■ 10月の戯言 ■
10月5日
以前にもZaregotoで何度か書きましたが…お散歩友達のIさん。
相変わらず義母さんとの仲がよろしくありません。
とゆーか、義母さんが緑内障を患い目が殆ど見えない状態になって、益々悪化しているようです。
「シップをね、50枚くらい買ってきてくれって言われたから、7枚入りのシップを6箱買っていったの。
そしたら、『なんでこんなに買うの?』なんて言うのよ。
『一度にこんなに貼る人なんていないでしょ。アンタ、馬鹿ぢゃないの?』だって。
お義母さんが50枚買ってきてくれって言ったから、その通りに買ってきたのに、どうして馬鹿呼ばわりされなきゃいけないんですか? 多いなーと思っても、まず買ってきてくれてありがとうって言うのが普通でしょ。どうして先にお礼の言葉を言えないんですか? ってそう言ってやったの。
やんわりよ。
そしたらね、『あ、そうそう、そういえばこないだの〜』って話を変えるんだよ。
最近はいつもこう。自分の都合が悪くなったら、話を変えちゃうってゆー技覚えちゃってさ。
んもぅ、シップの話なんてなかったことにするんだから…ムカつくでしょー!」
うんうん。
妻がIさんだったら…多分、買ってきたシップを義母さんの鼻と口に貼り付けちゃってるね。
「こないだなんてね、病院に連れてった帰りに家に寄ったんだけどね。台所の隅っこにお味噌が出たままになってたの。蓋もしっかりしまってないし、ゴロンって転がった状態よ。
見えなくて、そうなっちゃってるのかなーって思ったから、お義母さんに『冷蔵庫の中に入れときましょうか?』って言ったのね。
そしたら何て言ったと思う?
『絶対、入れない!』
絶対て。ものすごーくゼッタイに力入れて言うのよ。なんぢゃソリャでしょ」
うっはー、可愛げますますなくなってるね…。他人事として聞くには、おもろいけど。
喋りだすと出てくる出てくる、義母さんネタ。
お彼岸の日には、旦那様のまさちゃんに用事があったため、Iさんと義母さんの二人だけで、亡き義父さんのお墓参りに行ったそうです。
お義父さんのお墓の前で手を合わせる義母さん。
「近いうちに、そっちに行きますから、待っててね…」
なーんて、しおらしいことを言う義母さん。
「いや、毎回そういうの。お墓のまえではね。
で、その後ろでアタシは両手を合わせて『お願いですから、早く迎えに来てくださいー』ってお願いしてたんだけど、今回はうっかり声に出して言っちゃったんだよ…」
ぎゃぎゃ!
嫁の本音、遂に義母の耳に入ったり!
義母さんは、Iさんの言葉を冗談だと思ったらしくそのときは笑ってたそうなのですが…。
言っちゃった、喋っちゃった!てことをものすごーく気にしていたIさんに、生前のお義父さんとお義母さんの仲を聞いてみました。
「ものすごく仲が悪かったみたい…」とポツリ。
そりゃ、お墓の中の義父さんだって「うわー!まだ来るな!来なくていいっ!可愛い嫁の頼みとばいえ、きいてはやれんぞ」って返事してたと思うよ…。
Iさんと義母さんの戦いは、まだまだ続きそうであります。
10月7日
ここ数日間、妻を悩ませていること。
それは我が家の愚犬…のサラのほうであります。
夕方の散歩にて、ムクっと背中を丸めてうんちんぐポーズ。
いつものように数枚重ねた落し紙をサラの尻の下に差し込んで、「さぁ来い!」と落下を待ちます。
が。
落ちてきたのは、固形物ぢゃなくて、液体でございました。
ジョバーッ。
いつの間にうんちんぐポーズからしっこポーズにっ!
一瞬のうちに溶けていく手の上の落し紙。
うわわわ、どうしよう。
サラの股の間にしっこ塗れの右手を差し込んだまま、空いてる左手でバックから新たな紙の束を取り出そう右往左往する妻。すると、右手に小さな衝撃が。
ポロン、ポロンポロン。
立て続けに今度はうんこ爆弾3発が、右手に投下されました。
ギャオーッス!
用を足した後、焦りまくる妻を見上げる、してやったり顔のサラ。
何かの仕返し?
