■ 11月の戯言 ■
11月1日
でっかい友人が鼻息荒げて怒っております。
彼女と昨夜電話で長話をしておりまして。
普段着として作務衣ってのは、サイコーによろしぃんではないかという話になったわけです。最近では、女性用のちょっとお洒落な作務衣も出てるしね。
そんなわけで、電話をかけながらお互いPCの前に張り付いて作務衣のページをネットサーフン。
「あ、これはフリーサイズやが。フリーなら大丈夫やない? なんたってフリーやもん」
「そうやねー。フリーやしねー」
「…」
「って…待ってよ、胴回りフリーで77センチまでて書いてあるやん!どーゆーこと?」
「…77センチで、ダメかね?」
「無理! 何ね、コレ。フリーのくせにぃぃぃ!マックス77っちゅーことは、全然フリーやないやんねっ!」
「…」
「デブをナメんなーっ!」
そうだそうだ。
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我が家のすぐ近所で、道路工事のため100m程の距離が片側一車線通行になっとりまして。
その両端に、ライトセーバーみたいなやつぐーるぐるぶん回しているにーちゃんが突っ立って車の誘導をしておるのです。
まぁ、直線道路なんで、にーちゃんたちがいなくても対向車線の車がやってきてるかどうかは、しっかり目視できるんですけどね。
で、手前に突っ立ってたにーちゃん。となりの別の作業員とくっちゃべっておりまして、近寄ってくる妻の車なんて見ちゃぁいないわけです。前方からは、向かってくる車あり。なのに、停まれの指示を出すわけでなく、ライトセーバーぐーるぐる。ヤル気なさそうな態度でぐーるぐる。
行け!ってことか。
向かってくる車と正面衝突してみろ!ってことか。
こーゆーばやい、道路整備の人100%信用して事故を起こしても、こいつらには責任ってないんすかね?
しかも、車線に思い切りはみ出して突っ立ってぐーるぐるやってるもんだから邪魔だし。
役立たずめ。
つか、邪魔や!
轢くどっ。
と、妻も久々におかんむりになったのでありました。
11月8日
シモが冷えてたまらんと、臍上まであるデカパンを引っ張り出して履いている妻。
そして、そんなデカパンなのに、何故か風呂に入ろうとジーンズを脱いだら、恥骨のあたりまでパンツはずり落ちていてあぁビックリ。
腹の肉で押しやられて…。
こんな状態ですもん、例え妻がローライズパンツを履いても、腰周りからパンツがチラリなんてことはまずあり得ません。
そういえば…ラジヲを何気なく聞いておりましたら、最近は女性だけでなくミドルエイヂな男性、つまり中年のおっさんたちにも見せる、そして魅せる下着っつーのが流行っておるのだとパーソナリチーが言うておりました。
一枚5000円以上もするパンツなんてのが売れているんだとか。
音声だけの情報だったので、その高級パンツが総レース仕立てなのか(おえーっ)、フリルヒラヒラなのか(益々おえーっ)、はたまた股間に象さんの鼻があしらわれてるものなのか、よくわからなかったのですが…。
お洒落は足元からっていいますもんね。
第三の…アレ?
中年だって若者に負けじとローライズパンツ履いて、屈んだ拍子にチラリズムとゆーのがいいんだとか。
いいのか(笑)?
でも、妻には、中年男性といえばスーツ姿しか思い浮かばず、そんな男が見せる下着を履く、そして見せる!とゆーと、もぅ…社会の窓全開、そして女子社員がキャー!という図しか描けないのですよ。
いやーん。
ファッションセンスも身体も、確実に時代に逆行しております…南無ぅ。
11月9日
某サイトを覗いたら、中国語の翻訳ソフトがおもろいヨ、ってことだったので早速妻もココでトラーイ。
いろんな文字を原文の欄に打ち込んで、中→日で翻訳開始。中国語のお勉強です(勉強にはなっておらず)。
ひゃー。
ええと、入力したのは「BJ」。
アルファベットそのままだと、何の変化もしてくれないので、平仮名とカタカナでやってみる。
「びーじぇい」→「あまりにしょうがなく元の中」。
よーわからん。
「びーぢぇい」→「あまりにしょうがなく中を刈る」。
今は随分と落ち着いてきたけど、ちょいと前まで禿があったのよね、キミ。あれは自分で刈っておったのか? しょうがなく。
「ビーヂェイ」→「しょうがなくとも尼の乳を述べる」。
えぇぇぇーっ!
