■ 3月の戯言 ■

3月2日

今年は暖冬のせいで、各所でウグイスの初鳴き日が例年より20〜25日近く早く観測されておるとニゥスで言うとりました。

桜の開花は、ある特定の場所の決められた桜の木を観察して、「去年よりも○日早く咲いたネ」なんつって比較するのは簡単だろうけど…。

ウグイスってのは鳥ですよ。

飛ぶんですよ。

移動するんですよ。

(行動範囲がどのくらいなのかは、知らんけど)

観測する人は、ずーっと決められた個体をストーキングしてるんでしょうか。

謎。

鳴き声が聞こえたとゆーけれど、それが本当にウグイスの鳴き声だったかどうかだって怪しいんぢゃないかと。

江戸家小猫の声と聞き間違えただけかもしれないぢゃん、ねぇ。

3月13日

「うちもそうだわー」

「我が家もそうだよ」

「やりきれなくなるのよねー」

「お前が言うなーってねー」

「言われなくても十分承知しとるわぃ!ってねー」

妻が調べたアンケート結果によりますと、主婦の100%が自宅の呼び出し音@チャイムが、ピンポーンではなくビンボーと聞こえるようです。

全国のインターホン製造業者の方、できれば「ユーフクー」とか「リッチー」なんつー音に聞こえちゃうものを開発してください。小銭が大量に落ちる音とか札束を数える音なら、尚更嬉しいです。

まぁ、100%つっても、アンケートの対象になったのは、妻を含めたおばちゃん僅か3名だけなんですけどね。

しかも全員、年齢的に聴力に問題があったりもするけどね。

一番年上のSさんには、もしかしたら木魚とかリン(チ〜ンってやつね)を叩く音の方が有難いかもしれません。

3月14日

「人生は己を探す旅である」-----藤本義一

昨日の午前中は、家の階段を20往復以上も駆け上がったり駆け下りたりで、もぅ散々でした。

朝早く、ご近所のTさんから電話がありまして。T家はこの3月末に熊本へとお引越ししてしまうのですが、入会していた宮城生協サンを脱退するための書類に班長である妻の判子が欲しいというのです。

「三文判で大丈夫だと思うから…」

はいはい、分かりましたヨ。ほいぢゃ、印鑑持ってお待ち申し上げとります。と伝えた後、はて三文判はココにあるけど、銀行印はどこに置いてたっけかな、と。つい最近「こーんなところに置いてたら、忘れちゃうかもー」なんて一瞬思った記憶が…。だからって、別の場所に保管し直した記憶もないんだけど。

どこだどこだ?

銀行印もだけど、そういや通帳とカードもどこに置いてたっけかなと。

普段保管してあった場所を確認しても見当たらない。

え〜!?

そういや、去年の年末近所で空き巣の騒ぎがあり、大切なモノは泥棒に見つかりにくい場所に置くべきだと移動したんだっけか…?(しかも毎日替えてたような気が…)

けれど、どこに移動したのか皆目思い出せず。

焦る妻。

通帳は単行本に挟んだんだっけ? 

ドドドドーッ。階段を駆け上がり、2階の本棚を物色。

ないっ。

CDケースの間に挟んだんだっけ? 

ドドドドーッ。

1階に下りてCDラックを片っ端から点検。

ないっ。

上着のポケットに入れたまま仕舞っちゃったっけ? 

ドドドドーッ。

2階のクローゼットを開けて端っこから上着のチェック。

ここ2,3年着用してないやつまで(←テンパったバカ)。

ないっ。

バックの中に入れっぱなしなのかしら?

1階に下りて中に手を突っ込む。

なーも入ってない。

えーっ、どこどこ?

果てはトイレの収納棚やら食器棚やらガサガサやってもどこにも見当たらず、15行上の行動に戻るわけで。探しまくるっつっても、結局同じ行動をやっとるわけですね。同じバック、同じ上着。なーんにも入ってないバックを計5回は確実にまさぐったし…。

泥棒? やっぱり泥棒?

だとしたらと、泥棒が入った痕跡を探してみる。

うわーっ、家の中とっ散らかりすぎちゃってて、わっかんねー。

薄っぺらい通帳。小さい印鑑。もしも何かと一緒に誤って捨ててしまってたら…もぅアウチだよなーと諦める自分。

それなら、銀行に連絡して口座をとめてもらうとか、手続きしなきゃいけないわけでしょ。口座番号がわかんねーよっ。

オロオロオロ。

なんだか動悸まで激しくなってきちゃったりして。

いかんいかん。こーゆーときは気持ちを落ち着かせなきゃ、とPCの前に座る。

そして何故かテンパった女、ゲームを始めちゃいました。

で、テンパってるくせに今までで一番の好成績だったりして…。

わーぃわーぃ、凄いよ妻。って、こんなコトやってる場合ぢゃねーだろ!と一人突っ込みして再び捜索開始。

最後に使った日の行動を思い出せ!