なーしーてーっ!?
…てなことが、2日続けてあったのです。
夫に話すと「もぅサラもトシですからねぇ…。自分でもうんこがしたいのか、しっこがしたいのか、判断がつかなくなってるんぢゃないの?」ですと。
あぁ、フランソワーズ漏れション。
シニア犬と暮らしていると、こーゆーことって頻繁になっちゃうの?
10月16日
約5時間半、山の中を歩き回って帰宅後、着替えもせずに愚犬らの散歩に出かけました。
ヘロヘロなんだから、さっさとうんこ出せ!
ほんでもって、とっとと帰るぞ!
ビール飲みたいんだモン。
なんて思ってたけど、こーゆーときに限って、こいつらは出し渋ってくれるのです。置いていかれた恨みか。
結局いつものコースを1時間半。
「やっと出してくれんだね…」
しゃがんでBJの糞をダイレクトキャッチしようとしたら、招かれざる客がどこからともなく沢山やってきました。
小バエちゃんたちです。
4,5,6,7…一体何匹いんだよ!
しかも、こいつらときたら、BJの糞ではなく、妻の周りを執拗にプィーンプィーンと飛び回っておるのですよ。
空いている手で払っても、小馬鹿にしたように巧くそれをかわし、また目の前でホバリング。うざい。
チミらの好物はアテクシぢゃなくて、こっちだろ、うんこだろっ!
間違ってるよ。
それともアレですか…妻の体臭はうんこの香り以上だとでもいうんですか?
10月22日
来週の月曜日は健康診断なのです。
その際、提出するための食事習慣調査票やら問診表に、いろいろと記入しておかねばなりません。
これがかなり面倒でして。
ナニをどのくらいの頻度で食べますか、1度の量はどのくらいですかて…。
50グラムですか100グラムですかとか聞かれても、知るかいなー!なのですよ。いちいち量ってなんかないしさ。
重さって、10キロ、14キロは分かるけど(犬体重)、グラムなんて気にしたことさえありませんから。
「管理栄養士からのアドバイスを添えた食生活診断表をお渡しします」とか言っとりますが、解答用紙はコンピュータで読み取り、どーせ管理栄養士だって決まりきったことしか返してこないんでしょ?
なんて思って、結局テキトーに記入しておきました。
が…困ったのは乳房検査と子宮がん検診の問診表の記入欄です。
このどちらにも、月経についての項目があるのですよね。
「最近の月経はいつからいつまでですか」
「初経は何歳からですか」
先月の月経の日付も思い出せないのに、初経が何歳からて…。
そんな昔のこと、わっかんねーよーっ!
なんだか、毎年違う年齢を記入しているような気になります。
「子宮頸がん検診を受けるのは、初めてですか、でなければ今回で何回目? 以前受けたのは何年の何月ごろ?」
「子宮体がん検診を受けたことがありますか? あれば何年の何月ごろ受けましたか?」
妻、受けたことあんのか?
どうなんだ?
自分のことがさっぱりわかりません。
つかさー、毎年アナタんトコで健康診断受けてんだから、そっちでちぃとは調べてくれてもええんでないの?とも思ったり。
受けてません!受けたことありません!なんて書いて、過去のデータ引っ張ってこられて「嘘ついちゃいけまへんよ。ちゃーんとやっとりますやん」とか言われるのも情けないし…。
あぁぁぁ、一体どう書けばいいのかしら…。
「最後に、気になっていること、質問したいことがあればどうぞ」
自分のことなのに、つい最近のことですら思い出せません。ボケが始まったんでしょうか。
そう記入しとくべきかしら。
10月23日
検便しなきゃなのに、ちっとも出ませんの…ブツが。
うんこが便器の水にチャッポンしないよう、下に敷くためのでっかい紙(トレールペーパーですと。プッ)が添付されとりました。
おぉ、今回はやってくるかも!と紙を敷いたはいいけれど…やっぱりダメ。
結局トレールペーパー、ウンコトレーズ、ミズニナガースことに。
「出ない出ない…どうしよう。月曜日までに2回も出さなきゃなのにー」