カタカナ表記にしただけで、いきなり尼の乳、出たぁー!
「ビージェイ」→「述べてしょうがなく尼の乳を責める」。
見た目の感想述べるだけぢゃ飽き足らず、遂に責めたかっ!しょうがなく(笑。
4パターンのうち、中国語で一番BJらしいのは「ビージェイ」だった模様。
てなわけで、中国の方に紹介するときはビージェイと言うことにします(声に出して言うなら、4つとも同じだっつの)。
因みに、「さら」は「今日」と翻訳されました。
皆さんもレッツトラーイ。
11月10日
スゥパのレジで自分の順番を待っていたら、向かい側のレジで清算中の女性が何やら騒いでおりました。薄っすらと口髭を蓄えた30代と思しき女性が。
袋はもっと大きくて中身の見えないやつに取り替えろとか、時間がないからさっさとしろとか、怒ったような口調なんだけど、妙に声が高いのでそのアンバランスさについつい見とれた(違)とゆーか、ウォッチングしちゃってたんですけど。
店員さんが日用品雑貨売り場で使われる大きな袋を出したら、それを奪い取るように引っつかみ、その場で自分の買った商品を袋の中に突っ込みはじめました。まだ会計済んでないのに。
店員に「ソレはまだレジを通してないから」と注意されること数回。
急いでいるんだと言う割には、自ら時間をかけてるような気も。籠の中に入れていたトイレットペーパーを「これ、キッチンでつかうやつ?」とか聞いちゃってて、後ろに並んでいたおばさんにプッと噴きだされてるし。
口髭女はあーぢゃこーぢゃ店員に文句を言いつつもレジで全ての商品を袋に詰め、既にこの場所には用はないハズなのに、空になった籠を何故かレジの店員には渡さずに歩き始めとります。
どちらへ?
おぉっと、客が詰め替え作業をする作業台に張り付きました。
一体何をするのかナ?と思ったら…。
カランカランカランカラン…。
備え付けられてるロール状になったビニール袋、あれを思い切り取っておりました。
まるで、トイレットペーパー巻き取りゲームやってるみたいに。
そのパチってる量が半端ぢゃない。
ものすげーの。
商売できそうなくらい。
ビニール袋屋。
周りにいる客皆が、最初は呆気にとられた顔をして思わず手を止めちゃうほどでした。
『何やっとんぢゃ、こいつ。汁の出そうな食品なんて一つも買ってないやん。つか、トイレットペーパーと洗剤とお徳用ナプキンしか買ってないやん。いらんやろ、ビニール袋なんか』
そう思って妻も見ておりました。
多分、妻の顔は呆気にとられた顔ぢゃなく、眉毛吊り上げてガン飛ばしてたんだと思うけど。
作業台の上にあったビニール袋のロールが、殆どなくなりかけた頃、ようやく口髭女は手に持っていた空の籠を籠が重ねられている本来籠を置くべき場所に投げ入れて立ち去ろうとしたわけです。
んが、上手く嵌らず口髭女の籠はガランガランと転がって他の客が作業をしている台の上へ。
「あっ」
失敗したことを確かめるも、「アタシは急いでるの!」みたいな顔をしてそのまま立ち去ろうとしました。
そのとき。
「オイ、ゴルァ!」
口髭女に向かって浴びせられた物凄い野太い声。
しかも、最後のァなんて、巻き舌になってるしー。
誰?
だれだれ?
ええと、思わず口をついて出とりました。
妻の口から(汗。
いやぁびっくりした。
口髭女にぢゃなくて、自分の口に。
でもって、おっさんみたいな声に。