…。

無理。

ここで、別の不安が妻の頭によぎる。

もしかしたら、ボケたかも…。

いや、通帳なくしちゃったってことは思い出したから、まだ軽症かな?なんつって。

「博士の愛した数式」みたいに、「鍵は○○」「財布は○○」なんて書いた紙を体中に貼り付けておくべきか?

あぁ、泥棒さん、教えて!

貴方だったら、どこにあるのか分かるんぢゃないの?

(マジで連絡先が分かるようだったらお願いしたかった)

最後は殆ど泣きべそかいとりました42歳。

3時間後、結局は見つかったんですけどね。

しかも、いつもの保管場所に。

最初に探した保管場所に。

そうだ、今後のためにココに書いておけばいいんだネ。

今日から印鑑と通帳はベットの下に置くゾ!

「人生の 半分以上は 探し物」-----りえぴ

3月16日

散歩の途中、買い物帰りのご近所のOばーちゃんに久し振りに会いました。

半年ぶりくらい。

しばらく顔を見ないから心配してはいたのですが、なんでも腰を悪くして動けなかったんだとか。

随分前に胃を全摘出して、食べるものもろくに口にできない。そんなわけで、同年代の人よりも骨が脆くなっているそうです。

「冬場は道路が滑って危険な日もあるし、歩くのしんどかったら車で送るから、いつでも声かけてくださいよー」

そう言うと、ありがたいけど座ると腰が痛くてねぇと力なく笑っておられました。

それに、少しでも動いて筋肉つけが方が骨の補強にもなるんだとか。

「『身体の傷は癒えても、心の傷はなかなか癒えない』なんて、よく偉い人が言うけど、当てはまるのは若い人だけだぁね。トシとると逆よ。身体の傷の方が、さっぱり癒えん…あー、イタタタタ」

なるへそ。

------------------------------------------

ココの眼鏡バーコードおやぢが妙に気になります。おやぢばっかを消そうとしてしまう妻。こんなおやぢと「ともだち」なんかにはなりたくないけどー。

ステージが変わるときの、男の子の笑い声が素敵。

3月20日

ココで脳タイプを診断したところ、妻の脳味噌は芥川龍之介脳だとゆー結果が出ました。

何度やっても天才変人タイプの芥川龍之介。

「あなたは既に何らかの形で、代表か社長またはリーダー的存在で活躍して いることでしょう」ですと。

えぇぇぇーっ!?

ただの、ぐーたら主婦ですが。

あ、でも、友人には「プロデューサーです」とか言うことがあります。

高橋家をプロデュース。

指示するだけの偉い人。

で、顎で使われる夫。

なーんだ、ちょっと当たってるかもー。

こんだけ楽観的だと、芥川龍之介みたいにまず自殺なんてことはあり得ないような…。

まぁ、そこが天才変人と、ただの変人の違いなのかもいしれないですね。

そんなことより…ピエール瀧と光浦靖子が被ってる、脳ヘルメットが欲しい…。マジで欲しい。家族全員で被ってキャンプ行きたい。てのが今の高橋プロデューサーの望みです。

3月29日

走り寄って入りたい意思を身体全体で表してるのに、内側からボタン連打なんて酷すぎるって? 意地悪だって?

違うわよ。誤解よ、誤解!

どっちかっつーと、意地悪ぢゃなくて貴方のことを思ってやった行為なんだから。

親切心よ、シ・ン・セ・ツ・シ・ン!

それを無理矢理こじ開けて体入れてきたのは貴方の方でしょ。

なのに、ナニよっ!

入ってくるなり物凄い形相で睨みつけて…。

だから、すれ違いざま一応先に言ったでしょ。

「すいませーん」って。

謝ったでしょ。

そんな顔、しないでよ!

そうよ!

やったわよ!

アタシよ、アタシィィィー!

 

エレベーターという密室で無意識のうちに屁をこきました。

客が乗ってこようとした瞬間、息切れして死にそうなくらいの深呼吸をして、全ての屁香を吸い込んだつもりだったのですが無理でした。

電話しながら尻を掻いたり、飯を食いながら鼻糞ほぢったり、TV見ながら屁をこいたり。

全ては自宅に一人きりとゆー、この緊張感のない生活環境と春の陽気が原因なのです。

妻は悪くない。

 

Back