軒の病院を回って、どちらも在庫なし。
夫、頼む。
来るな! 帰って来るなーっ!
ところで、「インフルエンザ」って「チン振る便座」に聞こえて要らぬ想像をしませんか?(妻だけ?)
1月27日
何日間も洗髪しないホームレスの方々の頭髪は、油にまみれたような感じだ。
「あの髪の毛をギューっと絞って採れた油(一番絞り)で作った炒飯は、一体どんな味なんだろーっ!」
てことで、妻、只今油を貯蔵中(3日目)。
頭髪毛根油で試した後は、臍のゴマ油でもやってみるつもり。
仕上げた餡かけにタラリと風味付けとして使用してみたーい。
今年の妻は研究心旺盛なのです。
1月31日
読書中、広げた頁にハラリと落ちた長さ1センチにも満たない毛が一本。
そいつを摘み上げ、妻思う。
これは眉毛か睫毛なのか。それとも鼻毛かもしくは髭か。
「いつもは三択ですが、異例の四択でーす。倍率はドン!」
「鼻糞ほぢりながら本を読んでたんならまだしも、そうぢゃないんでしょ? だったら鼻毛が落ちるなんてよっぽどですもんね…」
「いやいや、御覧なさいよ、あの女性。この距離から睫毛が見えますか? 見えないでしょ。短いんですよ、彼女の睫毛。生えてるか生えてないかわからないくらい。だから睫毛なんか落ちるわけない。眉毛だったらもっと太いし。え? 太さも十分ある毛だったの?そんなのワタシの知ったこっちゃないですよ。実はね、女性もね、中年の粋に達すると髭、生えてくるんですよ。なんたって彼女はかなりおトシを召されてるようですからねフェッフェッフェ。てゆーか、アタシはカンで当てますよ、カンで!」
「さぁ、高橋チーム、どうしますか?」
うーんうーん。
「四択問題ですから、4つのうち1つが正解なんですよ(当たり前)!」
それぢゃ、篠沢教授に、ごせん…。
まてまて、アホか。篠沢教授が正解すると思うか? アイツ、ココぞってときは絶対外すぞ。お前、教授っつー響きだけで賢いと思ってんだろバーカバーカ。だいたい教授なんつってるけど何の教授か知ってんのか? もしかしたら教授っつー名前ってだけなのかもしんねーんだぞ。
ここはだな、手堅くはらたいらか竹下景子にいっとくべきだっつのー。つーか、どの問題もはらたいらにしとけっつのー。
「高橋チーム、そこでもめないでくださいよー」
謎の毛一本で、妻の目の前に巨泉が現れ、一気に頭の中はクイズダービーワールドへ。もう一人の高橋チームメンバーが篠沢教授を選ぼうとする妻を拒んでなかなか決まりませーん。
もはや読んでた本のストーリーなんてどうでもよくなってるし。
誰か〜救急車一台お願いしまーす。