■ 5月の戯言 ■
5月9日
お年寄りや身体の不自由な人に席を譲ったり、歩いているときにふと目に入ったゴミを拾ったり…。
さりげなさとは『そのことに関心を持ちながら、まるでかかわりがないように見せる様子』だと辞書に書かれております。
さりげないって、なんだかカッコいい。
おし、それを妻も心がけよう。
そう誓った本日。
朝起きてさりげなく2階の便所でうんこをして、夫に送る宅急便を郵便局に届けようとしたら、玄関前の階段でさりげなく躓いてズッこけました。
自宅へ戻り2階に上がったら、さりげなく異臭が漂っていたので、さりげなく便器の中を覗き込んでみたら、さりげなく朝出したうんこがまだそこに。
さりげなく流し忘れていたわけです。
さりげなくさようなら。
ジャー。
でもさりげなく漂い続ける残り香。
今朝の散歩でも、歩きながら我が家の2匹はさりげなく放屁をしておりました。
さりげなさがなくなるくらいの長〜い屁でありました。
歩調に合わせてプープププーブチブチプーて。
幸運にもその直後、妻にもさりげなく発射の兆しが。
さりげなく。
さりげなく。
やろうとしたのですが、結局、立ち止まって尻襞に全神経を集中させないと出なかったのです。
さりげなくって難しい。
妻には、やはり「さりげ」なくなんて格好いいこと、とてもできそうにありません。
「むだげ」なら沢山あるのに…。
5月13日
2匹を連れて、普段は歩かない1丁目の方へとお散歩。涼しいので、ちょっと遠出をしたのです。つっても、自宅から歩きですが。
途中、歩道で孫らしき子供を遊ばせている年配女性と挨拶を交わす。
「こんにちわー」
子供がすかさず寄ってきて、愚犬の頭を撫でようと小さな手を差し出しました。幼い子供に飛びついて押し倒したりしないよう、必死でリードを抑える妻。
「小さいのに、力が強いんですねー」
ええまぁ…ご覧の通りの粗野な犬でして…。
今度はターゲットを子供から声をかけてくれた年配女性に変え、飛びつこうとBJを踏み台にするサラ。そんなことはお構いなしに、幼児の股間に鼻っ面を引っ付けオシメの香りを堪能し続けているBJ。
「わー、おもしろい。やっぱり、この種類のワンちゃんって、ちょっと変わってておもしろいですねー」
おや、ご存知なんでしょうか。と思ったら…。
「うちの近所にも飼ってる人がいるんですよー」
ええー!
自宅から離れてるとはいえ、ココだって同じ町内。
そのワンコって、パイドなの、それともブリンドルかしら…。
「パイ…? あぁ、こんな感じの同じブチ模様。ふーん、パイドってゆーの。ぢゃぁ、ソレ。2匹ともブチ」
おぉ! 2匹飼ってるんだー。誰? どこに住んでる人? うわー、会ってみたいー。
「調整池があるでしょ。あの坂のところのお家だったかなー端っこの」
…。
ソレ、我が家ですけどー。
場所を聞く前に、「その犬飼ってる人って、どんな感じの人ですか?」って尋ねてればよかった…。
答え聞くの、怖いけど(笑。
つか、妻が初対面だと思っていた年配女性…てことは過去に数回会ってたんですね(汗。
5月18日
帽子をかぶる。
ハゲヅラをかぶる。
目だし帽をかぶる。
でも、かぶるものが「パンツ」だったら…。
こうなのか…それとも…
こうなのか…。
どっちだろうと3時間も悩んだ昨日の午後。妻の頭の中だけは平和。とゆーより平和ボケ。どうか早く立てこもり犯人が捕まりますように。
そして殉職された巡査部長さんのご冥福をお祈りいたします…。
5月28日
おかんが電話で、去年奈良で起きた事件について語っておりました。
高校生が、家に放火。母親と小学2年の弟、保育園児の妹が死亡したとゆーアレ。
「あの子もさー、実は可哀相やったんよね。実の父親はAVやったらしぃやん」
え?
「AV。あれ? AVと違ったっけ?」
おかん、そりゃDVの間違いなんぢゃ?
