■ 9月の戯言 ■

9月1日

下唇ベロンチョになった後、野営中に虫に刺されて右手がアンパーンチ(写真はココにあったりしまする) 。

昨日は七部丈のパンツにサンダル履きとゆーいでたちで散歩に出かけたら、キュっと括れた(嘘)自慢の足首に蚊の大群が襲来。お陰で、妻の足は見るも無残な象足ですパォーン。

「虫に好かれる体質なのかしらね。つか、臭いってこと?」

などとお散歩仲間のSさんとお喋り。

「見てよ、ホラ。ココもココも、こ〜んなに腫れちゃってー。なんか妻ってば、可愛そくね?」

同意を求めた妻に、Sさんの一言は。

「腫れてるんぢゃなくて、太っただけだったりしてねー」

ぎゃー!

酷いわ。

「でも、下唇ベロンチョと右手の腫れは、ホラ、随分ひいたでしょ!」

下唇と右手をSさんに突き出して訴える妻。

「腫れが引いたような気がするのはさー、見慣れちゃっただけだったりしてねー」て。

益々ぎゃー!

妻は何か、貴方の恨みを買うようなコト、しましたっけ?(笑

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このように、Sさんにより妻は打たれ強い女になっていくのでR。


9月7日

久し振りのソロキャンプで山形へと向かう途中、286号線沿いに怪しい店を発見しました。

その名も「よーい丼」。

丼物専門店らしいのですが、なんとまぁ、センスのないネーミング。

店先には所狭しと目玉メニゥの派手な立て看板が並べられてて、メニゥの名前がこれまた気の抜けるようなもの。

イナバウア丼にかっ断層丼て。

ありえねー!と思いつつも、キャンプ場へ行く間、ずーっと気になってしまったイナバウア丼。もしかしたら、思い切りエビゾリさせたイナゴが大量に乗ってるのかもー。

ココは一つ、帰りにちょろっと寄ってその正体を確かめねば。

そう思っておったわけです。

で、野営の帰り。

腹を空かせて286号線沿いを走り、無事看板発見。

んが…この立ち並ぶ看板を見た瞬間、今までの空腹感はどこへやら。看板見ただけでお腹が一杯に(看板チラつかせるだけで、客を腹一杯にさせるとは、まるでマジーック!)。

結局確かめることができず帰路についたわけです。

誰か食べたことある人、真相を教えてくだされ。

 

9月19日

3連休の前日(金曜日)。千葉から友人K美が日帰りで仙台に遊びに来ることになったのです。日帰りで。

10年振りに会うK美を、どこへ連れてってあげようかと数日前から興奮しておったのです。

当日、午前9時半過ぎに仙台駅に到着というので、早めに自宅を出た妻。

数分後、愛車がガクンガクンと立て揺れし始めまして…。

それでも頭がちょっとアレな妻は「毎日通るこの道路って、こんなにガタガタだったっけかなー」と気にせずアクセルペダルをグィーン。すると、立て揺れがもっと酷くなっちゃって。

やっと「ナニかがおかしい」と気づき(激遅)、停車。

車を降りて腰を抜かすました。

パンク。

左後輪が見事ペッタンコ。

ひょえー!

どうしようどうしようどうしようと、どうしようの五文字を頭の中で15回ほど唱えましたが、念仏でタイヤが元通りになるハズもなく(当たり前)。

ペッタンコタイヤの状態で走るのはもはや1メートルだって無理そうだったので、仕方なくその場でスペアタイヤに交換することに。

タイヤ交換、初体験。

しかし、タイヤ交換する前に我が家の場合は物凄い儀式が待っていたのでありました。

そう、スペアタイヤの上に山の様に乗ったキャンプ道具の積み下ろし。

それにしても、このときの妻は完全にトチ狂っておりました。

あわあわあわ。

道路に下ろしたキャンプ道具、普通だったら場所を取らないように重ねて置くのに…あわあわあわ…妻は違ったのです。一つとして重ねることなく、道路に広げたのでありました。あわあわあわ、と呟きながら。あわあわあわわ、丁寧に。椅子〜、テーブル〜、あわあわあわわ、テント〜、タープ〜と。

