■ 8月の戯言 ■
8月5日
左手の中指の先っちょを包丁でサクっと切っちゃったのですよ。
僅か数ミリではあるものの、爪と皮膚をスパっと持ってかれちまって、痛いのなんの。 ちょっとでも何かに触れるとズキン。 全身に激痛が走ります(サイト更新すんのもお陰で時間かかるっす)。
なるべく中指の先っちょが物や水に触れぬよう、顔を洗ったり家事をしたりと気をつけてはいるのです…が、困るのが用足しのときなのです。 右手だけでパンツを下ろしたり引き上げたりするのには慣れましたが、ケツを拭くときがどーもモゴモゴ。
アテクシ、普段は左手を使って拭いているのです。
左利きでもないし、インド人でもないんですけどね。
カラカラとトイレットペーパーを巻き取って、中指以外で重ねた紙を持ち、そーっと尻にあてがいます。んが、怪我した指先が尻タブや洋服にまったく触れることなくケツを拭くって、とっても難しいのね。今まで意識したことなかったけど…もぅ神業。
そんなわけで、指の痛みが消えるまでは代打に登場してもらうことにしたのです。
左手くんの双子でもある右手くん。
似てるからいいぢゃんってことで引っ張り出されました。
バッター、右手くん。
茶色い玉(とゆーより、形状はこっちがバットか)が肛門くんから放り投げられた後、右手くんが手にした紙を肛門くん目掛けて振り回します。
「玉を打っちゃだめよ。そんなことしたら、チミがうんこまみれになるからね。投げられた球がキャッチャーミット(便器穴)に入ったのを確認してから、肛門くんを攻撃するのだよ。この野球はフツーの野球とはソコがルール違うアルネ」
脳味噌監督から、事前に説明は受けてる右手くん。
が、右手くんは、草野球すらやったことがありません。
野球のヤの字も知りません。
うんこのウの字も知りません。
そんな彼の初仕事。
「肛門くんって、だれー?」
「どこー?」
ええと一人妄想遊びしちゃいましたが、要するにですね…。
普段使わない右手でケツ拭こうとしたら、肛門の位置がどこにあんのかも分からず、うまく尻が拭えないぢゃないか、つか紙で拭いたつもりが手のひらにうんこついたやないかい、というお話です。
でも何事も訓練。
この期間に、妻、両刀遣いになる、なれるっ!
8月25日
小学生の男の子が二人、庭仕事をしていた妻に声をかけてきました。
「バッタ、見なかったー?」
二人とも虫取り網を手にしています。
さぁ、見たかもしれないし、見なかったかもしれないし…気にしてないからわかんないけど、その辺の草むら探せばいるんでないの?
それより、採った虫はなんに入れるの?
虫篭持ってないけど…。
そう問いかけると、一人がポケットからワシャワシャと取り出しました。
「コレに入れるんダ!」て…。
それ、スゥパのビニール袋ぢゃん。穴開いてないぢゃん。息できないぢゃん。死ぬで。
いや、それよりも…。
キミが自慢げに手にしている、その虫取り網…らしきもの。
虫取り網ぢゃなくて、魚釣り用のタモちゃうのん? 網目もっすごデカいし…。