■ 1月の戯言 ■

1月8日

とっくに明けとりますが、改めまして新年おめでとうございます。

今年の抱負は、年賀状を出すことです。来年元旦に届くように。

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近々、バスに乗って出かける用事があるのです。んが、実をいうと宮城県民になって10年以上が経ちますが、バスを利用したのなんて、1,2度しかありません。しかも、随分と前。

どの停留所で降りたらいいんだか・・・でもって料金はいくらぐらいなんだか・・・いや、そもそも乗り方すら覚えておりません。ひゃー、ドッキドキ。

そんなわけで、お散歩仲間のIさんとSさんに尋ねてみました。

「国分町行くんなら、市役所前で降りればいいんぢゃない?」

「○○経由なんてのに乗ると、ものすんごい遠回りになるから△△行きね」

「帰りは××営業所行きに乗るの」

「土日の最終は21:30だからね」

えぇーっ!

く、く、くぢはん?

はえーっ。早すぎ。

「平日は22:30くらいまでだったと思うけど」

なんだかどんどんテンションが下がっていく妻。

「乗る前にカードを買わなきゃダメよ。小銭で払ったりできないんだから」

「そうそう。クレジットカードとかキャッシュカードぢゃないからね。バス専用のカード。いまどきのバスってのは、そーゆーシステムになってんの」

「あ、それから後ろ乗車の真ん中降車だからね。前扉が開いてもソコから乗らないよーに」

「靴履いたまま乗っちゃダメだよ」

「正しい座席の座り方は、正座!」、

「降りるときは大きな声で『ピンポーン!』て叫ぶのよ」

「手も挙げてね」

聞く相手、間違いました。

1月18日

玄関を開けると、お散歩仲間のIさんと、Iさんのお友達Kさんが立っておりました。

「Kさんがね、サラちゃんの様子が気になるってゆーから…」

いやぁ、心配していただき、かたじけない。

サラを抱き上げ、玄関へ出た妻は、こんなにお腹を切ったのよと見せました。

「頑張ったんだねぇ、サラちゃん」

「こんなに切っちゃって」

そう交わした後の二人が視線を向けていたのは、既にサラではなく、開け放った扉のその向こうの、玄関マットの上でアホ座りをしていたBJでした。

「ほんとだ、すごーい」

はて?

「ね、ね、考えらんないでしょ!」

「うんうん」

何のこっちゃと思ったら…。

「扉開けてても、絶対アソコから降りて勝手に出てきたりしないんだよー」

「ほんとだー」

「ほら、ダンボール箱なんてのがあっても、齧ったりしないんだよー」

「うそみたーい」

「見てみて、キャンプ道具がこーんなにあるのに、いたずらしたりしないんだよー」

「ありえなーい」

「うちなんて、届くところになんて物が置けないのに」

「うちもだよ」

要するにアレですね。

その言葉には、暗に我が家が想像を絶するくらい、ぶっちらかってるってのも含まれてるんですよね…。

1月24日

再来月、何年かぶりに人間ドックに行くことになりました。

その話を散歩中にSさんにしたところ、妙な話を聞きまして。

Sさんの友人Aさんが、生まれて初めて乳がん検診を受けに行ったというのです。

診察室に入り、医者に「は、初めてなんです…」と恥ずかしそうに告げたところ、上半身裸になって腰掛けてくださいと言ったのだとか。

ここまでは、まぁ普通。

んが、この医者は、Aさんの背後に回り…

「それでは…」と呟いた後、抱きつくような格好で腕を回し、乳房を揉んだんだそうです。

ムンギュムンギュムンギュ。

耳元にかかる医者の鼻息ハフーハフーッ。

ムンギュムンギュムンギュ。

Aさんは、乳がんの触診検査とゆーのは、こーゆーものなのかと思っただけなんだそうですが…。

後ろからだなんて、ありえねーっ。

つか、なんで前からでなく後ろから?

医者『この患者は松嶋菜々子なのダ。キューティクルちょっと痛んで酸っぱい臭いもするけど、昨夜風呂に入り忘れた寝起きの松嶋菜々子なのダ、そーなのダ

患者『アタシの乳を揉んでるこの手は坂口憲二の手なのよ、そうなのよ…手の甲のシミはお迎え斑(老人斑)ぢゃなくて、ただの汚れだわ、そうに違いないの…あぁぁぁ』

患者も自分の都合のいい相手を妄想すれば、利害一致。

他にもいますかね、乳がん検診で後ろからムンギュを経験した人って。

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