■ 8月の戯言 ■
8月2日
三段腹のおばちゃんが好んで履くもの。
それがゴムパン。
もちろん、この季節、妻も愛用しております。
これだと、いくら食べても苦しくならないし、ファスナー上げてなかったヨ! パンツ見えちゃってたヨ!とゆー失態も防げて一石二鳥。
当然、紐なんて結びません。
結んぢゃうと、トイレに行ったときに「解く」とゆー一手間がかかっちゃうから。
その間にチビっちゃうかもしれないから。
たまーに、このダラ〜ンとぶら下がった紐がパンツのゴムに絡まってたり、上着のボタンホールに引っかかってたりすることがありますが、んなことは気にしません。
しかーし。
散歩には履いて行くモンぢゃないですね。
アホの仔に後ろに回られることがあるから。
「ちょいと奥さーん!」
ゴムパン、ズルーッ。
そして桃尻、ペローン。
ファスナー全開で歩ける流石の妻も、こればっかりは赤面です。
つか、桃尻が蚯蚓腫れできて真っ赤ぢゃんか。
8月6日
先日、借り換えの件で銀行を訪れたとき…。
「8月●日に説明会があるんで、それに参加して頂ければ詳しいことが分かると思うんですよネー」と担当のO氏に言われました。
単身赴任のため、諸所の手続きに家主である夫が参加できないのが、なんとも歯がゆい状態なのですが、その説明会の日も多分、きっと、間違いなく参加はできないだろうと妻はO氏に伝えたのです。
そうですか、それは残念と言った後、話は変わり、仮申請のための手続きについて話をし始めると、数分後、またもO氏はこういいました。
「8月●日に説明会があるんで、それに参加すれば…」と。
だーかーらー。
参加できないって、数分前に言ったべ?
言ったべ?
言ったよね?
「あぁ、そうですか…。それは残念ですね」て、アンタ、人の話聞いてる?と妻は彼を思い切り睨みつけてやったんですけど、当の本人は気づいてないようで、何事もなかったように再び話を戻しました。
そして数分後。
またもや「8月●日に説明会がですね…」。
行けないって言ったぞゴルァ!
およそ50分近くの話し合いの間、説明会に…とO氏は3度も妻に言い放ちました。
大丈夫なんでしょうか。こんな人に任せて…。
ちょっと不安ではあったのですが、本日、仮申し込みの手続きをしに銀行まで足を運びました。
いやぁ、暑いですねーなどと気持ちの篭ってない挨拶を交わした後、「全部揃ってると思うんですけど」と言いながら必要書類を手渡すと、O氏も「暑いのにご足労かけまして」と気持ちの篭ってない返事を返し、そして次にこう言いやがりました。
「8月●日に説明会があるんですけどね…」
誰かーっ! 誰か、彼と担当代わってーっ!
8月22日
散歩から戻ってきて、愚犬(デブな方)の足を雑巾で拭こうと左腕一本で抱き上げようとしたら、手首がピキピキピキって鳴りました。以来、動かすたびに激痛が走り、こうやってキーをプコプコ打つのも大変なのです。
妻は右利きなので、さほど生活には影響しないのですが…。
影響しないハズだったのですが…。
風呂に入って大変なことに気づきました。
右の腋の下、洗えねーっ!
タオルでゴシゴシやれねーっ!
それでなのか、本日、妻にくっついてくる愚犬(臭い方)は執拗に、右の腋の下を狙ってきます。腋の下に顔を埋めてスーハースーハーやりっぱなしです。たいそう幸せそうな顔をしとります。
もしかして、こうなることを見越して日に日に太っているんでしょうか。
そして先ほど…もっと生活に影響する大変な自体が起きました。
右利きの妻。
ですが、なぜかケツを拭くのはいつも左手。
ケツが拭けねーっ!
利き手でやってみても、普段やったことないから按配わかんないし。
数回、紙を軽く押し当てるのみで、諦めてパンツ履きました。
トイレから出た瞬間、後ろに回った愚犬(アホの方)が後ろ足で立ち、尻の割れ目に鼻先をグリグリと押し付けてきます。いつもより多めに。
こんなに男に付きまとわれるなんて…。
妻の体から発せられる腋臭とうんこ臭。
もしかして…。
これがフェロモンとゆーの?(違
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寝起きに乳バンドつけようとしたら、ホックも嵌められませんでした。
今日は来客があるため、流石にノーブラで一日過ごすわけにもいかず…。
とりあえず、肩紐かけて乳には当てとりますが。
動き方によっては、乳バンドが横ちょにずれてときどき乳房が4つあるように見えなくもなかったり。
乳房多め(もはや数で勝負)でムンムンフェロモン臭。
客を悩殺しちゃったらどうしましょう。
8月28日
住宅ローンの借り換えの件(まだやっとるのです)で、本契約のために必要書類を持参して本日銀行へ。
今日O氏と会えば、これですっぱり彼ともおさらば。全てが終わるゾー!とウキウキ気分で出かけたのですが。
「ええと、もって来ていただいた住民票…コレ、奥様の分の記載がされてませんよね。謄本が欲しかったんですけど…」
ナヌ?
つか、チミ、本日持参するものを紙に書いてよこしたけど、それには「住民票1通」としか書いてねーぢゃん。
「あー、詳しく書いてなくてすいませんでしたー。でも奥様の分も一緒に記載されてるのぢゃないと…」
あぁそーかよ、ってんで、その足で区役所へ行き、謄本を手に入れ再びO氏の元へ。
本日2度目の再会。
その顔、もぅお腹一杯です。
既に最初のときとは、明らかに表情が険しくなっている妻。
そんな妻に、書類に妻の実印を押しながらO氏は聞いてきました。
ペッタンペッタン。「夏休みの青森、どーでしたぁー?」
ペッタンペッタン。それがどーしたと思いながらも、O氏の手元を見守りつつもそっけなく答える妻。と、O氏の手にしていた妻の実印が、数分前に押した夫の実印と重なってしまいました。
「あ…」
いかんやろ、それ。
つか、無駄口叩いてないで集中しろよー。
でもって、後で記入しますから空欄でお願いしますと言われていた日付の欄を記入ミス。
「あちゃっ」
二重線を引いて、そこにもでっかい実印ドーン。
あっちゅー間に書類は判子だらけになっていきます。
大丈夫かよ、コイツ。
でも、今日でオサラバだし…。
我慢、我慢。
そう思って頭部を掻きながら耐えていると…。
「ええと、9月過ぎてですね…もう一度旦那様と来ていただいてですね…」
ええーっ!?
なんで? これっきりだろ? そういったよな、先日の電話でも。
「いや、あの、今日のコレが本契約の申請の手続きでして…んで、この手続きに2週間ほどかかりまして…その後契約ってことになるんです」
もぅいや。
会いたくない。
勘弁して。