■ 8月の戯言 ■

 

8月9日

山登りの後、某日帰り温泉施設に寄りました。

この施設は、故竹下首相がばら撒いた「ふるさと創生資金」で作られた温泉で、地元のお年寄たちの憩いの場になっているトコロ。とゆーか、1日券を購入して風呂場と休憩所を何往復もしながら丸一日を過ごす、もはや老人ホームのような存在。

故にお客は殆どが顔見知り同士のじーさまばーさまたちばかりなのです。

洗い場で椅子に腰掛けて洗髪していると、突然右側から妻の顔めがけて強めのシャワーが当たりました。

ジョバーッ。

しかも、ひゃっこいやないかぃ。

ち、ち、ちべたっ!

びっくりしたけど、シャンプーの泡が目の中に入りそうだったんで、目が開けられません。

『きっと隣に来た人がシャワーノズルの向きを確認せずに、蛇口を捻ったんだろうな』

そう思って洗髪を続けていると、またしてもジョババー。

下を向いてる妻の横顔に、またしても冷水が。

グエッ、鼻に入ったっ!

1度ならまだしも、2度とは。

なんつって、顔を洗ってその主のほうに目を向けた瞬間、3度目の洗礼。

ぎゃっ!

そして3度目の正直で見たものは…おぞましい光景でした。

妻のほうにケツを向け、両足を広げて前屈みになってるばーさま。

…が、冷水シャワー股間に当てながらガシガシ洗っておったのです。

妻の顔に浴びせられてた冷水は、そのばーさまの股座から発射されてたもの。

「ちょっ!ちょっとーっ!」

注意しようとして口を開いたら、その口の中にまで冷水シャワー、入ってくるしーっ。オエーップ。

こ、これは新参者に対する、お決まりの儀式なんですかーっ?!

 

 

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