ベタな間違い、どうもありがとう。
つか、妻の実の父親がAV男優だったら…。
おえーっ(想像中)。
放火まではいかなくても、家中にゲロ吐きまくったかも。
でも、「この業界は食うか食われるかの世界なんだ(正に)。そんな仕事を必死でやってるのも、お前たちを食わせるためなんだぞ」とか言われちゃったら、何も言い返せないヨ。
アリガトウ、とーちゃん、ってひれ伏すね。
例え、芸名がマグナムチョコボールちんたろう(マグナム北斗とチョコボール向井と桜井ちんたろうをくっつけてみました)だったとしても…。
5月29日
ナントカ還元水で一躍有名になっちゃった松岡大臣が、赤坂議員宿舎で自殺をしました。
赤坂議員宿舎つーたら、家賃が格安で議員特権ぢゃないかと批判されてたアレでしょ。国民の理解を得られないから入居したくないヨと、入居予定の議員さんも渋って、結局定員割れしてるらしい宿舎。
そんな宿舎で自殺だなんて。
松岡大臣が使っていた部屋は、一体その後誰が利用するんだろ。
普通のマンションやアパートだって、前住民がこの部屋で自殺をしました、なんて聞いたら入居は躊躇うしさ。
ずーっと空室のままかな。
んだよ、迷惑なやつ。
とか不謹慎ながら思ったり。
ところで、TVのニュースで、この松岡大臣の同級生とゆーおっさんがインタビューに答えておりました。
「いい仕事はしてたんだけどね。なかなか分かってもらえなかったとゆーか。マスコミ陣に叩かれちゃって…。まぁ、最期は男らしく逝ったんぢゃないか…」
顔を出さなかったそのおっさんが、こう言っておりましたが。
自殺する大臣の、どこが男らしいの?
しかも、遺書には「妻が全てを知ってるから、彼女に聞いてくれ」みたいなことが書かれてるし。国民に宛てた遺書にだって「後のことはよろしく」で〆られてるんですよ。
この他人任せな男の、どこに男らしさが?
ズルイだけぢゃん。
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関係ないですが、安部総理が記者団のインタビューにこう答えておりました。
「慙愧に耐えません」と。
うわー。難しい言葉。妻なんて、今まで一度も使ったことがないヨ。これからは、ちょくちょく使っていきたいネ。
あら奥さん、お散歩?
えへへ、ザンキニタエマセーン。
あら奥さん、今日はゴミ置き場のお掃除?
オーイェィ、ザンキニタエマセーン。
なんか、ちょっと賢くなった感じ。でも、意味は分かってなかったり…。
てことで、調べてみたら…。
慙愧ってのは「悪口を言うこと」「恥じ入ること」ですと。
いやん。
一生使いたくない言葉だったよ。
でも…てことは…?
この言葉を吐いた安部総理。
松岡大臣が死にたくなるようなもっすご酷い悪口を言っちゃったってことなの?
5月31日
買い物を済ませ、駐車場へ。
マイバスケットを乗せようと、助手席側へと進んだらドヒャー!
我が家の車の左側に停まっている左ハンドルの高級車…。
コの字の白い停止線を思い切りはみ出して、我が家の愛車にビターっと貼りつく様に駐車しておりました。その隙間僅か15センチ程度。
これぢゃぁ、ドアも開けられません。
仕方がない、運転席側から籠をもって入って、助手席に置くか…。
あぁ〜でもなー。ときどき籠の端っこを当てて、クラクション派手に鳴らしたりしちゃうのよね。注意せねば。
そう思いながら運転席側にまわると、またもやドヒャー!
右に停まっている軽自動車も、高級車と申し合わせたかのように、同じくらいの車幅で我が家の車にビッタシくっついておりました。15センチ幅。我が家の愛車は蝿取り紙かよ!
いきなり寝そべって腹筋1000回やったところで、到底乗り込めるような幅ぢゃございません。
「後ろのハッチを開けて、そこから入るか?」
そう思ったのですが、キャンプ道具満載。つか、それ以前に、後ろの車だってピッタンコ接近して停めてるから、ハッチ開けたら当たりそうだしー。
妻、ピンクの籠を下げたまま呆然と立ち尽くす。
まるでマッチ売りの少女みたい。
少女違うけど。
こーゆーとき、JAFを呼ぶのか?
いやいや、店内放送をしてもらえばいいのか?
で、どっちを呼ぶよ。
高級車の方の運転手にするか?
でも、ヤのつく人っぽかったらイヤだしなー。
ぢゃ、右側の方にする?
でも、右側の人呼んで「なにもアタシの方ぢゃなくてもいいぢゃんかっ! 左の車の運転手を呼び出さなかったのはどーゆーわけ? あー、アレだ。ベンツだからだ。ははーん、アタシの車が軽自動車だと思って、アンタ、ナメてんのねっ!」なんて怒鳴られたりして。
それもイヤだしなー。
両方呼ぶか?
両方呼んでも「どっちか一人呼び出しゃいいのに、なんで二人共呼び出されんのよっ!店内で車のナンバー思い切り連呼されたのよっ! 個人情報垂れ流されたのよっ!」とか両方に言われるかもだしー。
なんつー脳内被害妄想を30分以上やったところで、軽自動車の運転手が現れ、無事に車に乗り込むことができました。
軽自動車の運転手は、作業服を着た男性でした。