■ 5月の戯言 ■
5月1日
土曜日、2匹を連れて田尻町の加護坊山へとお花見ハイクに出かけ、東屋でボケ〜っと休んでいると「フレンチブルドッグですよね?」と男性に声をかけられまして。
なんだか懐かしいような、そんな雰囲気のある男性だったわけですが。
「雄と雌、ですよね」
「ええ」
「うちにも2匹いるんですよ。雄と雌で」
「ほほぅ」
「うちは親子なんですけどね」
ここまで聞いて、もしやと思った妻。お母さんフレンチの名前を尋ねてみました。
「あ、雌はビンゴといいます」
おぉ、ビンゴ! 思っていた通りだビンゴッ!
「てことは、雄の方はベックちゃんでしょ?」
男性、驚いた顔をしました。
なな、なんで名前を知っているんダ!とゆー顔。
「えへ、うちの2匹、サラとBJですよ」
「わー! サラとBJだったんですかっ!」
そう、ビンゴさんとベックさん親子には、何度か会ったことがあり、我が家に招待したことも、逆に我が家がビンゴ&ベック家にお邪魔したこともあったのです。
「もぅあれから何年経ちますかね〜。5年ですか…。いやぁ、ご無沙汰しっぱなしで」
「そうかー、サラとBJだったんだー。全然わかんなかった…」
ビンゴ母さんは現在10歳。白内障気味にはなってきたけれど、その他には大きな病気もせず元気だという。息子のベックさんは8歳。相変わらず男の癖に足を上げておしっこはしないんだとか。
「いや、それにしてもホント、わかんなかった」
彼は話の端々で、思い出したようにこう呟きました。
「体格が5年前とは全然違うんだもん…」
そうねそうね。
サラはあれから避妊手術しちゃったし、BJも去勢したし。
なんて、妻、愛犬をポンポンと叩きながら説明したけれど…。
彼の目は妻を見ていました。
『5年前と違う体型』。
ぎゃーーーーーー!
犬ぢゃなくて、この妻のことですかもしかしてーっ!
当たってるけど(涙。
5月8日
夫が月一で通っている理髪店の看板の写真です。
「似合うかもしれないカットいたしマス」
かもしれない、ってところがとっても控えめだけど、実際のところ腕はどーなのよとゆー不安も。
もしかして、何度やっても長さが揃わず、結局眉毛丸出しになっちゃった妻レベルとか?
「いつものカットのみ1500えんです 景気がよくなるまで」
景気がよくなったら料金が上がるのか下がるのか…家計を預かる妻にはそこが大問題なわけです。
でもって、こっちは本日の冷蔵庫の野菜室で見つけた物体の写真です。
引きこもってたくせに日焼けして、痩せ衰えたレモン。
実家から大量に送られたレモン。
全部食べつくしたハズだと思っていたのに、存在すら忘れられ3ヶ月以上も放置プレイされてたレモン。
3ヶ月の間に、肉付きよくなった妻とは逆に、ダイエットに成功したようです。
思い切って切ってみました。
トシはとっても女は女。もとい、レモンはレモン。死臭ではなくちゃんとレモンの香り。うーん、腋の下から死臭漂ってる妻、負けた気分。
使えるかしら、まだ。
そう思った矢先…。
裏返してドヒャー。
石膏のような黴がビッシリでございました。
あと何ヶ月放置したら石膏カビで全体が覆われるのかしら…と試そうかどうしようか5分悩んだ末(悩むな!)渋々ゴミ箱へ。
家計を預かる妻としては、こんな勿体無いことしちゃうのが一番の問題ですな。
5月11日
毎年5月10日から16日までの1週間は、愛鳥週間なんだそうです。
愛鳥週間。英語でいうとバードデー。
ハードゲィと似てるネ。
そんなことはさておき、アイチョー週間だってのに、妻は愛でるどころか苛めまくっちゃいました。
チョーといっても己の腸ですが。
酒のアテに一気食いした一袋分のソーセージ。
夜中、腹に激痛が走りヨロヨロと厠へ行くと上からと下からの2箇所同時リバース。
きっとこれは豚の怨念に違いない。
愛鳥週間があるのに、我ら豚を守るための愛豚週間がないのはどーゆーこっちゃと!ゆー訴えですよブヒーッ。
あれだけ苦しんで全身の穴とゆー穴からいろんなモノを出したとゆーのに(脂汗含む)、三段腹は相変わらず。
「少しはワシらの気持ちにもなるんダー!」
豚の怨念、腹痛だけでは収まらず、妻の体を豚に変身させようとしとりまーすブヒーッ!