2車線道路の片側一車線を完全に塞ぐように綺麗に広げられた野営道具は、まるでフリーマーケット。売んねーけど。

工具なんて使ったことないから、どこをどーしたらいいんだか。全身から吹き出る脂汗。あーぢゃこーぢゃ半泣き状態で腰を屈めて、2輪のタイヤのような細くて頼りないスペアタイヤを取り付けます。その間にも、右車線を走る車に何度、はみ出たケツを跳ねられそうになったことか。

(そういや、発炎筒焚いたり、停止表示板出すの、すっかり忘れとりましたな、ははは)

時間は9時半ちょい前。

K美のお迎えは、完全に遅れちゃう。

あわあわあわわ。

しかも、明日から福島にキャンプなのにー。

あわあわあわわ。

両手、真っ黒だしーっ!

あわあわあわわ。

もぅ完全に妻、ピグモン状態(どうしよう病が悪化すると、何故かピグモンのように両手プラプラさせて、グルグル回りだします)。

いや、今はK美を迎えに行くのが先決だわな。

しかし、今度は別の不安が。

「もしもよ、もしもこのボロタイヤ(吐き潰すつもりで、去年の冬からスタットレスを履いておりました)が、磨耗でパンクしたんだったら、他の3本もバーンってこの後すぐ逝っちゃうかもー。てことはスペアは1本しか積んでないわけだし、完全に走れなくなっちゃうぢゃーん。お迎えもいけないぢゃーん」

取りあえず、パンクの原因を調べてもらおうと近くのガソリンスタンドへ。

結局、劣化が原因ではなく、運悪く鋭利な鉄板らしきものを踏んだらしいってことだったので(ブロックが完全に剥げ落ちるほどの深い傷だったため、修理は不可能だと言われました)、頼りないスペアタイヤで駅へと向かい、40分遅れでK美と再会することができたのですが…。

楽しいはずの10年振りの再会だとゆーのに、妻のテンション、最悪。

頭の中はタイヤと福沢諭吉が交互に飛び交ってるし。

あと2,3ヶ月。

あと2,3ヶ月すれば、どっちみち新しいスタットレスに交換する予定だったのにー!

んで、夏タイヤは来春買えばいいハズだったのにー!

この時期にタイヤを新しいスタットレスに替えるバカはおらんやろ、ってことで夏タイヤを購入する決断はしたのだけど、明日からの野営のためタイヤを交換するなら今日しかない。

結局、千葉からわざわざ遊びに来てくれたK美は、自宅へと連行され、強制的に軍手を嵌めさせられ、タイヤ運びを手伝わされたのでした(ボロ夏タイヤのホイールは使わなきゃだからね)。

仙台観光が、岩沼のディーラーだったなんて。

すまんすまんすまん。

すまんの3文字を今日も千葉に向かって15回唱えたけど、どうぢゃろか。

 

9月27日

湯船に浸かっていると、ボタッボタッと天井から水滴が落ちてきて、妻の脳天を直撃いたしまして。うわっ!と見上げたら、換気扇の蓋の縁に何やら赤茶色の水滴。今にも顔面目掛けて落ちてきそう。

てことは、脳天を直撃したヤツらも、赤茶色だったわけですよ。うぎゃー。また髪の毛洗わなくっちゃ。

それにしても、今まで気づかなかったけど、換気扇って結構汚れてるもんだナー。

てことで、本日、この換気扇の蓋の汚れを一掃すべく立ち上がったわけです(風呂桶の縁に)。

左手にシャワーのノズル、右手に洗剤タップリつけたスポンヂ。

ウリャー!ガシガシ。天井に向かってシャワーをジャバー。

ええと、ニュートンさんはリンゴが木から落ちるのを見て重力を発見したらしいですが、妻は天井目掛けて撒いたシャワーの水が自分の頭に降り注いで初めて「水は冷たい」と気づいたアホです。「もぅすっかり秋だからね。お湯にしとくんだったよ、とほほ」と。

妻、ずぶ濡れ。

外は大雨。

傘もささずに散歩にでかけたんダ!と自分を慰めてみたりして。

で、作業終了後に気づきました。

換気扇の蓋って、外せるんやん。取り外してからシンクの中で綺麗にすりゃよかったやん、と。

 

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