■ 6月の戯言 ■

6月7日

あぁ、暑い。

6月の今日がこんなだったら、7月、8月は一体どんだけ暑くなるんだか…。

できることなら、日中は裸で過ごしたいくらいですよ。

 

涼しげなTシャツといったら、やっぱ白。

この白いTシャツを裏返して…。

ちょっと黒めの小豆大くらいのビーズを縫い付けるのです。

あ、黒っぽいってところがミソ。

もぅそりゃイヤっつーくらいつけていきます。

 

で、それを着る…と。

イボイボTシャツ〜。

これだったら、ノーブラでも大丈夫くね?

(つか、ブラの紐とかで痒くなったりするのは、妻だけなんですかねー)

ものすごーく涼しいと思うんですよ。

ひんやりビーズが素肌に当たるしさ。

場の雰囲気がどんよーりしてきたら、乳首当てクイズ〜♪なんてこともできちゃうしね。

企画会議で。

離婚調停で。

涼しいとゆーより、さぶっ!ってなるかもだけどさ。

 

6月11日

棒切れ好きなBJのために、先日フェッチ棒なるものを購入したのです。

でもこれって、「Fetch=行って取ってくる、行って連れてくる」っつー単語の通り、齧るだけのものぢゃなくて、投げて遊ぶものだったんですね。

でも、狭い家の中では到底投げたりなんかできません。

ただ与えてるだけぢゃ、飽きっぽい性格の彼。すぐに興味を失ってしまうのです。

てことで、妻、一緒になって遊ぶ。

その名も、フェッチ棒いないいないバー作戦。

見えないようにヒョイと後ろに隠したりするわけですよ。

でもね。

必死になって捜すことはしないのです、この根性なしは。見つけられなきゃ数秒で諦めて不貞寝。

そんなわけで、彼の大好きなチラリズム。

釣師の気分を味わいながら、フェッチ棒の先端をチラチラ見せつつ動かしてみるのです。

でもなぜか、股の間から。

 

かかったかかった〜。

大漁なりー。

とまぁ、こんな感じで遊んでるんですが、夫が帰宅したらBJがフェッチ棒と間違ってナニにナニしちゃうかも、などといらぬ心配をしてみたり。

でも、フェッチ棒購入した人って、必ず一度はこうやって遊びますよね?よね?

6月12日

連日のニゥスで、ようやくコムスンとサムソンが全く別の会社だってことが認識できました。

今までしょっちゅう夫に「違いますよ」と訂正されてたんですよね。

結局、頭の弱い妻はコムソンとかサムスンとか言い間違うようになっちゃってたし。

でも、ググってみたらなんか、アレでもソレでもいいような気がしてきた。この際、「 虚無僧」に変えてしまえーっ!

ところで、親会社グッドウィルグループの折口会長。

目つきだけで、もぅ「悪人決定!」って妻なんて決めつけちゃうけど、怪しい目つきよりも気になるのが髪型です。

パンチパーマぢゃないのに、あのボリューム感はナニ?

あくどい稼ぎ方をしちゃうと敵も作っちゃう。

だから高級ヘアコンタクトつけたヘルメットをスッポリ被って、頭を守ってるのかもしれないと思ったり(後ろにズレ気味だけど)。

変だけど、なんだか見覚えがあるような…。

うーんうーん。

で。

思い出しました。

20年以上も前の夫の髪型と一緒でした。

6月13日

便所掃除をしていたら、我が家の愚犬が網戸にへばりついて外を眺めておりました。

おや、しっこがしたいのかしら?と洗剤を手に持ったまま、裏庭へ続く窓を開けに移動した妻。

何気なく外に目をやると…。

塀の支柱の真ん中に、何故か木屑の山ができておりました。

はて。

息を吹きかけて、木屑を飛ばしてみると、うへー。

そこには、工具を使ったような綺麗な丸い穴が。

どこの大工だ?

妻、無意識で、手に持っていたトイレマジックリンをその穴目掛けてプシュプシュー。

すると、中から一匹の虫サンが這い出てきました。

尻側から。

しかも、その尻を左右に振りながら慌てたように。

そして、穴の入り口の横でピタリとフリーズ。

びっくりしちゃったんですよね。尻から洗剤浴びせられて。でも、妻もびっくりしたんだぞ。しばし見合う両者。しかし、妻のほうが先に根負け。網戸を閉めて室内に入ったのでした。

そして数時間後。

再び愚犬を裏庭に出したついでに、様子を伺うと…。

ヤツはまだそこにおりました。

凄い根性です。

と、思ったんですが、勘違い。

息絶えておりました。

洗剤の泡が原因か、触覚ひん曲がったままの状態で…。

我武者羅に尻を振りながら這い出てきたあの姿。知らなかったとはいえ、なんだか無意味な殺生をしてしまったとちょっとだけ妻後悔。

ごめん。

てことで…。

供養塔を立てて、お経を唱えておきました。あらくたらさんびゃくさんぼうだい、あたくたらさんびゃくさんぼうだい、れいんぼーだぁーっしゅ!て(お経ぢゃなくて、これぢゃ呪文か?)。

ところで、この虫さん、一体何者なんでしょ?