5月13日
先日、前を走っていた某社の車。
4箇所にガムテープでアクセント。
お洒落サン(お洒落?)。
思わず…ベリベリと剥いでみたい衝動に駆られる妻。
破りたい。
破ってみたい日焼けした皮みたいに。
どうなんでしょうね。
4枚のガムテを剥がすと…どうなるの、どうなるの、どうなるのーっ?
中から自転車がドーンと飛び出してきたりしてー。
運転中、妄想だけが大爆走。
5月16日
おばちゃん2人(妻とサラ)とおんつぁん1人(BJ)の1泊2日コンパクツキャンプから無事戻ってきました。
その模様はそのうちOdekakeブログにアップするつもりですが…。
どうも野営中に、妻、左腕を虻に刺されてしまった模様。出血しているのを目にして気づいたという鈍さです。んが、そのうちみるみる腫れ上がり左腕が右腕のナント2バーイ2バーイに!
腕を伸ばして、握り締めた拳に力を入れても総指伸筋の筋さえ当然現れませーん。もぅパンパン。でもって熱持った上に意外と硬いんですよ。
オーブンに入れたばかりのもも肉みたい。
ウマソー。
で、思いつきました。
飼料代金がかかってしゃーないよトホホ、とお嘆きの畜産業界にお勤めの貴方に朗報です。
痩せた豚や鶏も、品評会の前日に虻大群に一斉攻撃させればアラ不思議。丸々と太ってウマソーな家畜に! 虻の一刺しの後、ブラシでガシガシ擦ってあげると尚いっそう肥えた感じになると思います。
5月18日そういえば、数日前に買っておいたアイスクリームが冷凍庫の中にあったハズ。
カップの蓋には「スプーン付き」という文字が印刷されておりました。
え?どこだ?と思ったら、蓋の内側。プラモデルチックにくっついたプラスチックのスプーン。
でも、妻は愛用のスプーン使って食べちゃうんだもんに〜。
蓋を開けて、さーていただきま〜す!とスプーンを突き立てたてる…。
つか、突き立たん。
このアイスクリーム、クリーム状ではなくてまるで石ですよアイスストーン。
それでも、なんとか口に運ぼうと気合を入れたら…。
この通り。
スプーン、ぐんにゃり。
安比アイスが妻をユリゲラーに変身させちゃいました(違。
5月25日
余りにも野草園化しちゃった庭がアレなんで、久し振りに草むしり。
途中、随分と形の変わった石ころを見つけて、こりゃいったい何ぢゃらホイと拾い上げたところポロポロとソレは崩れてしまい、犬の乾燥糞だったことがわかったりしてギャオー! 首筋に垂れてきた汗を拭おうと手をやると、それは汗でなくてよく肥えてヌメヌメとしたミミズだったことがわかって再びギャオー!
アウトドア(違)ってデンヂャラス。
ふえ〜随分今日の妻は頑張っちゃったヨ、と雑草がモリモリ入ったでっかいゴミ袋4つをゴミ置き場に持っていき、道具を片しているところに通りかかった散歩中のSさん。
「あらー、草取り?」
あはは、えへへ、まぁ。随分と放置しちゃってたしね。
「ウチなんか芝ぢゃなくても芝刈り機で全部刈っちゃうんだけど、これだけの雑草手で取るとなると、今からやっても一日ぢゃ終わんないでしょ〜?」
ええとー。
今からてーっ。
今日の任務は全て終了なんですけどー。
改めて我が家の庭を見渡して…うむ。Sさんの言うとおり、どこの草を毟ったらゴミ袋4杯分になったのかわからんほどまだ草ボーボーなのでありました(涙。努力が報われない作業って、辛い。