気にすると益々出し惜しみしてくれる、超ドケチな体質。
そんな妻に夫が言いました。
「だったら、BJの持ってけば?」と。
真顔で。
一瞬、名案!と思った妻。
今日のBJのうんこには、長〜いイネ科の草が。
やっぱ無理です。
10月28日
月曜日、健康診断を受けてまいりました。
すきっ腹状態で飲まされた発泡剤とバリウム。去年は、検査員が言った「発泡剤を飲んだらゲップをしないように」の、発泡のウの字を言い終わらないうちにグェェェーと派手なゲップをかましてしまい、おかわりさせられましたからね。今回は必死に我慢です。妻、学習する女。やればできる女。
でも多分、ものすんごい不細工な面になってたと思います。白目むいて。
「横のバーを握って〜動きますよ〜ハイ、ぢゃぁ右にグルリと一回転してくださーい」
頭のほうが下がった状態だから、血が上ってきます。
つれーよ。
「んぢゃ、右向いてー、あ、それ向きすぎー、あぁぁ、戻しすぎー、違ーう」
「今度はうつ伏せでー。はい、お尻は上げなーい」
ちぇっ。
注意されてばっか。
「もう一度右に一回転して〜」て…、何度回すつもりでしょう。これで5度目ですよ。
そう思って、ガラスの向こうの検査員をチラリと見たら、後ろの男性とお喋りしとりました。
単に妻を回したかっただけかよ。
うはー、関係ないのにグルグル回っとるで。見てみ。ほら、ナンならアンタも言うてみたら? 回って〜回って〜て。言う通りにナンボでも回るで…アフォやろコイツ。とか話しとんとちゃうかーっ!
そんなことを勝手に想像して、ちとイラついとりました。
イラついたせいなのか、最後に機械で腹を押されたとき、「ゲップ、出そうだったら今出してくださいねー」と言われたけど、一つも出てきません。
胃部検査の後、腹部超音波検査室へと促され、上半身裸になってベットに横になった妻。
おねーさんが、生暖かいジェルを腹の周りに垂らして、超音波発振器をグリグリと押し当ててきます。
同じ場所を何度も。
そしてこう言いました。
「うーん、見えないなぁ」
あらやだ、贅肉が分厚すぎるっちゅーことなのかしらと苦笑いの妻。
が…。
「ガスが溜まりすぎちゃって」ですと。
妻の身体は屁まみれだった模様。
今回はマンモグラフィーもやりました。おっぱいを万力で挟んで締め上げる、ちょっとしたSMプレイです。
おねーさんが妻の真後ろに立ち、脇の下から両手を入れてきて、貧弱なおっぱいを掴んで〜伸ばして〜挟んで〜。もぅね、そのおねーさんの立ち位置があまりにも近すぎて、とゆーかモロ密着してて、首筋に鼻息かかるんですよ。ムハームハーと。「よーし、挟んだ。万力動かすぞ。痛いか? 痛いだろ、ウハハ、このブタゴリラがっ!」
「あぁぁー、許してください女王様〜」なんつって。
妻が男なら絶対勘違いする。
で、思いました。
この検査する仕事、絶対キモくて大変だなと。
胃部検査で動き回って、脇汗ジットリなんですよ。そんな患者の脇の下に手ぇ突っ込んで、脇下の肉も乳の一部とか言いながら(言うてないけど)他人の乳房を引っ張ったりせにゃいかんのですよ。片っ方のおっぱい挟んだ状態で撮影してたら、もう片方の自由なおっぱいの先っちょが写りこむからとかいって、他人の乳首を摘み上げたり押さえたりせにゃいかんのですよ。
中には異様に乳首のでかい人だっているだろうに(昔付き合ってた男に振られたときの、その理由が「乳首の長さが3センチないから」とゆーのでした。いるのかよ、そんな女!)。
ムダ毛の処理してない人だっているだろうに。
ジットリーン。
ネチョリーン。
でもってジョリリーン。
きゃー、いやーん!
女王様って大変〜。
なんてコト考えてたら、手足が痺れてきて意識が薄れ、ぶっ倒れてしまいました。
空腹と貧血で。
いろんな検査の結果が出るのは、もぅしばらく先ではありますが、いやぁやっぱ健康診断って疲れますね。
あ、ちょっと嬉しいこともありました。
去年にし比べて、身長が2センチ伸びとったのです。
ただ今、妻…遅い成長期に突入です。