クマバチは木に穴を開けて巣を作るらしいですけど、こいつ、妻の大好きなクマバチに比べたら随分とスリムです。あのキレのある尻の振り方からすると、ビリー・ブランクスファンだったのでしょうか?

6月15日

D「ココ、高橋サンちのお宅だったわよねー」

A「そうよ」

D「いくらなのかしらー?」

A「どうして?」

D「売りに出てるんでしょ?」

A「えぇーっ!? いるよ、住んでるよ」

D「うそーっ。いるの?」

A「いるよ! でもなんで?」

D「だって、庭が荒れてるもの…お引越ししたのかと…以前はよく庭の手入れ、されてたから…」

こーゆー会話が、AさんとDさんの間でなされたようです(てのを、昨日Aさんに聞きました)。

いますよー! ココにいますよー! 庭はね、森を目指してるの。緑化計画進行中ってことで(汗。

ついでに、教えておきますけど、荒れてるのは庭だけぢゃないです。

6月21日

お散歩仲間のSさん。

10年以上前にご主人を亡くされ、二人のお子さんも現在は家を離れてそれぞれ一人暮らしをしているので、現在は2階建ての一軒家に一人暮らしなのです。

そのS宅のお隣は、随分前から空き家になっておりました。

「売家になってると、知らない人がその家の前にボ〜っと立ってても『買うつもりなのかな?』くらいにしか思われないでしょ。そーゆー人を装って泥棒が下見しててもわかんないのよね。だからちょっと怖い」

常々そう話していたSさんですが、この度晴れてお隣を購入した人が現れたようで、ちょっと一安心。

数日前に下見でやってきた新しい入居者は、60代後半と思しき夫婦と、息子が一人(ニートか?)。

愛犬の散歩に出かけようとしたSさんは、3人とバッタリ鉢合わせをして、立ち話をしたらしいのですが…。

「奥さんはアタシよりも、10歳以上年上の人なのよ。その人がね…

『不動産屋の人に『隣はおばーちゃんが一人暮らししてるって聞いたんですけど、アナタのことですよね?』って言われたのよー。

おばーちゃんて。

不動産屋のにーちゃんかねーちゃんが言うならまだしも、アタシよりも年上のお前が言うなっつぅか…おばーちゃんはお前だろっつーか」

かなり凹んでおりました。

毎週通ってるテニス。

ゲートボールに変えたほうがいいのかもネ、おばーちゃん!

それにしても、ねーちゃん、おばはん、ばーさんの境目って、一体何歳なんでしょう。

因みに、昨日、妻は水鉄砲で遊んでいた小学生のガキんチョに「あのおばはん目掛けて当てよー」とか言われました。

的かよ。

おばはん云々で悩むよりも、まず人間として扱われなくては…。

6月26日

西日の強いリビングで、愚犬と並んで横になっておりました。

すると…。

偶然にも同じタイミングで、放屁ですプゥー。

素敵過ぎる緩々ペア。

その後、室内に強烈な屁の香りが広がりました。

愚犬は妻の股間に、妻は愚犬の尻に鼻先をくっつけて、クンクンと嗅ぎあいます。

つか、犯人のおまいが妻の尻を嗅ごうとするなんて、失礼極まりないっ!

妻は、うわー臭い臭いと騒ぎ立て「こんなに臭い屁をコクのは犯罪だ。しかも、妻に濡れ衣を着せようなんて、重罪に値する」と愚犬を犯罪者呼ばわり。

「主文!被告は今晩から臭い飯を食うことーっ!」

(既にフードは十分臭いけど)

その日の夜。

湯船にゆったりと浸かって力を抜いたら、思わず肛門が緩み屁を放ってしまった妻。

ポコポコと浮かび上がってくる気泡が、表面で弾けたその瞬間。

もわーん。

香ったのは、午後嗅いだ臭いと全く同じでした。

BJ、ごめん。

真犯人は見つかった。

キミは冤罪だったよ。

6月28日

2日前、ご近所さんちに空き巣が入りました。今年に入って近所での泥棒騒ぎは、今回で2度目。

お散歩仲間のSさんと、怖いわー、とその話題で盛り上がったのですが。

S「ほんの何分かで犯行に及ぶんでしょ。どこにも出かけらんないわよね」

妻「ほんとだね」

S「犬を散歩させてる今だって、もしかしたらさぁ…アルフ!今日はそっちには行かないのっ!うんこしたでしょ!もぅ帰るのっ!」

おちおち散歩もしてられません。

S「女の一人暮らしだと、心細いよね」

妻「だね。うちも普段は一人暮らしみたいなもんだし、怖いよ。まぁ狙われるような金品はないんだけどさー」

S「金があるかないかなんて、外からみたら分かんないから…。家の中にいる泥棒とばったり鉢合わせなんてことになって、刺される危険だってあんのよ! こわーっ」

妻「…」

S「金が目当てぢゃなくて、体が目当てってこともあるでしょ!」

妻「ぐはーっ」

S「あり得るわよ、十分。アタシたちって、ホラ、かなりの美貌だし、ナイスバデーだし」

バデーて。

Sさん、50代。

妻「でも、そうだよねー。怖い怖いー。罪なカラダだわー」

なんつー話をしてましたら、小学生男子が蔑むような視線を向けて通り過ぎて行きました。

あれ?

おばちゃんたち、なんか、間違ってること言ったっけ?

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